気ままに歩いているとオリオル・カレッジの前に出ました。
このカレッジはイギリス王室との縁も深く、王様のカレッジと呼ばれているそうです。
私は登りませんでしたが、隣のセントメアリー教会の塔は62mあって、127段の階段で塔の先端まで登ることができます。
この辺りがオックスフォード大学の実質的な中心地で、この教会の周囲にオックスフォード大学のカレッジが次々と増設されていったのだそうです。
オックスフォード大学には36もカレッジがあるそうです。
街並みの雰囲気を味わいながら、少しずつ植物園の方角へと歩を進めました。
しばらく行くと、街角に、まるでハリーポッターの撮影に出てくるような子供達の姿を見かけました。
そしてその先に、オックスフォード大学植物園の入口が見えました。
料金表に、シニア料金3ポンドと記載されていたので、受付の女性に「シニアは何歳からですか?」と聞くと「60歳からです」との答えでした。
「ではシニア料金で一名、お願いします」。
年齢を証明する為にパスポートを出そうとしたら、「いえ、いえ、それは結構です」と丁寧な対応でした。
「ジェントルマンは嘘をつかない」と判断してくれた、と思いたい。
コインをお渡しするとき、丁寧に両の掌を合わせて受け取って頂き、ちょっと戸惑いました。
植物園のすぐ横に運河が流れ、その流れに沿って散策路が伸びています。
しかし、昨日のケンブリッジ大学植物園と比べると面積は十分の一程度。
温室も大きくありません。草本類の植裁も少なく、1時間程でほぼ見終わってしまいました。
ケンブリッジとオックスフォードは日本の東大と京大みたいな関係かと思っていたのですが、少なくとも植物園では圧倒的な差があります。
どうやら、サイエンス系に関してはケンブリッジに軍配が上がるようです。
オックスフォード植物園でひと時の花と緑を楽しんで、違うルートで街の中心部へ戻りました。
バス停を探して、今度は一般の路線バスで、車を停めたパーク&ライドへ戻ります。
オックスフォード大学植物園の訪問が予定外の短時間で終わった為に、時刻を確認するとまだ13時でした。
今日は天気も良いので、日没までに行動できる時間は十分にあります。
早速、次の目的地を目指すことにしました。
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