「おい!もう起きたらどうだい」の声に飛び起きる。早起きの爺がまだ外が薄暗いのに何故こんなに早く起こすのよ。トイレに行って台所に入って朝ご飯の支度をする卵焼きと焼き海苔を出しながら、夕べ何を食べたのか思い出せない。
確か買い物に行かないので冷凍したものでも食べようとしていたので冷凍庫を見るとそれがまだある。
「お父さん変なことを聞くが夕べ何を食べたの」
「肉を焼いたろう、うまかったな」・・・・?????
爺「卵焼きとのりか朝食のようだな」
「ボスに朝のごはんをやらなければ」
「夜のごはんだろうに?・・・」ここで暫し考える。
自分の姿を見ると寝間着ではなく朝着たセーターを着ている・・・まだ半信半疑だがもしかして私ボケてしまったのかな頭がもやっとしておかしい?
「お父さん夕べ渋沢栄一の大河ドラマを見たかな」
「今夜だろう。お前先から変だぞ、今日は日曜日でボスの予防接種に行ってきただろ」
どのくらいの時間が経ったのだろうか そうだボケたのではなく勘違いしていたのだ。ボスの病院から帰宅してつかれて夕食前に1時間ぐらい寝ようとベッドに入ったのだ。熟睡して起こされたのが19時・・・何という勘違いなのだ。
ボケたのではなかった寝ぼけていたのかな?すっかり朝だと思い込んでいたのだ。
2月後半いろいろあってやはり少し頭の歯車が調整されていないのこもしれない。
実家の弟を21日に亡くし四人妹弟のたった一人の弟である。女姉妹が三人男一人で私にとっては東京で二人で一時一緒の暮らしていたこともあるので特別可愛い弟だった。辛い悲しいことだがそんな時三女の妹とのいざこざで(理由はある)葬儀にも出られず実家の甥の計らいでそっと夜伺って弟とゆっくり別れを惜しむ事が出来た。穏やかな優しい顔を何回もなでてあげた。
弟の長男(甥)と長女恵美さんの思いやりに心から感謝である。
弟の家の隣に住む三女なので気を遣ってのことである。それに次女の妹79歳が認知症が進んだ様子にでとても辛く悲しい。悲しいことばかりで辛い。
山梨を電車で往復すると以前のように元気では居られない。翌朝の葬儀には戻った家の仏壇で祈るしかなかった。
姉妹関係のいざこざで何日も眠られない日が続いたが、いくら考えても結果が出る問題ではないのでやっと3月に入って子犬のボスも帰ってきたので犬に癒やされている今日この頃です。ボスは私が落ち込んでいる間次男の家に預かってもらったのだ。
次男宅の仮のボスの部屋、廊下を仕切ってトイレトレーも買ってきて置いてある。孫がLINEでおとなしくしているから安心してと送ってくれた。
今日の予防接種にも次男が車で迎えに来てくれた。有難い!
長い悲しい辛い2月の後半だった。
明るく暮らそう!悩んでもどうにもならないことは忘れよう!