10月31日のハロウィーン終了後、商業施設がクリスマスの飾りつけをはじめます。11月からもうクリスマス気分...!早すぎです。(うんざり)
以下写真は、私がボランティアでお手伝いをするチャリティショップ、オックスファムのはしゃぎすぎのクリスマス飾りとクリスマスプレゼント用の商品(寄付品)です。レトロなストリーマー(吹き流し飾り)は寄付品です。
11月5日(火曜日)夜が長い英国の晩秋の訪れを自覚させるボンファイヤ・ナイトでした。日本語で「かがり火の夜」と訳されているはずです。
写真は、真っ暗な夕方5時過ぎ...高級住宅街の歩道はジョギングの人でいっぱいです。
ボンファイヤ・ナイトは、日没後に地域の公有地に焚かれた巨大なたき火の周りに人々がわらわらと集まって飲み食いしたり盛大な打ち上げ花火が上がるのを見物する英国の...いわば奇習です。ほぼ毎年使いまわしている過去の記事のリンクです☟ボンファイヤ・ナイトの詳しい説明があります。
英国史に残る陰惨な大事件、火薬陰謀事件を記念して始まった秋の気分盛り上げイベント
11月5日はアメリカ合衆国の大統領選挙の投票日でしたね。
あろうことか共和党のトランプの勝利(絶望)...と言っても私はそれほど驚きませんでした。
以下はあくまで私の私見です。意見が違う方はごめんなさいね。私はトランプが大っ嫌いです。ボリス・ジョンソンよりもリシ・スナクよりもずっとずっと嫌いです。
昨日は、ニュースチャンネルで「ハリスの敗因分析」みたいな解説を終日放送していました。
私なりに主に政見とは少しはなれて感じたことを、書きだしてみます。
私の周りの人はすべて、少なくとも私の知る限り、民主党のハリス候補(現副大統領)を支持していました。
そして、大統領選ネタの会話ではかならず「ハリスの勝利」予想になるのでした!
え、ちょっと待って。もうずっと「今回の選挙は史上稀に見る接戦でどっちが当選してもおかしくない」と報道されていたじゃないの?
日本でも注目だったはずのこの選挙、同じだと思いますが英国でも公共性の高い「スカイ」やBBCのニュースチャンネルでは公平でムラのない報道を徹底していました。
それなのに、私の周りの知的な人々(例;夫、ボランティア先のオックスファムのマネージャー、夫の弟等)は報道番組を見るたびに「ハリスで決まりだね」みたいな印象を築いてきたようです。ハリスに有利な報道だけを熱心に認知してきたようです。
テレビのインタビューに何を言っているのかよくわからない南西部訛り(?)で答えるトランプ支持者たちは概して言えば「あまり知的ではない」人たちに見えます。そういう人たちが何を言っても気にしない...みたいな偏見に満ちた感情が、ハリス支持者の英国人にはおそらくあったのでしょう。
私の印象では、トランプ支持者のほうがハリス支持者よりよーっぽど熱心に見えました。トランプ支持者ではない人はトランプが大っ嫌い。「トランプでさえなければオッケー」と言う程度の熱意でハリスを支持する民主党支持者がけっこういたのではないかと思えます。
私はもちろん、同年代で非白人女性の、てきぱきと演説する姿がかっこいいハリス支持ですが...はっきり言ってトランプのねちっこいカリスマ性はハリスにはありません。
自分が女性で非白人なものですから、ハリスが女性と非白人の有権者に絶大な支持を得ていると勘違いしていたのもナサケナイ感じです。他に決め手になる魅力はなかったのかな?
アメリカの非白人(特にヒスパニック系)は一般に男女ともに女性の元首を好まないそうですね。アメリカってもっと進んだ国だったと思っていませんでしたか。違うみたいですね。
トランプの得票の決め手は移民対策と経済政策、貧乏人の優遇税制だったみたいですが、「よし、がんばれ!」と思えるようなハリスの公約は思い出せません。パレスチナ戦争の停止?
懸念の「妊娠中絶法」に関して、「私たち女性は自分の身体に関する決定権を持っています。私たちは自分の決定に責任を持ちます」みたいなスピーチをしてフェミニストの闘士みたいな女性たちの喝さいを浴びていました。
私も全面的に賛成ですが「あれでは胎児の人権を主張する人とか、アメリカにはたくさんいるというキリスト教原理主義者とかが怒ってしまうでしょうに、言い方が悪い」と思いました。
「妊娠中絶に反対する人たちの価値観を尊重します。だけど中絶を選んだ人たちを法律で制裁するのはおかしいです。アメリカは民主主義国家ですから」...みたいな言い方をすればよかったのにと今、思います。
選挙戦のはじめ頃に討論会でへまをして、高齢を理由に立候補を降りるように言われて「絶対に降りない」と言い張り、最終的に共和党の同僚に引きずり降ろされたバイデン大統領にドン引きしました。このドタバタ騒ぎで「補欠」みたいに登場したハリスの印象はかなり長いこと薄かったですよね。
オックスファムでは、オリジナルのクリスマスカードを8月の半ばに入荷、陳列をはじめました(雪景色のイラスト、早すぎ。本当にウンザリ!)
選挙運動の最終週に、英国の労働党議員、職員が100人ぐらい渡米して、激戦区でハリス支持の選挙運動ボランティアに参加すると表明、大騒ぎになりました。ー国の政権政党が国会開催中によその国の政治に干渉するために議員を送る(休暇を与える)なんて、国際ルール違反もいいところです。
もちろんトランプ候補は怒っていますし英国の労働党政府に対して悪い感情を持ったとしても非難はできません。うちの夫も党員として籍をおく、労働党もバカですね(残念)
10月の最初の週にクリスマス販売促進のバナー(御幣ツナギ)を飾り付けるよう本部からの指示がありました。お客さんのいるところで床で作業するなんて英国では日常茶飯事です。
ハロウィーンの翌日に1個10ペンス(9円)に暴落したランタン用のカボチャです。前日までは2ポンド(400円)でした。
ハロウィーン前に1個買い、中をくりぬき叫び顔のランタンを作って灯をともしました。「トリック or トリート」の門付けに来てくれた全部で20人ぐらいの仮装の子供たちにお菓子をふるまいました。
くりぬいた中身でお鍋いっぱいの甘いクリームスープを作りました。2日連続で夕食に出して夫に「もういらない」と言われました。
こんなに余ったカボチャ、どうするのでしょう?10ペンスでも売れないのでは...?