(写真はクリックで拡大します)
「モニュメント・バレー・ナバホ族公園」
Cameronから2時間ほど走ると車窓にお馴染みの西部劇の景色が広がる。モニュメントバレーは国立公園ではなく、正式名称は「モニュメント・バレー・ナバホ族公園」。
アリゾナ州北部からユタ州南部にかけての約1万2千haが1958年国定記念公園に制定され、そのうちナバホ居留地は約640haで年間を通じて約300人のナバホが住んでいる。
代表的な景観 多国語解説書 ナバホ族の昔の丸屋根住居
第一次世界大戦の終わりに、丸屋根住居のナバホ族の生活域にハリー・グールディング夫妻がやってきて交流が始まり、交易所の設立等を通じて信頼関係が構築され、夫妻は病院の設立や飲料水の確保等にも取り組んだようだ。
大恐慌の折、ナバホの経済も大いに悪化し、夫妻が採った行動がモニュメントバレーへの西部劇のロケ誘致だった。これが実現し、ナバホの経済的危機も救われ、夫妻の名も世界的に知れ渡るようになった。かくて、1938年モニュメントバレー初の西部劇映画「駅馬車」が制作された。
Mr. Goulding John Ford 駅馬車の一場面(John Wayne)
そのグールディング夫妻のロッジ(Mr&Mrs Goulding’s Lodge)から、モニュメントバレー・ドライブが始まる。勿論、最初の家や交易所を復元した出発点である。
ロッキー山脈から浸食によって流出した沈殿物が低地帯に蓄積し、それが砂岩や石灰岩の間に流れ込んでセメント状態になり、その後その低地帯が約300mの高さに隆起し岩の台地となった。その後5千年もの間の様々な浸食・風化で今日のモニュメントバレーが形成されたとか。
(2)出発点グールディング夫妻のロッジ 今日のバレードライブ走路 赤土砂塵の中マスクをしているのは日本人
ここでのキイワードは、メサ(テーブル上の台地)とビュート(岩峰)。様々な自然の造形が、生物や偶像の形を連想させる。年間降雨量200mmの乾燥赤土大地から巻き上がる砂埃の中をトラックの荷台に揺られながら通り過ぎるメサとビュートを観察する。(写真解説番号は地図上の番号と符合する)
(15)ビジターセンター辺りの景観 (18)Sentinal Mesa (19)Left Mitten
一番の見どころは、ジョン・フォード監督がこよなく愛したというフォード・ポイント。岩盤の上に馬に跨る西部の男が絵になるシーンということで、客待ちしている。モニュメントバレーの代表格の写真である。様々な西部劇やバック・トー・ザ・フューチャー等々の映画撮影舞台になったモニュメントバレー、最後にフォレストガンプポイントで記念撮影して、今宵の宿舎ヒルトン系の「ハンプトン・イン・カイエンタ」に。
(25)J.Fordがこよなく愛したという景色 絵になる写真(馬の客待ち、確か$10) (21)Elephant Butte
(7)Merrick Butte (24)Three Sisters (22)North Window
(27)Thunderbird Mesa方面 (2)Goulding's Lodgeへの帰路
フォレストガンプ・ポイント(車が高速で通るので危険) トム・ハンクス主演「フォレストガンプ」
今宵の夕食はシーフード!と添乗のC嬢の説明に一瞬喜んだが、こんな砂漠の中でシーフード?、出てきたのはサーモンでした。明日は観光最終日。ラスベガスでの宿泊も、翌4時のホテル出発とあって、皆さん荷造りに忙しいのか、食事の後は早めに部屋へ。
Hampton Inn(左は代替バス) 生野菜が不足気味で有難い メインの魚料理
ヒルトン系のホテルロビー ロビーの壁を飾るナバホの画 ホテルの名刺
モニュメントバレー、今日の人は、Mr&Mrs Gouldingと、John Ford & John Wayneで決まり!
明日は、ホースシューベンドとアンテロープキャニオン、そしてラスベガス。
どんな撮影ポイントが待っているのか、楽しみだ!
異文化体験50 アメリカ大自然紀行の旅
その6.モニュメントバレーのドライブ(John Ford & John Wayne)
2018.06.30
「モニュメント・バレー・ナバホ族公園」
Cameronから2時間ほど走ると車窓にお馴染みの西部劇の景色が広がる。モニュメントバレーは国立公園ではなく、正式名称は「モニュメント・バレー・ナバホ族公園」。
アリゾナ州北部からユタ州南部にかけての約1万2千haが1958年国定記念公園に制定され、そのうちナバホ居留地は約640haで年間を通じて約300人のナバホが住んでいる。
代表的な景観 多国語解説書 ナバホ族の昔の丸屋根住居
第一次世界大戦の終わりに、丸屋根住居のナバホ族の生活域にハリー・グールディング夫妻がやってきて交流が始まり、交易所の設立等を通じて信頼関係が構築され、夫妻は病院の設立や飲料水の確保等にも取り組んだようだ。
大恐慌の折、ナバホの経済も大いに悪化し、夫妻が採った行動がモニュメントバレーへの西部劇のロケ誘致だった。これが実現し、ナバホの経済的危機も救われ、夫妻の名も世界的に知れ渡るようになった。かくて、1938年モニュメントバレー初の西部劇映画「駅馬車」が制作された。
Mr. Goulding John Ford 駅馬車の一場面(John Wayne)
そのグールディング夫妻のロッジ(Mr&Mrs Goulding’s Lodge)から、モニュメントバレー・ドライブが始まる。勿論、最初の家や交易所を復元した出発点である。
ロッキー山脈から浸食によって流出した沈殿物が低地帯に蓄積し、それが砂岩や石灰岩の間に流れ込んでセメント状態になり、その後その低地帯が約300mの高さに隆起し岩の台地となった。その後5千年もの間の様々な浸食・風化で今日のモニュメントバレーが形成されたとか。
(2)出発点グールディング夫妻のロッジ 今日のバレードライブ走路 赤土砂塵の中マスクをしているのは日本人
ここでのキイワードは、メサ(テーブル上の台地)とビュート(岩峰)。様々な自然の造形が、生物や偶像の形を連想させる。年間降雨量200mmの乾燥赤土大地から巻き上がる砂埃の中をトラックの荷台に揺られながら通り過ぎるメサとビュートを観察する。(写真解説番号は地図上の番号と符合する)
(15)ビジターセンター辺りの景観 (18)Sentinal Mesa (19)Left Mitten
一番の見どころは、ジョン・フォード監督がこよなく愛したというフォード・ポイント。岩盤の上に馬に跨る西部の男が絵になるシーンということで、客待ちしている。モニュメントバレーの代表格の写真である。様々な西部劇やバック・トー・ザ・フューチャー等々の映画撮影舞台になったモニュメントバレー、最後にフォレストガンプポイントで記念撮影して、今宵の宿舎ヒルトン系の「ハンプトン・イン・カイエンタ」に。
(25)J.Fordがこよなく愛したという景色 絵になる写真(馬の客待ち、確か$10) (21)Elephant Butte
(7)Merrick Butte (24)Three Sisters (22)North Window
(27)Thunderbird Mesa方面 (2)Goulding's Lodgeへの帰路
フォレストガンプ・ポイント(車が高速で通るので危険) トム・ハンクス主演「フォレストガンプ」
今宵の夕食はシーフード!と添乗のC嬢の説明に一瞬喜んだが、こんな砂漠の中でシーフード?、出てきたのはサーモンでした。明日は観光最終日。ラスベガスでの宿泊も、翌4時のホテル出発とあって、皆さん荷造りに忙しいのか、食事の後は早めに部屋へ。
Hampton Inn(左は代替バス) 生野菜が不足気味で有難い メインの魚料理
ヒルトン系のホテルロビー ロビーの壁を飾るナバホの画 ホテルの名刺
モニュメントバレー、今日の人は、Mr&Mrs Gouldingと、John Ford & John Wayneで決まり!
明日は、ホースシューベンドとアンテロープキャニオン、そしてラスベガス。
どんな撮影ポイントが待っているのか、楽しみだ!
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