少し前、富山市の郊外にある某印刷会社を訪ねた。
当社からお願いして、外国人向けに富山を印象付けるポスターの案を考えてもらうことになった。
社長さんじきじきに応対していただき、内部のデザイナーに作らせるから1週間ほど時間がほしいとのことであった。
それから結局2週間ほど過ぎようとしていたので社長さんに連絡を取ってみたが、週明けにもお見せできるという返事をいただいた。
こちらからお伺いしましょうかとたずねると、オジャマできるかもしれないから週明けにまた連絡するとの返答があった。
この件を社内で報告すると、「月曜ならウチの社長がいる午後から来てもらえないか言ってくれないか」との指示。
しかし、ちょっと待て!と思った。
この印刷会社は会社の「格」という話になれば明らかに当社よりは上だ。
本業は行政や交通機関などともつながりが深く、影響力は県内でもかなり大きい。
業務外では外国人との付き合いも多いことを自ら話して下さった。
市の観光課長さんの紹介もあって訪問した経緯もあり、当社にとっては今後絶対に大切にしなくてはならない。
そういう会社の社長さんが、わざわざ当社まで足を運んでくれるかもしれない。
どうせなら当社の社長にも会ってもらえるようにという気持ちは分かるが、そもそもお願い事をしているのはこちらである。
いやしくも当社から「時間指定」を言えるような筋合いはないのであり、むしろこちらが無理をしても時間を作って訪問すべきくらいの先であろうと思う。
上の指示は聞くだけ聞いて、週明けの連絡を待つことにした。
当社には、相手が誰であろうととにかく自分のペースに引きずり込もうとするところがあって、がっかりさせられることが多い。
その相手の中には、電力会社や行政といった「動かしようがない」ものも含まれる。
自分の身の丈をよく知ってほしいと思うのだが・・・。
最近は立山の旅館がらみで多数の業者が社内に出入りしている。
まだ社内の体制すらあやふやで、オープンの時期すらはっきりしない中、いろんな業者を呼びつけては「年内仮営業」などという不可能なことを吹きまくってエラそうに交渉しているのを見ると恥ずかしくなる。
ようやく施設は正式に当社名義になったようだが、当社が関わった別の物件にからんで市に苦情が行っているという話も聞いた。
よほどうまくやらないと、最悪、当社の旅館経営計画が周辺住民の「反対運動」にさらされる危険すらある。
旅行業の免許は取ったものの、世間は当社をまだ「クルマ屋さん」としか思っていない。
私自身は内部にいて、なぜ今回観光関連に進出するのかという理由はよく分かっているが、業としてやるからには第三者を納得させていかなくてはならない。
この分野では「格下」どころか「ひよっ子」に過ぎない当社が、一定の評価を得るまでには長い時間がかかる。
クルマ屋さんとしての実績など、他人には関係ない。
始める前から「何様」のつもりでいたら、始まるべきものも始まらず、逆につぶされることになるかもしれない。
当社からお願いして、外国人向けに富山を印象付けるポスターの案を考えてもらうことになった。
社長さんじきじきに応対していただき、内部のデザイナーに作らせるから1週間ほど時間がほしいとのことであった。
それから結局2週間ほど過ぎようとしていたので社長さんに連絡を取ってみたが、週明けにもお見せできるという返事をいただいた。
こちらからお伺いしましょうかとたずねると、オジャマできるかもしれないから週明けにまた連絡するとの返答があった。
この件を社内で報告すると、「月曜ならウチの社長がいる午後から来てもらえないか言ってくれないか」との指示。
しかし、ちょっと待て!と思った。
この印刷会社は会社の「格」という話になれば明らかに当社よりは上だ。
本業は行政や交通機関などともつながりが深く、影響力は県内でもかなり大きい。
業務外では外国人との付き合いも多いことを自ら話して下さった。
市の観光課長さんの紹介もあって訪問した経緯もあり、当社にとっては今後絶対に大切にしなくてはならない。
そういう会社の社長さんが、わざわざ当社まで足を運んでくれるかもしれない。
どうせなら当社の社長にも会ってもらえるようにという気持ちは分かるが、そもそもお願い事をしているのはこちらである。
いやしくも当社から「時間指定」を言えるような筋合いはないのであり、むしろこちらが無理をしても時間を作って訪問すべきくらいの先であろうと思う。
上の指示は聞くだけ聞いて、週明けの連絡を待つことにした。
当社には、相手が誰であろうととにかく自分のペースに引きずり込もうとするところがあって、がっかりさせられることが多い。
その相手の中には、電力会社や行政といった「動かしようがない」ものも含まれる。
自分の身の丈をよく知ってほしいと思うのだが・・・。
最近は立山の旅館がらみで多数の業者が社内に出入りしている。
まだ社内の体制すらあやふやで、オープンの時期すらはっきりしない中、いろんな業者を呼びつけては「年内仮営業」などという不可能なことを吹きまくってエラそうに交渉しているのを見ると恥ずかしくなる。
ようやく施設は正式に当社名義になったようだが、当社が関わった別の物件にからんで市に苦情が行っているという話も聞いた。
よほどうまくやらないと、最悪、当社の旅館経営計画が周辺住民の「反対運動」にさらされる危険すらある。
旅行業の免許は取ったものの、世間は当社をまだ「クルマ屋さん」としか思っていない。
私自身は内部にいて、なぜ今回観光関連に進出するのかという理由はよく分かっているが、業としてやるからには第三者を納得させていかなくてはならない。
この分野では「格下」どころか「ひよっ子」に過ぎない当社が、一定の評価を得るまでには長い時間がかかる。
クルマ屋さんとしての実績など、他人には関係ない。
始める前から「何様」のつもりでいたら、始まるべきものも始まらず、逆につぶされることになるかもしれない。