昨夜6時半頃夕食のしたくをしていると早々爺が二階から降りてきた。
以前はテーブルに食べられるようにセッティングしてから二階に声をかけるとやっと降りてくる人だったが、アノことがあってからは声をかける前にリビングに降りてくるようになった。
お茶碗や箸を出してくれるのだ。大変化である。
昨夜は肉じゃがを作っていてあとは焼き魚がある。もう一品きゅうりと大葉とみょうがの甘酢あえを作ろうとしていた。そこに爺が来たのでキュウリをいつもなら包丁で刻むがスライサーで爺に切って欲しいと頼んだ。爺は初めて使うのだ・・・・・
「少し厚目に切れるようにセットしてあるので気をつけてよ」 「こするだけなら誰にでもできる」
というので反対側でテレビを見ながらだと思うが、一本目の最後に「あっ!!」という叫び声、振り返ると右手の親指を掴んで指の間から血が流れている。
「じっとして傷口を抑えていて。。。」と言いながらタオルを持ちに行うとしている私のあとを付いてくるので絨毯に血がタラタラ落ちるのだ。
とにかく血を止めなければならない、親指の付け根を包帯できつく結ぶ、傷口を30分も抑えていればちは止まるだろうから心臓より手を上にあげて押さえているように言うと
「私は脳梗塞をしているので血液をサラサラにする薬を飲んでいるので血が止まらないかもしれない」と心配顔である。
そこで自転車で私は薬屋さんに走ったのだが、止血薬はないという・・・昔白っぽい粉で止血する薬があったような気がしたのだが?
「出血が止まらないようなら病院に行ってください」ということだった。
そんなことをしているあいだに4、50分経ってしまったが血は止まらないタオルが真っ赤になった。
「もしかしたら親指の先が無くなっているかもしれないので病院に行こうよ」 歩いて10分ぐらいのところだから救急外来で見てもらうことにした。
消毒して応急手当をしてもらい帰宅したのが21時すぎになってしまった。担当医は小児科の先生だったので明日外科に来てくれとのことだった。
男の人ってうちの爺は特別かもしれないが、血を見るとなぜあんなにオロオロしてしまうのだろう。
普段何もしない人なのでキュウリ一本スライスできないとは情けないったらありゃしない・・・・これでまた料理はする気にならないだろう。
今日は午前中外科に付き添いで行ってきた。指の先はかろうじてそぎ取られなくて済んだが指先の傷はさぞ痛いだろうなァ~