木曜は雑誌「理学療法学」に送る
「痛みの脳内機構」の引用文献を確認し、
完成させる。
研究室のHPにUPできれば、
そうしようと思う。
科研費の報告書類をこれも完成させ、
印鑑を押す。
そして、次年度開設予定の「畿央大学大学院健康科学研究科博士課程」の
申請書類のシラバス修正、
そして、自らの「就任」に関する「履歴書」、
「教育研究業績」を、
前回の修士課程から2年間、さわっていなかったので、
追加する・・・しかし、終わらない。
2年間で原著論文が19本増えていた。
まずまず、とするか。
その間、単著も書いているし。
いや、IFつきでないので、まだまだとしないといけない。
この2年は、やはりその点で問題であっただろう。
批判が出ても当然である。
午後は会議を2本出席し、
その後院生の藤田君のデータを確認しながら、
高濱君も研究室に。
難解なテーマだけに、先行研究の調査能力に、
その研究の質は決定する。
学位論文とは、学会発表の抄録でない。
先人たちの業績に徹底的に触れること。
適当に、ある事象、ある思い、あるいは、ある数本だけの論文で、
「研究仮説」をつくるのは、単なる「自らの先入観」にしかすぎない。
この際、「図書」をそのまま引用するのはやめたほうがよい。
原著論文をつくるためには、原著論文を徹底的に読むことだ。
それを補完する意味での「図書」にしたほうがよい。
昨今、自らの学会誌である「理学療法学」や「作業療法」を軽視する感がある。
しかし、毎回送られてくるその雑誌を熟読しなくても良いから、
目を通すぐらいの「臨床家」であってほしい。
そこには、文章展開、図表の置き方、書き方など、
いろんな「注意」が喚起される。
繰り返すと、それが脳内に蓄積される。
いろんなところへ「注意」を向けられる、
それが応用力であり、適用力である。
研究への「注意」も臨床への「注意」も同じだ。
それは、いくら「勉強」の量を上げてもつかない。
センスとはそういうものであり、
その感覚を得るということがまずは大事だ。
そのセンスはスキルであり、
トレーニングすれば造られる。
21時過ぎに指導を終え、
まだまだ、「教育研究業績」の書類作りはつづく。
但馬長寿の郷の小森先輩から講演依頼。
いよいよ「秋」から「冬」がどうなることかと思う。
前日に東京より帰り、そのまま兵庫へ。
そして、講演し、そのままウイーンへ旅立つ、となるのか・・