昨日は岡山で講義。
昼間も夜間も30名足らずで目が行き届く。
見渡せば、全員の表情が読み取れる。
医療の教育とは人間教育であり、
100名規模ではなかなかその心の教育に踏み込むことが難しい。
認知・技能は、繰り返せば何とかなるものもある。
しかし、そのなんとかも、熟成してないのに、
無理やり着色剤で赤くした食べ物のような状態なのかもしれない。
経由・過程を抜きにすると、
やはり現場に出たときに混乱が生じる。
今の学生教育の問題はそこにあるのかもしれない。
教育学の授業では「わかるということ」「できるということ」について解説し、
教育・課題における最近接領域とはなにか、
そして、問題解決能力とは、まさに人間のもちえた脳の機能であることを、
比喩を交えて話した。
リハビリテーションは単なる施しではないことを、
徹底的にこころに刻んでほしい。
さて、今日は大学に行き、
なんとか福岡学会の準備、そして、アデレード大学から催促されているので、
そのデータ処理としたい。
首都大学の樋口さんとの共著にはまだ手がつけられない。
なんとか、5月~6月にめどをつけたい。
そうこうしているうちに、国際誌のeditorからメールが来ている。
その修正もしないといけない。
なんとかなるであろう。