昨日に引き続き、また!イヌの話題です。
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以前にも取り上げたことのある グレイハウンド greyhound です。
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火曜日に、盲人とろうあ者の自立を支援するチャリティー団体の本部前であまりぱっとしない資金集めのバザーをやっていました。
花を売っていた年配の女性と話をしていて気がついた、地面にダレたように横たわるグレイハウンド一匹。
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「このイヌは売り物ではありませんよね、さわっていいですか?」と聞いたら、それ以後30分話し相手になってくれたのは花売りの女性のご主人らしい年配の男性です。
奥さんに付き合ってイヌ連れでバザーに参加していたもののヒマを持て余していたようでした。
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グレイハウンドのミーラ、3歳、思った通りの引退したレース・ドッグです。
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(今回はすべて寝ている写真ばかり!)
レースドッグ(競争犬)の選手生命は短く、3歳になると引退を余儀なくされます。
引退して不要になったレースドッグは本来は殺されることになっています。
殺される運命からグレイハウンドを救うため、引き取って飼い主を斡旋する専門の動物愛護グループが活躍しています。
ミーラも斡旋団体を仲介してこのご夫婦の元に引き取られたそうです。
いろいろ知らなかったことを教えてもらえました。
元スプリンター犬ですから運動量は並大抵ではありません。
1日2回、20分ずつの散歩に加えて、1週間に1度、引退レースドッグが集まる広大な公園に放して思いっきり駆けさせているそうです。
現役時代さんざん走ってもううんざりかと思いきや、大好きだとか。
時々全力疾走させないと運動不足になるだけではなくストレスがたまるそうです。
公園や野原などでイヌを放して走らせる人はたくさんいますが(英国では他人に迷惑をかけないかぎり違法ではありません)、元レース・ドッグが全力疾走する集まりがあるとは知りませんでした。
レース・ドッグはすべて先祖を遠くさかのぼれる「血統書付き」だそうです。
英国では「血統書付き」のイヌはほとんどいません。
レース・ドッグの血統も書かれた紙をやりとりするわけではなく、「口承」だそうです。
耳の内側に青いインクで入れ墨された、レースドッグの登録番号を見せてもらいました。
良く知られていることですが、遠い祖先はイタリアから輸入された貴族の狩猟犬だったことから、小動物を見ると追いかけてかみ殺したくなる習性があるそうです。
普段はおとなしくよく言うことを聞くこのミーラも公園などでリスを見かけると確実にコントロールが利かなくなりひきひもを振り払って追い回すそうです。
ウサギやハムスターはもちろん、ネコといっしょに飼うことも難しいそうです。
短毛のグレイハウンドが寒がりなことはよく知られています。
冬には毛布やフリース、キルティングのコートを着せられた姿をよく見かけます。
晴天でちょっと暑くなり始めた午後、気温は23℃ぐらいだったはずですが、ミーラには暑すぎたようです!実は私にも...(後述)
暑さ寒さに弱い犬種!
暑さでダレダレ~と寝そべっていてもほっそりとした肢体と、投げだした長い脚が優雅です。
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ピンクの肌には体毛が形作るブチ模様と全然違う「ダルメシアン」柄がうっすらと見えているのがふしぎだなぁ。
神秘!イヌの模様!
この日は昨日と同様、快晴で気持ちの良い日でした。
7月の中頃から10日ほど30℃ 前後の「真夏日」が続いたのですが、8月に入ってからは肌寒いショボショボ雨の日が続いていました。
この日はとにかく気温がそれほど高くなかったので油断しました!
屋外を2時間ほど歩いたら、軽い日射病のような症状が出てしまった私です。
ミーラと飼い主と別れたあとしばらく歩いていたら、のどが渇き手足に力が入らないことに気がつきました。
コンビニエンスストアでコーラを買って木陰のベンチで半分ほど飲んだらウトウトしてしまいました。
たかが23度ぐらいの気温で!
湿度も低く、実際すがすがしい気候なのです。
日本の暑さの厳しさは先々週までやっていたオリンピックの中継を見て実感していました。
朝7時台、8時台のBBCニュースでは五輪マークのモニュメント前での定例レポートをするBBCの特派員が「暑い暑い」とこぼしていました。
朝の(日本時間の3時、4時台)生中継では競技が終わった選手が地面に倒れ伏したり氷水をかけてもらっている場面もうつりました。
ああ、暑そう...
試合が始まった時刻(私たちが寝ている時間)はもっともっと暑かったとも言っていましたし...
ああ、地獄...
BBCのレポートのバックグラウンドで、懐かしいミンミンゼミの大合唱もきけました!
大多数の英国人はセミの鳴き声なんか聞いたことがないはずです。
ロンドンのBBCスタジオで待機しているスポーツ解説者は「その音は何ですか」と聞くべきだったと思うのですが、セミの大合唱はいつでも無視されてレポートが続きました。
あ、もちろん私が見ていなかったときにセミの鳴き声に関する質疑応答があったのかもしれませんが。
どちらにしても、オリンピックに興味のない私が見たのは、(偶然テレビをつけたらやっていたのでそのままダラダラ見てしまった)英国で人気の種目のおもに夕方からの中継録画の切れ切れだけです。
...話がそれました。
日本の暑さを思えば自分が情けなくなることしきりですが、実を言えば夏の太陽に長時間あたって不調になる体調が始まったのはあまり暑くない英国に来てからなのです。
とつぜん、グレイハウンドの話題に戻ります。
以前に描いたグレイハウンドの記事のリンクです。☟
盛りだくさんで、今読み返してみるとまるで東京オリンピックの開会式閉会式のようなまとまりのなさですが読んでみてください。
動物愛護王国イギリスの知る人ぞ知る動物虐待の真実、それでも人々の善意が定着させた引退レース・ドッグ引き取り活動
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以前にも取り上げたことのある グレイハウンド greyhound です。
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火曜日に、盲人とろうあ者の自立を支援するチャリティー団体の本部前であまりぱっとしない資金集めのバザーをやっていました。
花を売っていた年配の女性と話をしていて気がついた、地面にダレたように横たわるグレイハウンド一匹。
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「このイヌは売り物ではありませんよね、さわっていいですか?」と聞いたら、それ以後30分話し相手になってくれたのは花売りの女性のご主人らしい年配の男性です。
奥さんに付き合ってイヌ連れでバザーに参加していたもののヒマを持て余していたようでした。
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グレイハウンドのミーラ、3歳、思った通りの引退したレース・ドッグです。
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(今回はすべて寝ている写真ばかり!)
レースドッグ(競争犬)の選手生命は短く、3歳になると引退を余儀なくされます。
引退して不要になったレースドッグは本来は殺されることになっています。
殺される運命からグレイハウンドを救うため、引き取って飼い主を斡旋する専門の動物愛護グループが活躍しています。
ミーラも斡旋団体を仲介してこのご夫婦の元に引き取られたそうです。
いろいろ知らなかったことを教えてもらえました。
元スプリンター犬ですから運動量は並大抵ではありません。
1日2回、20分ずつの散歩に加えて、1週間に1度、引退レースドッグが集まる広大な公園に放して思いっきり駆けさせているそうです。
現役時代さんざん走ってもううんざりかと思いきや、大好きだとか。
時々全力疾走させないと運動不足になるだけではなくストレスがたまるそうです。
公園や野原などでイヌを放して走らせる人はたくさんいますが(英国では他人に迷惑をかけないかぎり違法ではありません)、元レース・ドッグが全力疾走する集まりがあるとは知りませんでした。
レース・ドッグはすべて先祖を遠くさかのぼれる「血統書付き」だそうです。
英国では「血統書付き」のイヌはほとんどいません。
レース・ドッグの血統も書かれた紙をやりとりするわけではなく、「口承」だそうです。
耳の内側に青いインクで入れ墨された、レースドッグの登録番号を見せてもらいました。
良く知られていることですが、遠い祖先はイタリアから輸入された貴族の狩猟犬だったことから、小動物を見ると追いかけてかみ殺したくなる習性があるそうです。
普段はおとなしくよく言うことを聞くこのミーラも公園などでリスを見かけると確実にコントロールが利かなくなりひきひもを振り払って追い回すそうです。
ウサギやハムスターはもちろん、ネコといっしょに飼うことも難しいそうです。
短毛のグレイハウンドが寒がりなことはよく知られています。
冬には毛布やフリース、キルティングのコートを着せられた姿をよく見かけます。
晴天でちょっと暑くなり始めた午後、気温は23℃ぐらいだったはずですが、ミーラには暑すぎたようです!実は私にも...(後述)
暑さ寒さに弱い犬種!
暑さでダレダレ~と寝そべっていてもほっそりとした肢体と、投げだした長い脚が優雅です。
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ピンクの肌には体毛が形作るブチ模様と全然違う「ダルメシアン」柄がうっすらと見えているのがふしぎだなぁ。
神秘!イヌの模様!
この日は昨日と同様、快晴で気持ちの良い日でした。
7月の中頃から10日ほど30℃ 前後の「真夏日」が続いたのですが、8月に入ってからは肌寒いショボショボ雨の日が続いていました。
この日はとにかく気温がそれほど高くなかったので油断しました!
屋外を2時間ほど歩いたら、軽い日射病のような症状が出てしまった私です。
ミーラと飼い主と別れたあとしばらく歩いていたら、のどが渇き手足に力が入らないことに気がつきました。
コンビニエンスストアでコーラを買って木陰のベンチで半分ほど飲んだらウトウトしてしまいました。
たかが23度ぐらいの気温で!
湿度も低く、実際すがすがしい気候なのです。
日本の暑さの厳しさは先々週までやっていたオリンピックの中継を見て実感していました。
朝7時台、8時台のBBCニュースでは五輪マークのモニュメント前での定例レポートをするBBCの特派員が「暑い暑い」とこぼしていました。
朝の(日本時間の3時、4時台)生中継では競技が終わった選手が地面に倒れ伏したり氷水をかけてもらっている場面もうつりました。
ああ、暑そう...
試合が始まった時刻(私たちが寝ている時間)はもっともっと暑かったとも言っていましたし...
ああ、地獄...
BBCのレポートのバックグラウンドで、懐かしいミンミンゼミの大合唱もきけました!
大多数の英国人はセミの鳴き声なんか聞いたことがないはずです。
ロンドンのBBCスタジオで待機しているスポーツ解説者は「その音は何ですか」と聞くべきだったと思うのですが、セミの大合唱はいつでも無視されてレポートが続きました。
あ、もちろん私が見ていなかったときにセミの鳴き声に関する質疑応答があったのかもしれませんが。
どちらにしても、オリンピックに興味のない私が見たのは、(偶然テレビをつけたらやっていたのでそのままダラダラ見てしまった)英国で人気の種目のおもに夕方からの中継録画の切れ切れだけです。
...話がそれました。
日本の暑さを思えば自分が情けなくなることしきりですが、実を言えば夏の太陽に長時間あたって不調になる体調が始まったのはあまり暑くない英国に来てからなのです。
とつぜん、グレイハウンドの話題に戻ります。
以前に描いたグレイハウンドの記事のリンクです。☟
盛りだくさんで、今読み返してみるとまるで東京オリンピックの開会式閉会式のようなまとまりのなさですが読んでみてください。
動物愛護王国イギリスの知る人ぞ知る動物虐待の真実、それでも人々の善意が定着させた引退レース・ドッグ引き取り活動