思惟石

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『猫を抱いて象と泳ぐ』は超名作!

2020-06-26 15:44:39 | 日記
ちょうど一年前くらいに、
小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』を読んだんですよ。

超名作!
すごくいい!!!

チェスが大好きで、ちょっと不思議な少年「リトル・アリョーヒン」
の生きた軌跡の物語。

「大きくなること、それは悲劇である」という想いから
身体の成長を止めたまま壮年期までを生きます。
なにそれ不思議。
と思うかもしれませんが、小川洋子なので大丈夫です。
不思議だけど素敵ですから、美味しくいただけます。

ちなみにアリョーヒンは「盤上の詩人」と呼ばれた
実在のチェスプレイヤーです。
からくりチェス人形も実在したものらしいですね。

タイトルがちょっと詩的でわかりにくいなと思ったけれど、
小説を読むと激しく納得。
ただのポエムタイトルなわけなかった。すみません。

でも世界観はホント不思議で素敵。
海に潜って美しい棋譜を奏でる。
小川ワールド、すごいぞ!!


あ、
なんで一年前の本の感想を書いたかというと、
『天盆』という架空の盤ゲーム(限りなく将棋っぽい)を
モチーフにした小説を読んだからです。
感想としては、
「『猫を抱いて象と泳ぐ』は超名作だな!」です。
『天地明察』も名作だよね!
コメント
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