イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ワクチン接種がすすんでも感染者は増え続ける心配な昨今、天気がいいのが何よりの夏らしい週末、ネコの極楽

2021年07月18日 06時11分16秒 | 気になる出来事、社会情勢
昨日は晴天、気温も日中30度近くまで上がりました。


写真はうちの庭で、快適な場所を求めて移動しながらゴロゴロくつろぐうちのネコ(はい、またネコです、ネコ自慢)。



話題はコロナ・ウィルスの感染状況です。
昨日のイギリス全土の新規感染者数は54,674人!



あいかわらず激増中です。



イギリスでは全成人(18歳以上)人口の87.8%が少なくとも最初の1回はワクチン接種を受けています。
ちなみに昨日の死者は41人。



☝お隣の増築部分の屋根に上がった息子ネコのティブです。窓から中をのぞきこんでいました。ちなみに壁や屋根伝いに窓から押し入るコソドロのことを英語で cat burglar といいます)




先週の火曜日に、電気技師が来て照明のための配線を完成してくれることになっていました。

その1週間前に見積もりと準備作業をしに来てくれたのですが、完成は翌週の火曜日ということになっていたのです。
直後に奥さんのお兄さんか弟がコロナ・ウィルスに感染、電気技師が一家そろって法定の10日の自主隔離 self- isolate することになったのでその作業は当然キャンセルになりました。
完成のためにまた来てくれる予定はまだ立っていません。

10日目の最後にPCRテストを受けて陰性なら外出や出勤が可能です。

息子の「ジョブ・コーチ(就職活動の指導員)」も感染しました。
若い人たちの就職活動を支援する公的なサポートシステムに登録している息子は無料かつ強制の講習やらカウンセリングやらに出席しなければなりません。

息子は、金曜日にジョブ・コーチの感染で講習がキャンセルになったことを知らずにわざわざストックポートまで行って帰ってきました。
(キャンセルの通知があったのにイーメイルを見なかったそうです)
感染者が出たため、関係機関では多くの人が自主隔離中で「職場閉鎖」になっていたそうです。

電気技師は50代半ばぐらいの男性、ジョブ・コーチは私よりは幾分若いらしい女性だそうです。
どちらもたぶん(接種拒否者でないかぎり)2度の接種を完了していると思われます。
少なくとも最初の1回は受けているはずです。



ワクチンを接種して、国全体の抗体が上がっているはずなのに!感染は止まりません。
私のうちだけで先週は2件も不都合が出てしまいました。
自主隔離のために仕事がキャンセルになったり職場が閉鎖になったり、他でももっと深刻な不都合がたくさんありそうです!

バスや電車の運行がとまったところもあるようです。
去年の夏前にロンドンの地下鉄の運行が7割ぐらい停止になったので(リモートワークがすすんでいたはずなのに)自宅勤務が不可能な人たちで車内が過密状態になっていたニュースを思い出しました。

その時と違って 今はもうたくさんの人がワクチンを打っているのに!?

ワクチンのおかげで重症化や死亡は防げているらしいのですが、感染したらやはり隔離は必須です。
もちろん、感染者の大部分はまだ接種していない若い人や子供なのですが、接種が完了した人も感染しています。



若い人や子供は感染しても重症化することはとても少ないということはよく知られていますが、長いあいだ完治しない「ロング・コーヴィッド」とやらになることがけっこうあるらしいのがわかり、現在イギリスでは心配の元になっています。

コーヴィッドの典型的な症状である呼吸困難などの重篤な症状がない人でも、慢性疲労や息切れ、頭痛、めまい、内臓疾患や脱毛などの症状がはじまり、長いこと続くらしいのです。
ああ、もちろん日本でもよく知られているはずですね、オンライン・ニュースで何度か読みました。
ただ、日本では感染数そのものが圧倒的に少ないようなので、深刻さの実感が今ひとつわいてこないのではと推察します。

今のところ、ワクチンを接種した人がロング・コーヴィッドにかかる確率はとても低いと言われているそうです。



ところでいつ終わるんでしょう、これ?

子供を含めて全国民がワクチン接種を終えればウィルス撲滅...というわけではありません。

世界中の開発途上国のすみずみまでワクチンがいきわたるまでに数年かかるとも言いますし...





コメント (2)
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