明日は午後から認知症の検査に出かける。認知症は遺伝性が強いと先日の講演会でも話されていた。
私の場合は母が10年近く認知症を病んでいたので一番心配なのである。
亡き母は痴呆が始まった頃「私はこんなに馬鹿ではなかったのに最近みんな忘れてしまうの…どうしたのかしら」とよく言っていた。
一番苦しかった時期だったのだと今その気持ちが手に取るようにわかる。
でも偉いと思ったのはこれ以上悪くなる前にグループホームを探しておきたい と言って何軒か娘たちと見学に行って自分の気に入ったところを決めておいたのだ。費用なども子供たちに迷惑がかからないように全部手配して準備万端整えておいた。
実家の弟は家で看るつもりでいたが、母は商売をしてえいるお嫁さんに苦労をかけたくないという気持ちで頑として自分の意見を通したのだが、結局二年ぐらいで認知症が進み周りに迷惑はかけられないと弟が実家に引き取り妹たちも協力して介護したのだった。
グループホームは楽しかった様子だった。花作りをしたり、料理の手伝いをしたり手芸の好きな母は8人ぐらいの仲間と賑やかに過ごしていた。家の中に一人取り残されるより仲間と一緒に暮らした二年間は母にとっては良かったような気がする。
妹達や孫たちが常に顔を出して一番訪問の多い母の部屋だった。私も日帰りでよく通った。
認知症も早く気がつけば自分の生き方を自分である程度決められるということを身をもって教えてくれたのである。
我が家の78歳の爺も少しは不安になったのか部屋の隅っこにこんな本が置いてあった。
今日は暖かな一日だったが、昨日だいぶ歩いたので朝から洋服作りとなる。昨年作りかけで留守にしてしまったので仕上げることにした。アンサンブルの上着の前はオープンファスナーにした。
パスポート探し 2013.3.4
年に2、3回旅行をする友達(だんご三姉妹)の二人からメールが届いた。この仲間は電話は使わず緊急事態以外はPCメールで連絡をすることになっている。それぞれが忙しく出歩いていいるのでお互いに迷惑のかからないようにメール連絡にしている。
友人Mさんから『大人の休日倶楽部パス』2013年度の予定が発表されたので出かけませんか。。。。という連絡だった。
取敢えず鎌倉でランチしましょうとお誘いがあったが、今私は旅行どころではないのだ。
MさんHさんに長期留守をしていた内容を伝えて旅行は延期した。
Mさんからの返事
「麻知子さん同様とても驚いていますが、なんとなく理解できそうです。
昔金髪で現れた時のあの潔さを思いだしました。
・・・・中略・・・・
気の利いた言葉は送れませんが、貴女からの連絡を待っています。
山梨は寒さが厳しいでしょう、くれぐれもご自愛くださいね。
そして、懐かしいみんなに囲まれて心が温まり溶け出すように願っています。」
今はそっと待っているというこんな返事をくれる友人にありがたく感謝である。
ストレッチの友人からは私が落ち着いたら一番好きな焼肉をソウルに食べに行こうと誘われたのだが、もう何年もパスポートを使っていないのでどこにしまったのかも忘れている。気になると探さないと気がすまないのだ。
半日がかりで見つけた。三冊目はまだ2018年まで有効だった。一番使ったのは左の紺のパスポートかな!
3月中旬にはだいぶ暖かくなるようなので薄生地で上に羽織る物を作ってみた。簡単なものばかりだ。