ちょうど一週間前のことだった。
次男から電話があり「FBに病院検査のため休業すると書いたが心配しないよう」と連絡があった。
夜中に腹痛がひどくて緊急診療を受けてCT検査をしたが、CRP定量が異常に高いため翌日再検査をするという連絡だった。その時嫁さんとも話している。私の頭の中は息子の病気のことが心配だった。
そして翌日の午後2時頃その出来事があったのだ。
「もしもしオレだけど警察からなにか連絡が入ったかな」
「どうしたの」
「熱が出て病院に行ったが、慌てていて受付のテーブルに仕事の書類を置いてきてしまってすぐ取りに行ったが見つからないので警察に届けてきた。」
「なんで自分の家に連絡しないのよ」
「うちのは買い物で留守だから・・・」
「とにかくカード会社にすぐ連絡して止めなさい」
ここまでは息子だと思っていた。でもいつもの声よりトーンが低かった。偶然というか病院という言葉が一致していたためか私としたことが時間にすると1分くらい気がつかなかったのだ。ここでオヤ?と感じて・・・
「どこの病院に行ったの?」
「会社の近くだよ」 オイオイ貴方は会社じゃないだろう。
「貴方はどこの息子よ。もうアウトだよ」と言うとガシャンと電話は切れた。
それにしても疑い深く用心深いはずの私が感が鈍ったのかいなァ~ 昨日の病院という言葉がキーポイントになってしまい息子の声に気がつかないとは情けない。
すぐ次男に電話して「オレオレ詐欺」にチョット騙されかけた と話すとまだ息子の声は忘れないでよ と言われた。
息子の腹痛の検査は虫垂炎だったそうである。
今日は部屋の模様替えをした。椅子カバーや部屋の額絵などを夏向きに変えてみた。
二十数年前描いた革絵を引っ張り出して夏の向日葵の絵と鬼薊の絵を取り替えてみた。
そして昨日仕上がった失敗作のブラウスと長丈のベストである。ブラウスの襟を失敗して生地が足りないためベストの生地でアンサンブル風に仕上げてみた。