blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

しばらく二刀流

2018-01-11 07:42:32 | 日記
昨日から「助っ人」としての仕事も始まった。
隔日交代制とはいえ、初日の昨日は残業に当たっていた。
ひと月半でいなくなる人間には作業的にそれほど難しいものは与えられず、苦痛ではないが長かったという印象だ。

しかし、製品は中身と外装がどちらも整って市場に出すことができる。
チェックされた中身が箱に包まれて流れて来ても、その箱に傷がついていたら箱は使わず、新しい箱に入れ直す手間がかかる。
機械のやることを人間の目でチェックした後、最終的には段ボール箱に入って積み出し口に運ばれる。
その段ボールとて、目立つ傷があれば使わないのは言うまでもない。
簡単な仕事には見えても、細かい傷を見つけ出す集中力と、当たり前だが自ら箱に傷をつけないような丁寧な取り扱いが求められる。

残業がある日ない日によらず、昼休みから本来の定時までは必ずそこに入ることになり、館内でひと月半の間に役割の変更もないようだから、本来は一人でやるところを一人横に付いてもらっている状態から脱出できれば、本当の意味で役割を果たすことになる。
製品のチェックは慣れていないが、箱詰めや積み上げ、運搬はいわば本業なので、製品のチェックがちゃんとできる人かどうかの信用をまず付けなければいけないということだ。

毎日は、午後は助っ人仕事にまるまる拘束されるため、本来の担当は午前中しか動ける時間がない。
その分と言っては何だが、雑務を省いたコアの部分だけに集中できるような態勢はとってもらっているし、周囲も昨日は朝一番からできることはないかと自分の担当のところにドヤドヤと何人もやってきてくれた。
二刀流をやっている身には周囲の気づかいはありがたく、であればこそなるべく周囲の手を取らないように、始業時間直後からどう動くか、毎日事前にイメージしておかなくてはならないだろう。

それにしても残業自体が私にとってはかなり久しぶりのことだった。
残業そのものは、社会人としての時間の中で20時21時22時などは経験はあるし、今の会社でも富山では20時くらいはザラにあった。
たまたま当地に来てからは、自ら悪意で段取りを先延ばしでもしない限りは残業にはならない役割であったので、ほぼすべての日で定時帰りという恵まれた環境であった。
私は期間限定、それも残業の割り当ては隔日という予定が組まれていて、その予定を信じる限りは気分的にはラクである。
しかし、その場所の本来の担当者たちは毎日毎日残業があって、人によっては土日のどちらかをつぶすこともあるというから気の毒なことだ。

短い期間ではあるが、周囲に余計な仕事をさせないよう、足を引っ張らないように乗り切りたい。
本来の担当も時間がないことを言い訳にせず、しっかりとこなしたい。
イザという時にお声がかからない存在になったら、せっかくの当地での時間も短くなってしまうかもしれない。
今から管理職にもなれない私の目標は、野球に例えれば「ピッチャー以外ならどこでも守れます」くらいの存在になることだ。
そうなれれば、少なくとも一軍のベンチから外れることはないのだろうと思う。

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