
彼方には
何も持って行くことはできない
有形、無形に関係なく
生まれて来た時の様に
全てを手放して帰るのだ
それは、感情もまた然り
肉体という着物が施す
全ての事を受け入れて
今を過ごす。
感情は、有るまま彼方へと
思うかも知れないが
感情もまた
肉体が施してくれる
最上の行為だ
彼方へと移れば
それは感情ではなく
記憶となる
なぜなら、生では無いのだから
この世に未練を残す記憶が
感情の様に思われて一人歩きする
生を受けている
今しか生まれないものを
感じる事こそ
感情
今日も沢山の感情が生まれて消えていく
今の感情を大切に一花を咲かせよう。