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ドーヴァーの青い空と海

2012-07-01 05:18:08 | イギリス一周 花の旅

 カンタベリーの観光を終えて、時間を確認すると朝8時を少し過ぎた頃でした。

 

 殆どの観光施設や花庭園の開園時間は午前10時です。

 私のように朝5時前から起きて行動を始めるパターンでは、時間を無駄なく使うための工夫が必要です。

 

 カンタベリーを出るとき、次の目的地を白亜のドーヴァーにするか、世界で最も愛らしいリーズ城の花の庭園にするか迷いましたが、ロンドン周辺には結構多くの庭園がありますから、そちらを先に訪問すると、スコットランドを廻る時間が不足するかもしれません

 

 そこで、ロンドン市内も含め、その周辺やコッツウォルズは旅の後半に残し、移動に時間が掛かる場所を、先に廻ることにしました。 

 

 カンタベリーからドーヴァーへ向かうと、20分程で目の前にドーバー海峡が広がりました。

 

 

 晴れ渡る空の下に、ホワイトクリフが見えてきました。

 

 

 ドーヴァーから坂を上り、白亜の壁の上に位置するドーヴァー城に着くと、まだ開園前でした。

 

 

 朝早くから行動しても、施設の開園がこんなに遅いのでは、リストアップした訪問予定を相当に絞り込まねばなりません。

 

 ガイドブックを何冊も購入し、夫々を三回ぐらい目を通し、頭の中に情報をインプットしましたが、かなりの取捨選択を迫られそうです。

 

 開園時間を待って、ドーヴァー城に入りました。

 入場料は16.5ポンドで、日本円に換算すると2000円を超えます。

 城跡を見せるだけにしてはちょっと高いんじゃないの!

 

 しかし、ドーヴァーは、大陸とイギリスを隔てる象徴的な場所ですから、ここは外せません。

 ドーバー海峡が大陸とブリテン島を隔てることが、イギリスがイギリスである所以なのですから

  

 城に入り青いドーヴァー海峡を望むと、「ああ、やっぱり来た甲斐があったな~」と思いました。 

  

 

 ガイドブックの解説に「ドーヴァーは常に大陸からの脅威にさらされてきた土地」と記されています。 

 海に向かって銃器が据えられていました。

 

 

 地下に野戦病院が作られていたそうです。

 

 

 城の中には教会もあり、美しいステンドグラスが輝いていました。

 敵の脅威に晒され、人々は神に、わが身と家族の安全を祈ったに違いありません。 

 

 

 

 ホワイトクリフの上に緑の草原が広がり、羊たちがのんびりと草を喰んでいました。

 

 

 城壁の中は結構広くて、観光客を乗せて城内を周遊するトレーラーの姿を見かけました。

 

 

 城の中には王座や、厨房、寝室などが再現され、地下には幾つものトンネルが迷路のように掘られていました。

 戦が始まると、この城に籠り、人々は幾日も耐え忍んだようです。 

 

 

 

 フランス語を話す中学生らしき子供達が、遠足に来た姿を見かけました。

 

 

 

 青く穏やかな海が広がり、港にはフェリーが浮かび、谷の中に町が佇んでいました。

 晴れ渡る空の下、頭にイメージしていた通りのドーヴァーを体験することができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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