映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

チラシ噺その15 レオン

2011年01月29日 | 映画
そろそろ洋画に戻ります

今回は『レオン』『レオン完全版』一緒にやりますね。


  


  


最近は残念な作品続きのリュック・ベッソンですが、この作品があるおかげでリュック・ベッソンは偉大だという評価が保たれているのではないかと思います(笑)

もともとは、『フィフス・エレメント』撮影の資金を作るために製作されたという話を聞きました。
その理由が意外に思えるほどの完成度です

主演のジャン・レノは本当に多数の映画に出ていますが、もし将来彼が亡くなることがあったら、必ず『レオン』のジャン・レノと書かれるであろう、彼の代表作になっています。


『レオン(オリジナル)』(以下オリジナルで表記)が公開された数年後に、『レオン完全版』が公開されています。
これは、『(オリジナル)』で上映時間の尺を調整するためにカットされた場面を取り入れた、監督自身の編集版です。

『(オリジナル)』と話の展開は同じなのだけど、『完全版』では物語に深みが出ている気がしました。

レオンとマチルダの関係が、『(オリジナル)』と『完全版』では印象が違っています。

レオンがマチルダに買ってきた服、『(オリジナル)』では買ってきたというエピソードで終わっていますが、『完全版』ではマチルダがそれを着て、二人で食事に出かけるというエピソードが加えられています

ラスト近く、レオンがベッドの上で眠っているシーン。
なんてこともないシーンなのだけど、『完全版』では、レオンは眠る時は椅子に座って目を開けて眠るというカットが入っていたため、このシーンも感慨深いものになっています。


そして、なんといっても“リングマジック”

『(オリジナル)』にはないくだりですが、これはラストに通じる重要な伏線になっているため、カットされたことが本当に残念なところです


そういえば、『(オリジナル)』のポスターやチラシにもなっている爆発シーン。
このシーンも『完全版』にしか出てこないシーンなのですね。ポスターにもなる映像をなぜカットするのか!?


決して、『レオン(オリジナル)』が劣った映画というわけではありません。けれど『完全版』を観ていない人には、ぜひ一度観てほしいものだと思います。
たぶん、以前とはまた違った感銘を受けるはず



ところで、マチルダ役のナタリー・ポートマン、この時12,3歳だったのに、今はなんと三十路間近……

時の経つのは速いものですね~
今年は、アカデミー主演女優賞の最有力候補にもなっているので、個人的にはぜひ受賞してほしいものだと思っています

コメント
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