睡眠と覚醒とは全く逆の状態である。睡眠や眠気と覚醒に関して関連している神経ペプタイドがある。
オレキシンである。
その働きを箇条書に示す。
オレキシンについて (空腹にするとオレキシンが増加)
オレキシンが減ると眠くなり、オレキシンが増加すると覚醒する。
(睡眠・覚醒パターンの維持制御に働いていているペプチドである。)、
血糖値が下がる(空腹)とオレキシンが増加し、血糖値が上がる(食物を食べる)とオレキシンは減少する。
レプチンが増えると、オレキシン神経が抑えられる。
オレキシンが増加(空腹に)すると、体は下記のような状態になり、減少すると逆の作用が起きる。
覚醒状態になり(覚醒維持)、少なくなると睡眠状態になる。
交感神経の活性化
食欲を増す。(摂食)
行動が活発になる。
咽が渇く(水を多く飲む)
不安の低減(抗不安)
やる気の増加(動機づけ)
満腹になるとなぜ眠くなるのか。
レプチンは、満腹になると出るホルモンである。
オレキシン神経は、レプチンや血糖値の増加により抑制される。
満腹になるとレプチンも血糖値も上昇する。
そうすると逆にオレキシン神経は抑制されるのでオレキシンが減少するのと同じように働き、眠くなる。(睡眠状態に近づく)
したがって、重要な仕事や、勉強や運転をする場合腹八分目以下が良い、満腹にすると眠気が生じる。
眠気防止や覚醒状態を保つには、食事を一度に食べず、小分けにして時間を分けて食べるのも一つの方法かもしれない。
逆に空腹では、オレキシンが増加し、寝付けなくなる。
以下参考
オレキシンは1998年に発見されたペプチドである。
「肥満の科学」Ⅱ肥満のメカニズム 視床下部オレキシン神経の機能(http://jams.med.or.jp/symposium/full/124053.pdf)
オレキシンの生理機能の解明(http://web.kanazawa-u.ac.jp/~med05/orexin.pdf)
寝ないと太る(神山潤オフィシャルWEBサイト<http://www.j-kohyama.jp/report_focus.cfm?report_ID=166>より抜粋)
眠りを減らすと、レプチンが減り、グレリンが増え、オレキシンが増え、「起きて食べる」ことになります。ここで食べ、オレキシンが減り、眠りに誘われ、眠ればよいのですが、ここでオレキシンが減って起きていろ、という命令は出なくなり、眠りやすい状態になったにもかかわらず、眠りを疎かにすると、さらに睡眠不足となりレプチンが減り、グレリンが増す、といういわば「肥満の連鎖」に陥ることになってしまうのです。
レプチン(ウイキペディア)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%97%E3%83%81%E3%83%B3
肥満とレプチン抵抗性との関係は、分かっているようですが、レプチン抵抗性の原因については、世界中で研究中のようです。
以前に抜粋し掲載していた「メタボリックシンドロームから脱出する方法」のリンクはなくなっていましたので、論拠が正確かどうか不明のため消去しました。(20131031)
リバウンドに関しては、日本テレビの「リバウンドの恐怖と正しいダイエット」( http://homepage2.nifty.com/takaharu_hirai/diet/dietlink/rbd_main.html )という詳しい解説が見つかりましたのでリンクしておきます。
この内容は2000年の放送なので、今はもっと新しい知見があるかもしれません。
その他、肥満症やレプチン抵抗性の2009年時点での正しい知識については「肥満研究」Vol.15 No3 2009
「肥満Q&A」を参照ください。(http://www.jasso.or.jp/data/qa/sa15_298.pdf)
麻薬・覚せい剤とダイエットhttp://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesd3003.htm
睡眠、不眠、眠気防止、睡眠とダイエットについて。(追)(総合リンク)
(http://blog.goo.ne.jp/sksoo/e/358478b0091231de4fb806db5ed84637)今まで、このブログに掲載した、<睡眠、不眠、眠気防止、睡眠とダイエット>関連記事へのリンクです。詳細な関連情報も得られると思います。
「ブログ散歩者goo」トップページへ(http://blog.goo.ne.jp/sksoo)
健康情報その他過去のブログは、新情報があると追加訂正し更新していることがありますので、過去の情報をご覧になる場合は、念のため目的のブログを表示後、ツールバーの「表示」をクリックし「最新情報に更新」にしてください。
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参考ブログ集 散歩者gooより
オレキシンである。
その働きを箇条書に示す。
オレキシンについて (空腹にするとオレキシンが増加)
オレキシンが減ると眠くなり、オレキシンが増加すると覚醒する。
(睡眠・覚醒パターンの維持制御に働いていているペプチドである。)、
血糖値が下がる(空腹)とオレキシンが増加し、血糖値が上がる(食物を食べる)とオレキシンは減少する。
レプチンが増えると、オレキシン神経が抑えられる。
オレキシンが増加(空腹に)すると、体は下記のような状態になり、減少すると逆の作用が起きる。
覚醒状態になり(覚醒維持)、少なくなると睡眠状態になる。
交感神経の活性化
食欲を増す。(摂食)
行動が活発になる。
咽が渇く(水を多く飲む)
不安の低減(抗不安)
やる気の増加(動機づけ)
満腹になるとなぜ眠くなるのか。
レプチンは、満腹になると出るホルモンである。
オレキシン神経は、レプチンや血糖値の増加により抑制される。
満腹になるとレプチンも血糖値も上昇する。
そうすると逆にオレキシン神経は抑制されるのでオレキシンが減少するのと同じように働き、眠くなる。(睡眠状態に近づく)
したがって、重要な仕事や、勉強や運転をする場合腹八分目以下が良い、満腹にすると眠気が生じる。
眠気防止や覚醒状態を保つには、食事を一度に食べず、小分けにして時間を分けて食べるのも一つの方法かもしれない。
逆に空腹では、オレキシンが増加し、寝付けなくなる。
以下参考
オレキシンは1998年に発見されたペプチドである。
「肥満の科学」Ⅱ肥満のメカニズム 視床下部オレキシン神経の機能(http://jams.med.or.jp/symposium/full/124053.pdf)
オレキシンの生理機能の解明(http://web.kanazawa-u.ac.jp/~med05/orexin.pdf)
寝ないと太る(神山潤オフィシャルWEBサイト<http://www.j-kohyama.jp/report_focus.cfm?report_ID=166>より抜粋)
眠りを減らすと、レプチンが減り、グレリンが増え、オレキシンが増え、「起きて食べる」ことになります。ここで食べ、オレキシンが減り、眠りに誘われ、眠ればよいのですが、ここでオレキシンが減って起きていろ、という命令は出なくなり、眠りやすい状態になったにもかかわらず、眠りを疎かにすると、さらに睡眠不足となりレプチンが減り、グレリンが増す、といういわば「肥満の連鎖」に陥ることになってしまうのです。
レプチン(ウイキペディア)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%97%E3%83%81%E3%83%B3
肥満とレプチン抵抗性との関係は、分かっているようですが、レプチン抵抗性の原因については、世界中で研究中のようです。
以前に抜粋し掲載していた「メタボリックシンドロームから脱出する方法」のリンクはなくなっていましたので、論拠が正確かどうか不明のため消去しました。(20131031)
リバウンドに関しては、日本テレビの「リバウンドの恐怖と正しいダイエット」( http://homepage2.nifty.com/takaharu_hirai/diet/dietlink/rbd_main.html )という詳しい解説が見つかりましたのでリンクしておきます。
この内容は2000年の放送なので、今はもっと新しい知見があるかもしれません。
その他、肥満症やレプチン抵抗性の2009年時点での正しい知識については「肥満研究」Vol.15 No3 2009
「肥満Q&A」を参照ください。(http://www.jasso.or.jp/data/qa/sa15_298.pdf)
麻薬・覚せい剤とダイエットhttp://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesd3003.htm
睡眠、不眠、眠気防止、睡眠とダイエットについて。(追)(総合リンク)
(http://blog.goo.ne.jp/sksoo/e/358478b0091231de4fb806db5ed84637)今まで、このブログに掲載した、<睡眠、不眠、眠気防止、睡眠とダイエット>関連記事へのリンクです。詳細な関連情報も得られると思います。
「ブログ散歩者goo」トップページへ(http://blog.goo.ne.jp/sksoo)
健康情報その他過去のブログは、新情報があると追加訂正し更新していることがありますので、過去の情報をご覧になる場合は、念のため目的のブログを表示後、ツールバーの「表示」をクリックし「最新情報に更新」にしてください。
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参考ブログ集 散歩者gooより