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優雅な河畔のレストラン

2012-07-15 21:30:32 | イギリス一周 花の旅

 セント・アンドリューズ(St.Andrews)を出る時に、今日は早く寝て、体を休めよう、そう考えていました

 

 実はスコットランドランドに入った頃から、運転中に睡魔を感じるようになっていたのです。

 

 イギリスに来て6日目になります。

 朝は日の出とともに走り出し、夜は10時近くまで動き廻ってきました。

 

 さすがに、体力が限界のようです。 事故でも起こしたら取り返しがつきません。

 

 大きな街で、車を運転して宿を探すのは神経を使いそうです。

 

 田舎街で、気軽に泊まれそうな場所をガイドブックで当たりを付け、スコットランド中央部を流れるタンメル川沿いのヒトロッホリー(Pitlochry)という街へ向いました。

 

 ガイドブックには

 「ヒトロッホリーはスコットランドきってのリゾート地として人気の町、かって夏目漱石もロンドン留学中に、ここで休暇を過ごした・・・」と記載されています。

 

 ヒトロッホリーのパーキングに車を停めて、ドアにホステルの看板を掲げた階段を上がって行きました。

 

 実は私はユースホステルも含めて、ホステルと名の付く宿泊施設を利用した経験がありません。

 

 受付の青年に、今日は泊まれるか?と聞くと「OK」との返事。

 但し、一部屋に数人で寝るけど大丈夫か? と確認されました。

 宿泊代は15ポンド(2000円程度)とのことです。 私の答えは「ノープロブレム」。

  

 部屋に入ると二段ベッドが三つ置いてありました。

 

 

 空ベッドに荷物を置いて、まずはデジカメの電池を充電器にセットしました。

 まだ電池の予備はあるのですが、この先車中泊が続けば充電できるチャンスは限られます。

 出来る時に出来ることを確実に実施しておくのが長旅のセオリーです。

 

 

 すぐに、シャワーを浴び、ついでに靴下などを洗濯。

 

 そして、受付で聞いた食事処の中から、

 少し歩きますが、タンメル川畔のレストランで食事を摂ることにしました。

 受付でもらったガイドマップを頼りに歩を進め、タンメル川の橋を渡ります。

 

 

 

 橋の上からレストランが見えてきました。

 森と川に囲まれて、なかなかに雰囲気が良さそうです。

 

 

 エントランスに灯りが点っていました。

 

 

 受付でクレジットカードが使えることを確認して、席に付きます。

 

 まずは黒ビールから。

 

 

 フー ・・・ 美味い!

 

 そして、スモークドサーモン。 期待した通りの味と香りが口に広がります。

 黒ビールに良く合います。

 

 

 ああ、無事スコットランドに着いたぞ! 我ながら大したもんだ!

 

 そしてアンガス牛のステーキ。

 

 結構大きいです。 食べきれるかな?

 

 

 「すいません、もう一杯ビールをお願いします。」

  

 周囲の席は、若いペアの方が三組。 写真も雰囲気を壊さないように、そ~っとパシャっ。

 

 ステーキは美味しかったですね~。

 

 脂身が少なくて、肉自体に良いフレーバーがありました。

 こんな味覚のステーキは始めてです。

 

 

 16ポンドほどだったでしょか、和牛ステーキの値段に比べたら、とってもリーズナブル。

 

 私は寿司屋では、トロよりもヒカリモノが好きですから、霜降り和牛より、こちらのほうが好みに合います。

  

 本当に美味しいひと時を過ごしました。 久し振りに味覚を楽しみました。

 

 味と雰囲気に大満足。

 上機嫌で宿に戻ると、ベッドに倒れ込み、朝まで前後不覚でした。

 

 

6月18日の位置

 

  

 

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セント・アンドリューズ植物園

2012-07-15 17:08:49 | イギリス一周 花の旅

 エジンバラ(Edinburgh)を離れて、フォース湾に沿ってエジンバラの対岸をセント・アンドリューズ(St.Andrews)へ向います。

 

 お天気も良くて、気持ちの良いドライブコースでした。 

  

  

 セント・アンドリューズと聞いて、殆どの方がゴルフ関連の話題を期待されたのではないでしょうか。

  

 しかし、申し訳ありません。

  

 私がセント・アンドリューズを訪ねたのは植物園が目的でした。

  

  

 セント・アンドリューズ植物園も容易に見つけ出すことができました。

  

 手頃な大きさの、好感の持てる植物園です。

 入園料は大人 2ポンド、開園は4-9月が 10AMー7PM

 年中無休です。

  

 

  

 温室もテーマ毎に数棟を認めました。

  

  

  

 しかし、エジンバラ同様、ここまで来て熱帯植物を見ても意味がありませんので、温室は覗く程度に済ませました。

  

 温室の横に草本類を植裁したエリアがあります。

  

  

 そこを過ぎて、林の中へ回ると、小川の横に散策路が続きます。

  

  

 その先に池が設けられ、水性植物や水辺の植物が花を咲かせていました。

   

  

  

 池の横にはロックガーデンがあり、そこに、お馴染みのプリムラ・ビアリなどが花を咲かせています。

  

 

 

 チングルマに似た花が咲いていたので撮してきましたが、横の名札は明らかに違う植物のものでした。

  

 何の花か、今では確認する術もありませんが、なかなかに風格と気品のある花です。

  

  

 そして、ポンティック石楠花(Rhododendron ponticum

  

 

  

 などなど、花を眺めていると疲れも取れます。

  

 ポンティック石楠花は最後の氷河期以後はイギリスで生育していなかったそうですが、人間が持ち込んで、今ではスノードニアと西部イギリス諸島に広く分布しているそうです。

  

 もしかして、ベスゲレート村で見た川辺の石楠花はこの花だったのかもしれません。

  

 植物園は本当に多くのことを教えてくれます。

  

 

  

 セント・アンドリューズは素敵な街でした。

 飾り気のない、ありふれた佇いの街です。

 ゴミ一つ落ちていない、当たり前のことが、普通に行われている、そんな印象の街でした。

 

 「当たり前のことが、さりげなく当たり前に行われている」という贅沢は、水や空気や平和と同様に、失われて始めて気付く類のものなのかもしれません。

 

 セント・アンドリューズで発祥したゴルフは、本当は、誰も見ていない荒野で、審判員も伴わずに、木の槌で、小さな球を打って、遥か先の小さな穴に入れる、という単純な、孤独で気品あるゲームだったようです。 

 

 街を去る時に、そんな印象が表現できる、セント・アンドリューズのビューポイントを探してみました。

   

 

    

 海に面した街の周囲には豊かな穀倉地が広がっていました。

  

 

  

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エジンバラの街並

2012-07-15 15:02:40 | イギリス一周 花の旅

 エジンバラ王立植物園には2時間ほど滞在しましたが、もっとゆっくり時間を掛ければよかったと後悔しています。

 

 パーキングスペースに車を停める時、二時間分の料金をパーキングマシーンへ投入し、その受領書に駐車可能時間が印刷されます。

  

 その受領書をフロントガラスへ貼りますが、時間を超えると駐車違反となるので、花の写真を撮りながらも、最後は時間が気になって落ち着きませんでした。

  

 エデン・プロジェクトの記憶があったので二時間で足りると思ったのが間違いでした。

  

 それに、今日までかなりハードなペースで走ってきたので、いささか疲れを感じて、根気もなくなっていたのです。

  

 エジンバラの街は中心部が大規模な道路工事中でナビが全く役に立ちません。

 それでなくても都市部の運転では神経を使います。

 植物園からエジンバラ城へ近づくのに、僅かな距離を30分以上も費やしてしまいました。

  

  

 エジンバラ城の周囲は観光客で混雑し、人が無秩序に道路を横断しています。

 丁度、路上でバグパイプの演奏も始まり、人だかりが出来始めました。

   

 観光バスやタクシー、自家用車が狭い道に溢れ、駐車場も見当たりません。

  

  

  車でエジンバラのような都市の中心部に入ったのが間違いでした。

  

 悪い時間帯に来てしまったと観念し、素直に車の流れに逆らわず、エジンバラを車でクルージングすることにしました。

  

 正面には、かってのスコットランド教会の集会場だったゴシック建築のザ・ハブ(the Hub)と称する、建物が聳えています。

  

 この中には、毎年8月から9月にかけて3週間にわたって開催される公演芸術の祭典、エディンバラ国際フェスティバルの本拠が置かれているそうです。

  

  

 下の写真がお城の前から市街中心部を振り返った光景です。

  

  

 そして聖ジャイルズ大聖堂。

  

  

 中心部を横切るサウス・ブリッジから市内をみるとこんな風景です。

  

   

 そして、メインストリートに面して建つエジンバラ博物館。

  

  

 など、などを、見物して、事故を起こす前に次の目的地、セント・アンドリューズ(St.Andrews)へと向かうことにしました。

  

 エジンバラを離れる時、フォース・ロード橋を渡るときに、1890年の開通当時世界最長だった1.6kmのフォース鉄橋が見えていました。100年以上も前に1600mにも及ぶ鉄の橋が作られていたのですから、当時のイギリスの国力を伺い知ることができます。

  

   

  

 それにしても、都市を見学するなら、シンガポールの時のように、地下鉄かバスを利用して、徒歩で回るに限ると、改めて認識させられたエジンバラでした。

  

 

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