9月2日のへイスティングス Hastings の海岸の話題で、桟橋(ピア pier )についてのコメントをいただきました。(だいぶ前ですね)
ピアについての解説です。
イギリスの観光地の海岸にたいていある「ピア」は、海に突き出した遊ぶ場所です。ボートの着く「はしけ」と混同している人がいるのでは?
「桟橋」って和訳が誤解を招いているようです。
海に飛び込んだりするところともちがいます。
先まで行くと、パブやカフェ、やゲームアーケード(ゲームセンター)、バンドが演奏するスタンド等があるところが多いですね。
とちゅうに点在するレトロなキオスクではアイスクリーム屋、ジプシーの占いの館、記念写真スタジオ、ちゃちな貝殻細工(フィリピン製)屋などが店開きして海辺の雰囲気を盛り上げてます。
今年最後のイギリスの夏の話題です。
ブラックプールのピア Blackpool Pier と、海岸の写真をお見せします。
日本は台風の秋だぞって?
ごもっとも。しかも去年の写真です・・・・
ピアは道路から海に向かって突き出している、長い長ーい桟橋です。「遊歩橋」という聞きなれない訳もあるようですね。こちらのほうがわかりやすいかな?
19世紀終わりに建造されたものが多いようです。
板張りの桟橋の両側にはずっとベンチが続きます。
海岸を見返ると、有名なブラックプールタワー Blackpool Tower 。
夏季限定の、砂場。砂遊びもできますが、この部分はミニゴルフコース。大人も楽しめます。
そういえばイギリスの公園には砂場がないです。
衛生上問題があるからでしょうか。ネコがうんこしたり・・・
有料のぐるぐるすべり台。
朝のうちは海岸線はずうーっと遠くでまったくみえません。超遠浅の海岸です。
ピアの先端の下まで、浜辺を歩けます。
タワーに上がったり、フィッシュ&チップスを食べたり、ゲームアーケードでイギリス中どこでもおなじみ「2ペンス硬貨山崩し」で小銭を散在したり(9月3日の本欄参照)、ピアの先まで行って帰ったりもしてるうちに、2時ごろには浜遊びができるぐらい海岸線が近づいてきました。
4時にはピアの入り口付近(いちばん浅いところの)橋脚が水に浸るぐらいに。
浜辺に下りる、広い段々近くまでもう水がせまっています。
まだまだ日が高いイギリスの夏ですが(日が短くなる8月でも日没は夜9時ちかく)5時ごろには浜遊びの人達は帰り支度をはじめます。
このあと夕方には段々のいちばん上まで海水がきて、道路すれすれの満ち潮状態になります。
イギリスの海はどこも潮の満ち引きが大きいです。
桟橋の橋脚があんなに高いのは、一番上まで水がくるからです。
大雨が続くと桟橋の上や道路が冠水することも珍しくありません。
道路の手すりから身をのりだして荒れた海を見物している人が高波にのまれて亡くなることもあります。
ちなみに、イギリスの浜でちゃんと泳ぐ人はいません。
浅瀬でバチャバチャの人がほとんど。
遊泳区域の指定もないので、沖へ泳いで出てもかまわないはずですが、危険なんじゃないかな・・・
監視員も救助隊もいません。
左側にブラックプールのもうひとつのピア。こちらは新しくて、遊園地があります。観覧車がみえてますね。
今年のイギリスの夏は涼しく、雨続きでしたが、9月には行ってからは穏やかな晴天が続いています。
今日も最後までお読みくださりありがとうございますにゃ~。
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