映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

ザ・ファイター

2011年05月23日 | 映画
<ストーリー> 映画.comより抜粋

「スリー・キングス」のデビッド・O・ラッセル監督が、マーク・ウォールバーグとクリスチャン・ベールを
主演に迎え、名ボクサー、ミッキー・ウォードと彼の異父兄ディッキー・エクランドの絆を描いた実録ドラマ。
1980年代のマサチューセッツ州ローウェル。
米ボクシング界のスター、シュガー・レイ・レナードと拳を交わしたことのあるディッキー(ベール)は
街の英雄だったが、戦いに敗れたことから麻薬に手を染め、投獄される。
そんな兄の陰でミッキー(ウォールバーグ)は早くからアマチュアボクサーとして実績を積み、頭角を現すが……。





クリスチャン・ベールが助演男優賞を獲ったということで気になり、観てきました

ボクシングそのものより、兄弟の絆と家族の再生をテーマにしています。

最初は母の強欲さと、麻薬に溺れ堕落した兄にうんざりした気分になり、この家族といては前に進めない、ボクサーとしてもせっかくの才能を活かしきれない!と、まさにミッキーの彼女であるシャーリーンと同じ気持ちになってしまいました。

ミッキーもその間で気持ちが揺れ動き、家族と離れてチャンスを掴むか、このまま家族とやっていくか悩みますが…。

数々の家族間の問題を抱えながらも自分の進むべき道を探すミッキー、ボクサーとしてのミッキーを支えようとする兄ディッキー、チャンスを掴めるよう願うシャーリーンと父、そして自分の手で育てたい母。

誰もが目指すところは同じなのに、衝突が絶えない…けれど、最終的にはそれぞれの力が結ばれないとここまではこられなかったということがラストでわかった気がしました。

観終わった時は、爽快な気分とどこか癒されるような、そんな余韻が残りました。良かったです。







地味なドラマですが、それぞれの役者の力を見せつけられたよう。

この作品を観ればメリッサ・レオのオスカー受賞も十分納得だし、マーク・ウォルバーグも良かったです。

だけど、やっぱり何といっても肉体改造したうえに強烈な印象を残すクリスチャン・ベールの役者魂は素晴らしい。

しかし、あまりのやつれ具合に“本当に大丈夫か~?”と心配になってしまいます。

こう思わせるほどだから、やっぱりすごいですよね。








監督:デビッド・O・ラッセル
製作:ドロシー・オーフィエロ、デビッド・ホバーマン、ライアン・カバナ
     トッド・リーバーマン、マーク・ウォールバーグ
製作総指揮:タッカー・トゥーリー、ダーレン・アロノフスキー、レスリー・バレルマン
        キース・ドーリントン、エリック・ジョンソン
原案・脚本:ポール・タマシー、エリック・ジョンソン、キース・ドーリントン
脚本:スコット・シルバー
撮影:ホイテ・バン・ホイテマ
音楽:マイケル・ブルック
原題:The Fighter
製作国:2011年アメリカ映画
配給:ギャガ
上映時間:115分


<キャスト>

マーク・ウォールバーグ
クリスチャン・ベール
エイミー・アダムス
メリッサ・レオ

コメント
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