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ドラマの舞台のような街

2012-07-24 21:55:22 | イギリス一周 花の旅

 ノース・ヨーク・ムーアズ国立公園内を走行中です。

 目的地はウィットビー(Whitby)。

  

  

 雨が少し小降りになってきました。

   

 右手に山岳地帯が見えます、きっとその峰々が雨を遮ってくれているのでしょう。

   

   

 オ! 突然港町に出ました。

   

 

   

 街はなかなかに活気があります。

 小さな街ですが、商店街に人の行き来が多く、ショーウインドウに商品が溢れていました。

   

  

   

 路上に駐車スペースを見つけたので、車を停め、歩いてみることにしました。

   

 いつの間にか雨も止んでいました。

   

 街の中央を川が流れ、海へ注いでいます。

 その河口に突堤が伸び、先端に灯台が据えられていました。

   

   

 突堤の左側に美しい砂浜が広がっています。

 絵になる、洋館のイメージそのままの建物が浜を見下ろしていました。

   

   

 突堤の端の灯台から振り返れば、丘の上に白い大きな建物が見えます。

 雲が空を流れ、これから始まるドラマを暗示する、映画の一シーンを見ているような趣です。

    

   

 いいですねー、この街。 雰囲気があります。すっかり気に入ってしまいました。

   

 突堤から振り返った河口の中には漁港があります。

   

   

 その漁港の対岸の丘の上に、廃墟となった教会が、かなりの存在感で街を見下ろしていました。

   

   

 突堤から街へ戻る途中に、観光客用の商店が軒を並べていました。

   

 

   

 こんな場所の土産物屋は、世界中何処でも同じような店構えなのが、不思議です。

     

 街角に、ウィットビーの地図が掲示されていました。

 更によく見ると、その横にガイドマップの自動販売機が設置されています。

 気が付くと自販機にコインを入れて、私はガイドマップを購入していました。

     

 

   

 ガイドマップの内容は掲示物とほとんど同じでしたが、街の地図が手書きで、なかなかに味わいがあります。 大きな額に入れて部屋にでも飾っておいたら、お洒落かもしれません。

 とても良い記念になりました。

   

 丘の上にも、街が広がっている様子なので、次はそちらへ行ってみることにしました。

  

  

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聖者が治めた町で給油

2012-07-24 19:34:43 | イギリス一周 花の旅

 ニューキャッスル(Newcastle upon Tyne)を出て南下します。

 

    

 天気は良くありません。

 昨晩のテレビで、今日は大雨との予報が出ていましたが、どうなることでしょうか。

    

 30分も走らぬうちにダラム(Durham)に到着しました。

 ダラムは、10世紀に教会が建てられて以後、司教が地域を治めてきた町です。

   

 イギリスの歴史の中でも極めて稀なことで、独自の軍隊、裁判所、硬貨を持ち、その制度は19世紀まで続きました。

   

 

   

 街の中に緩やかな坂が続き、その先にダラム大聖堂が聳えていました。

   

  

 大聖堂と並んで、ダラム城が建ち、この城の主は歴代の司教でした。

  

   

  大聖堂と城が建つ丘の裾を、ウィアー川が流れ、石畳の道が続く丘は上品で穏やかな雰囲気に包まれています。

  

  

    

   

  ダラムでお手頃価格のガソリンスタンドを見つけたので、給油しておきました。

  

 [イギリスでの給油方法]

 もしかして、このブログを読み、イギリスをドライブしたいと思う方がいるかもしれませんので、簡単に給油方法を説明しますと、

 

 ガソリンスタンドはイギリスではぺトロール・ステーションと呼んでいます。

 ほとんどのスタンドは下の写真のようにガソリン(ぺトロール)の価格を1リットル当りのペンスで標示しています。

 

 この価格は2012年6月現在で、スタンド毎に1リットル当り140~130ペンス程度で、場所によって10ペンス程の価格差があり、この場合50リットルで5ポンド(675円程度)の差が生じます。

   

   

 イギリスでは、給油はセルフ方式なので、全ての作業を自分で行います。

 通常は無鉛ガソリン(unleaded)、ジーゼル車は軽油(Diesel)のポンプを選びます。

   

 車の燃料タンクの蓋を開け、給油口にノズルを差し込み、ノズルの爪を引いて給油を開始します。満タンになると自動的に止まりますので(ここまでは日本のセルフスタンドと同じ)、給油が完了したら、店内のレジへ行って給油機の番号を告げて精算します。

 自分の使った給油機が1番なら 「No1 Pump check pleasa.」 などと言えば店員が料金を告げますので、現金かクレジットカードで精算することになります。

   

 一度経験すれば、作業は簡単ですから直ぐに慣れます。

 案ずるよりも産むが易しです。

 貴方も日本と同じ左側通行のイギリスで、ドライブに挑戦してみては如何ですか。

   

 

   

 さて、ダラムで給油した後、自分にも朝食を補給して、更に南下を続けました。

   

   

 雨は本降りです。

   

   

 丘陵地帯に進むと、雲がダイナミックに流れ動いて行きます。

   

 

 周囲には獏たる荒野が広がっていました。

  

 

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川の街 ニューキャッスル

2012-07-24 17:37:40 | イギリス一周 花の旅

 今朝はゆっくりと起床して、ホステルをチェックアウトしました。

 と言っても、まだ7時前ですからホステルの同室者は就寝中です。

 音を立てないように注意して、そっと部屋を抜け出しました。 

   

 

  

 駅の駐車場へ行くと、駅の構内は明々と灯りが点り、人影もありません。

  

  

 ニューキャッスル(Newcastle upon Tyne)の人口は26万でイングランド北部最大の町です。

 2000年前のローマ時代には既に、街を流れるタイン川には橋が掛けられていたそうです。

  

 ニューキャッスルの見所は、そのタイン川に掛かる橋ですから、最初に橋を見に行きました。

 まず目につくのがミレニアム・ブリッジです。

 個性的なデザインのこの橋は歩道が上下する跳ね橋で、一週間に1~2度、船を通す時に稼働するそうです。

  

  

 その下流に掛かっているのがタイン・ブリッジで、1925から1928年にかけて建設され、完成当時は世界最長のアーチ橋で、タイン川に掛かる橋の中で最も美しいと評されています。

 一ヶ月後に行われる、オリンピックの五輪マークが掲示されていました。 

  

    

 ミレニアム・ブリッジの横にはセイジ・ミュージックセンターがモダンなデザインで輝いていました。

  

  

  早朝のニューキャッスルを一巡りして街を離れる時、高台から見下ろすと、タイン川の岸辺に向かって、赤い煉瓦作りの家々の建ち並ぶ姿が、イングランドへ入ったことを実感させてくれました。

   

 

 

 

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ニューキャッスルのホステル

2012-07-24 14:14:07 | イギリス一周 花の旅

 ラナーク(Lanark)からニューキャッスル・アポン・タイン(Newcastle upon Tyne)を目指しました。

 いよいよ、スコットランドともお別れです。

  

 雨の中を3時間半ほど走り、国境を越えて、イングランドのニューキャッスルへは19時頃に到着しました。

 今日はホステルを利用する予定です。

  

  

 目的のホステル「アルバトロス・バックパッカーズ・イン」は駅前通りに面していました。

 受付で確認すると、車は駅の有料駐車場に置いて下さいとのことでした。

 一晩の駐車料金は15ポンドで宿泊代とほぼ同じですが、それでも安いものです。

  

 車を駅の駐車場に持って行きました。

  

  

 駐車場のすぐ横がプラットホームになっていました。

  

  

 駅は風情に満ちて、旅愁を感じさせます。鉄道の旅もいいものですよね。

 駐車場に車を停め、ブロンズの像を眺めながら、雨の中を5分程も歩いてホステルに戻り、チェックインを済ませました。

  

 

  

 このホステルはインターネットがフリーで繋がり、キッチンやラウンジなども充実しています。

  

 ガイドブックには、毎年ホステルの評価機関の賞を受賞していると記載されていましたが、駅から至近距離にあり、館内は綺麗で清潔ですので、私もお勧めします。

 

  

  

 何時ものように、まずシャワーを浴び、着替えてから、雨の中を街へ、食事処を探しに出ました。

  

  

 しかし、ファーストフードやパブは見かけるのですが、どうも今ひとつピンとくる店が見つかりません。

  

 時間も遅くなってきて、グズグズしていると夕食を食べそこないますので、外食は諦め、ストアで野菜たっぷりのサンドイッチとワインを一本買って、ホステルのラウンジへ戻りました。

  

 ワインを飲みながら、日本から持って来たノートPCを広げて、メールを確認し、自分のHPの四季の花を更新して、フェースブックにメッセージを書き込みました。

  

 全部を終える頃にはワインの瓶も空いて、ホロホロとすっかり心地よくなっていました。

  

 勿論、ベッドに横になった途端、白川夜舟でした。

  

 6月21日の位置

 

 

 

 

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絶品 フィッシュ&チップス

2012-07-24 10:56:30 | イギリス一周 花の旅

 グラスゴー植物園の訪問を終えて、市内を観光しました。

   

 まずは、植物園近くのケルヴィングローブ公園へ向かいます。

   

   

 公園エリアにはグラスゴー大学、ケルヴィングローブ美術、博物館などがあります。

   

 

   

 街の東側のエリアではグラスゴー大聖堂を見ることができました。

 イギリスでは何処の都市でも、その都市の名を冠した大聖堂に出会うことができました。

   

 正直な話、私はこの手の建造物に興味が薄いので、見には行きましたが、少々飽きてきていました。

 写真も大聖堂が傾いており、撮り方も雑です。

 こんなところにも態度や気持ちが表れてしまうようですね。

   

 

   

 雨の中に車を走らせて、街の様子を見て廻りました。

   

   

 市内を流れるクライド川に蒸気船クルーズがあるそうなので、行ってみましたが、そこに船の姿はありませんでした。

 天気が良くない為か、観光施設はどこも閑散としていました。

    

      

 グラスゴー市内を車で一通り走ってみて、さて、次はどうしょう。

   

 実は当初から、スコットランド周遊後に経由するルートは決めていませんでした。

 旅の後半は、そこへ至るまでに不確定要素が多いので、その場で判断することにしていたからです。

   

  

 残された日数を数え、キュー植物園やその他の植物園、庭園、コッツウォルズ、可能であればロンドン市内やオリンピック施設などもちょこっと見てみたい。

 優先順位を付けて必要な時間を引き算してみました。

    

 結論としては、「そろそろロンドンへ近づこう」、でした。

 南下するルートとして、まだ足を踏み入れていない東部海岸を選択することにしました。

   

 基本構想が決まれば、早速スタート。

 最初の目的地はニューラナーク(New Lanark)です。

   

 グラスゴー市内から高速道路M74に入り、しばらくしてA72へ入ります。

 ラナークが近づくと、いかにもイギリスらしい、バラに飾られた民家を目にしました。

     

   

 そしてこの頃にまだ、大事なことが残っていました。

 実は、お昼を食べていなかったのです。

 グラスゴーのような都会では車を停める場所が制約され、食事が疎かになります。

   

 ラナークの街へ入りますと、鉄道の駅前に広い駐車場付きのマクドナルドとフィッシュ&チップスの店を見付けました。

   

   

 私はファーストフードが嫌いですが、雨も降っていますし、この場合は致し方ありません。

   

 フィッシュ&チップスへ入って行きました。

   

 もう、10年以上も前ですが、仕事でバーミンガムへ来た時、地下鉄のキオスクで食べたフィッシュ&チップスは、小麦粉の衣が5ミリ以上はあり、新聞紙に包まれたそれは、ふてぶてしい褐色の顔をしていました。

   

 もう、二度とこんなものは食べないぞと、その時は思ったのですが、今の状況では、致し方ありません。

   

 ところが、オーダーを受けているカウンターの少女がとても別嬪さんでした。

   

 しかし、「写真を撮らせて下さい」と言うと、泣いちゃいそうなので、言い出せませんでした。

   

 気丈な雰囲気のアメリカの超美人ポリスには言えたのですけどね。

   

 オーダーカウンターでメニューを見ましたが、後ろに人が待っていたので、内容も見ないで、一番上のHaddockを注文しました。

   

 

   

 この店はセルフサービスではないので、テーブルに座って待っていると、さっきの別嬪さんが、お皿に盛り付けたフィッシュ&チップスを運んできて、ナイフとフォークをセットしてくれました。

   

   

 オオー、これなの! 

   

 フィッシュ&チップスにフォークを添えてナイフを入れると、サクッ、と音がしました。

 衣の中から新鮮な白身魚がホッコリと姿を見せました。

 白身から湯気が上がりました。

 食べる前に、期待で胸が膨らみます。

   

 一口食べて ヴ~ン 美味い! これは美味い!

 これがフィッシュ&チップスなんだ!!

   

 だったら、バーミンガムのあれは一体、何だったのでしょうか。

   

 メニューをもう一度確認しますと、有名なフィッシュ&チップス 創業1932年  と書いてありました。  大納得です。

   

    

 さて、さて、ラナークに来た本来の目的はと言えば、

 ラナークの隣のニューラナークに産業革命時に社会主義者ロバート・オーウェンが自らの理想を求めて建てた、紡績工場と労働者住宅の複合施設があります。

 この工場は世界遺産に登録されていますので、そこを見ることが主旨でした。

   

 

    

 しかし、どうなんでしょう。 この施設の価値はロバート・オーウェンの業績にあるのであって、建物にあるわけではないので、見ていても、「ああ、そうなんですね」 という感想が正直なところでした。

   

  

  

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