8月もあと2日で終わりになる。遊さんが作ってくれたギャラリー原風景展も8月いっぱいで更新ができなくなるので慌てて探してみた。
この布地は私が1938年10月に生まれて1ヶ月目のお宮参りに来た着物である。最初七五三の3歳の時に着たことしか記憶になかったが、今日押入れの奥から探し出したアルバムを見て初めて気がついた。
カラーではないので今まで気がつかなかっただけでよく見ると柄が同じだった。74年前の布地である。
この腰掛け用の座布団は亡き母が認知症にかかって4、5年目に昔のことを思い出してはこうして着物をほどいて小物作りをして楽しんでいた。15、6年前のことである。
いくつか作ってくれたはずだが見つかったのはこれひとつだけになってしまった。
これがお宮参りの時の写真
↓生後1ヶ月目太りすぎだよ。末は横綱か大関か?
健康そのものでまん丸Baby~♪で笑っちゃうなァ~ 若い頃はこの丸い顔がいやでこの写真はほとんど誰にも見せていないと思う。今はこの写真を見て栄養満点健康そのもので可愛いと思えるよ。。。。でもお相撲さんの思い出の写真ならともかく笑えちゃいます。
笑える写真をもう一枚こんなチャイナスタイルをしているが私は日本人よ。
古いアルバムを出したのでついでに私の人生にとって大切な人との写真も載せてみよう。
私の大好きな父が兵隊に行く前に撮った写真。 戦前の我が家の前で写す
この写真は結婚してまだ子供に恵まれず山梨の祖母が千葉の我が家に遊びに来て潮干狩りに一緒に出かけた。初めての潮干狩りで生涯和服しか着たことのない祖母なので着物姿でアサリとりをした。とても喜んで楽しそうだった(私30歳の時)大好きなおばあちゃんだった。
そして最後に縁のあった人・・・・見合いをして最初のデートは新宿で待ち合わせてなぜか羽田に連れて行かれた。田舎娘だと思って飛行機でも見せようと思ったのかな?新宿でお食事して(ステーキだったと記憶している)夕方帰宅する。
初回デートのあとすぐ仲人(母の従兄弟)にお断りの連絡をする。理由は無口すぎて話が合わない事と真面目すぎて面白味がなく明るさがないので私には合わないとお断りする。
従兄弟の返事「とにかく真面目な男なので緊張しすぎたんだよ。一回会っただけではわからないだろうから、断るにしてもあと1、2回あってからにしなさい」と言われる。
母と従兄弟はなんとかまとめようと手回しをしていたようだ。強引に次回のデートを企てて今度は山梨に彼を迎えて身延山に行くようにデートをすすめられた。これが二回目のデート
↓私の顔の表情暗すぎるよ~~ (当年27歳婚期は既に過ぎていた)
あとで聞いた話だが、初回デートのあと彼も仲人に断りに行ったそうだ。両方が断りに行ったのになぜ結婚が成立したかが七不思議である。
爺の断った理由は「僕の公務員生活には合わない感じがするので断りたい・・・」と言ったそうだ。(後に仲人さんから聞いた話)…確かに当たっていた。私はがっちりタイプが好きなのだが彼は痩せ過ぎだった。
昭和40年10月なぜか二人は結婚した。