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コッツウォルズをはしる

2012-07-28 21:26:25 | イギリス一周 花の旅

 コッツウォルズはその中に、車で30分程度の距離を置いて、幾つもの心安らぐ田舎町や村が点在しています。

    

 ロンドンから手頃な距離にあることも人気の秘密かもしれません。

  

 そんなコッツウォルズで、次ぎに目指したのはウインチクーム(Winchcombe)のスードリー城(Sudeley Castle)でした。

    

       

 スードリー城にはアスコット卿と婦人の結婚を記念して作られた「シークレット・ガーデン」があって、イチイの生垣に囲まれた庭に800種のバラが植わっているのだとか。

      

    

 運転しながら、幾度もシャッターを押したくなるほど魅力的な緑の丘を、ナビに任せて走り抜けて行きます。

    

    

 唯一気がかりなのはナビに標示される時刻。

 スードリー城の開園時間は10時半から17時です。

 多分、30分前には入場が締め切られるでしょう。

    

   

 幅の狭い田舎道を急ぎました。

 そして、

    

   

 正門前の駐車場に着いたのが16時45分。

 受付に行ってはみたものの、

 「今日は入園時間を過ぎました。明日も朝10時から開園しております」とのつれないご説明でした。

    

 仕事で受付をされてる方に交渉しても、結果は見えていますので、無駄な努力は止めて、さっさと次を目指すことにしました。

    

 更に残念なことに、時間ばかりを気にしていたのでウインチクームの街の写真が一枚もありません。どうぞご容赦下さい。

 

    

 スードリー城は絶倫王と言われたヘンリー8世の6番目の妻、キャサリン・パーが住んでいた城で、丘の斜面に家々が並ぶウインチクームの村は、教会や、石畳の道などが続き、ありふれた佇まいながらも印象深い面影の村でした。

    

 次の目的地はバイブリー(Bibury)です。

   

   

 

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ベネツィアとは、言い過ぎです

2012-07-28 18:03:59 | イギリス一周 花の旅

 チッピング・カムデン(Chipping campden)で次ぎの目的地、ブロードウェイ(Broadway)の名をナビに入力しました。

  

 ブロードウェイは「あたたかい蜂蜜色のコッツウォルド・ストーンで建てられた家並みがハイ・ストリー沿いに続いている。典型的なコッツウォルズの町のひとつ」と紹介されています。

   

 この家の色が蜂蜜色なのですね。

    

    

 露出がカメラ任せなので、写真の色が上手く出ていませんが、柔らかな色彩で、品の良い表情の街です。

    

 

    

 この町も、民家の壁や庭は花で溢れていました。

    

 ブロードウェイから離れ、南東へ走る途中で、丘の上にブロードウェイ・タワーを見かけました。

   

    

 ここからは天気が良い日には、ウエールズの山々が見えるそうです。

    

 ウエールズという言葉が、今では懐かしい響きを伴って想い出されます。

    

    

 次の目的地はボートン・オン・ザ・ウオーター(Bourton on the Water)です。

    

 コッツウォルズの丘陵地帯を縫う道が続き、この道をドライブするだけでも来た甲斐があります。

    

    

 北海道の例えばかりで恐縮ですが、美瑛のパッチワークの丘のイメージに似た光景が続いています。

   

    

 6月の爽やかな風の中を、ナビのお姉さんのガイドのままに走り続け、ボートン・オン・ザ・ウオーターに到着しました。

    

    

 ボートン・オン・ザ・ウオーターは

 「ウインドラッシュ川のほとりの小さな町で、川と橋と街並みが調和しており、コッツウォルズのベネツィアと呼ばれている」と記載されていますが、ベネツィアではちょっと大袈裟。

    

 そうですね~、 街の中に川が整備された距離が500m程ですから、札幌の円山公園や東京の日比谷公園、大阪の長居植物園などを、子供の膝ぐらいの清流が流れているような規模と印象です。

    

 この日が日曜日だったこともあって、私がコッツウォルズに期待していた、水と緑が優雅に調和するイメージとは異なる雰囲気でした。

    

 

    

 決して悪い印象でないのですが、キャッチフレーズで喚起されたイメージと実態が違い過ぎると、マイナス効果を生じるようです。

    

 「人は眼で物を見る」と思っていますが、ネス湖はネッシーの影響で、ありふれた光景が神秘的な風景に見えるように、実際には、「先入観」や「思い込み」などを介して見ているに違いありません。

      

  

 「先入観」と「見たもの」のギャップが大きいと失望感さえ生じるようです。

 

 ボートン・オン・ザ・ウオーターには、水温む新緑の、平日に来たかったですね。

 

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蜂蜜色って、どんな色?

2012-07-28 16:06:20 | イギリス一周 花の旅

 オクスフォードので滞在が予想外に短い時間で済んだので、私は次の目的地コッツウォルズ(Cotswolds)へ向かうことにしました。

   

    

 コッツウォルズとは、東はオックスフォード(Oxford)、西はグロースター(Gloucester)、北はストラトホード・アポン・エイヴォン(Stratford upon Avon)、南はブリストル(Bristol)等に囲まれた地域で、その中に幾つかの町や村が点在しています。

    

 地図でそれらの村と町をプロットし、オックスフォードから一筆書きに南へ下ることにしました。

    

 まず、最初に向かったのはチッピング・ノートン(Chipping Norton)です。

     

 町の入口で、可愛いホテルが客を待っていました。

     

 

    

 チッピング・ノートンは13世紀頃から毛織物の取引を行う町として発展してきたようです。

 町外れに、旧毛織物工場が見えていました。

    

 イギリスの田園風景に、羊が与えた影響を、改めて意識させられます。

     

    

 チッピング・ノートンを過ぎると、爽やかな田舎道に心地良いドライブが続きます。

    

    

 ゆったりとした丘陵が広がり、ここが恵み豊かな土地であることを、光と風が告げていました。

    

 

 

 そんな緑の風の中を走り抜けて、やがてチッピング・カムデン(Chipping campden)に到着しました。

   

 この街は「王冠の中の宝石」と称されているそうです。

    

 ガイドブックには「街に蜂蜜色の家々が並ぶ」と記されています。

 蜂蜜色って、どんな色かと思っていました。

 家々を彩っているのはライムストーンと呼ばれる石灰岩だそうです。

      

 

 街の中心には、乳製品の取引所として1627年に建てられたマーケット・ホールがあります。

   

    

 その先に聖ジェイムス教会が見えていました。

    

    

 街外れには茅葺き屋根の民家が並んでいました。

     

 

     

 茅葺き屋根は、飛騨高山の専売特許かと思っていましたが、世界共通なのですね?

     

 民家が色彩な花に包まれていました。 

 豊かで平穏な暮らしが、幾世代にも亘って続いてきたのでしょうか。

   

   

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