「自信が確信に変わった」という言葉は、今シーズンから中日ドラゴンズに加入することになった松坂大輔投手がプロ入り1年目に発言したものである。
高校3年の夏の甲子園、決勝の舞台で京都成章を相手にノーヒットノーランという離れ業をやってのけたのを私は球場のネット裏で観戦していた。
高校生がまったく打てなかった球はプロの打者でも簡単には打てず、プロ入り直後から西武ライオンズのエースとして活躍を続け、やがてメジャーリーグにも渡って応分の活躍を見せた。
日米通算164勝という成績は現役選手の中でも屈指のものである。
メジャーでの晩年、また日本復帰後のここ数年は、度重なる怪我もあってかつての姿も忘れ去られようとしていたが、彼がプロ入りした当時に西武で投手コーチをしていた森繁和監督率いるドラゴンズが同投手に手を差し伸べたというところだろう。
一軍選手の最低年俸での単年契約で再スタートを切る松坂投手には、せっかく当地の球団に入ったのだし無条件で応援したい。
もちろんローテーション入りはおろかベンチ入りすら確約はされていない状況からの再出発、甘くはないだろうが、ぜひもう一花咲かせてほしいと願うのは、あの甲子園の決勝戦をライブで見たことも大きい。
さて、私は本日20時まで残業の予定が18時でお役御免となり、この時間に本欄を更新している。
私が主に関わる作業場所は、またしても製品切り替えのための部品取り換えに長い長い時間を要し、結局は午後イチからかかって18時を過ぎても復帰しなかった。
機械が17時前にでも動けば20時までできる限りという流れではあったのだが、機械にさわる権限がない以上はさわれる人の作業の完了を待つよりない。
他のラインも見渡しても人員は十分に間に合っている。
残念ながら待っていても開始の目処が立たなかったので「帰れ指令」を受けて帰ってきたわけである。
市場への出荷日が決められている中、私がヘルプに行っている部署が切羽詰まった状況であることは何度も書いているし、毎日当然のように長時間残っている人たちに関してはお気の毒というよりない。
自分の仕事を別に持つ人間まで拘束して何とか埋め合わせを試みてはいるものの、毎日通えば通うだけマネージメントの稚拙さが浮き彫りになってくる。
いちおう17時を定時として動いている中で、17時の時点で現場がどうなっているのか見にくる人間がいないために、現場にいる人間は善意で少しでも前に進められることはないかと相談をしに行く。
しかし、その段階でどれだけの人間が現場にいて、どれだけの人間を残せばその日の仕事が区切りのいい時間に区切りのいいところまで行くのか、大して役にも立たない私のようなヘルプの人間がやるべきことがあるのかなどは、マネージメントの方で瞬時に判断しなくてはならない。
具体的には、残ってもらう人間と帰らせる人間をはっきりと指示して、何となく手すきになってブラブラする人間を出さないこと、時には善意の申し出でも断る勇気を持ち、その時間以降必要な人員以外はなるべく残さないことである。
現場の良心に任せていたずらに多くの人間を残し過ぎることは、積み重なれば会社の利益を大きく食ってしまうことになる。
背に腹は代えられない状況であることは理解しても、第三者機関を通じて我が社に来てくれている某国出身の技能実習生さんあたりは、本来なら長時間の残業で縛るなどもってのほかだ。
毎度の残業にもグチひとつこぼさず笑顔で仕事を続ける彼らの代わりは、本来なら事業所全体でもっと人数をつぎ込んでカバーすべきではないか。
いくら今がお家の一大事的な状況であるとはいえ、結局今は人間のアタマカズさえ足りていればそれでよく、アタマカズになるのならその人間は長期病欠明けでも産休明けでも契約社員でも派遣社員でも実習生でも何でもいいということになっている。
こういうところが、わが事業所ひいてはわが社全体の危うさにつながっていかないかという疑問が、ここ最近は確信に変わりつつあるような気がして本当に怖いのである。
高校3年の夏の甲子園、決勝の舞台で京都成章を相手にノーヒットノーランという離れ業をやってのけたのを私は球場のネット裏で観戦していた。
高校生がまったく打てなかった球はプロの打者でも簡単には打てず、プロ入り直後から西武ライオンズのエースとして活躍を続け、やがてメジャーリーグにも渡って応分の活躍を見せた。
日米通算164勝という成績は現役選手の中でも屈指のものである。
メジャーでの晩年、また日本復帰後のここ数年は、度重なる怪我もあってかつての姿も忘れ去られようとしていたが、彼がプロ入りした当時に西武で投手コーチをしていた森繁和監督率いるドラゴンズが同投手に手を差し伸べたというところだろう。
一軍選手の最低年俸での単年契約で再スタートを切る松坂投手には、せっかく当地の球団に入ったのだし無条件で応援したい。
もちろんローテーション入りはおろかベンチ入りすら確約はされていない状況からの再出発、甘くはないだろうが、ぜひもう一花咲かせてほしいと願うのは、あの甲子園の決勝戦をライブで見たことも大きい。
さて、私は本日20時まで残業の予定が18時でお役御免となり、この時間に本欄を更新している。
私が主に関わる作業場所は、またしても製品切り替えのための部品取り換えに長い長い時間を要し、結局は午後イチからかかって18時を過ぎても復帰しなかった。
機械が17時前にでも動けば20時までできる限りという流れではあったのだが、機械にさわる権限がない以上はさわれる人の作業の完了を待つよりない。
他のラインも見渡しても人員は十分に間に合っている。
残念ながら待っていても開始の目処が立たなかったので「帰れ指令」を受けて帰ってきたわけである。
市場への出荷日が決められている中、私がヘルプに行っている部署が切羽詰まった状況であることは何度も書いているし、毎日当然のように長時間残っている人たちに関してはお気の毒というよりない。
自分の仕事を別に持つ人間まで拘束して何とか埋め合わせを試みてはいるものの、毎日通えば通うだけマネージメントの稚拙さが浮き彫りになってくる。
いちおう17時を定時として動いている中で、17時の時点で現場がどうなっているのか見にくる人間がいないために、現場にいる人間は善意で少しでも前に進められることはないかと相談をしに行く。
しかし、その段階でどれだけの人間が現場にいて、どれだけの人間を残せばその日の仕事が区切りのいい時間に区切りのいいところまで行くのか、大して役にも立たない私のようなヘルプの人間がやるべきことがあるのかなどは、マネージメントの方で瞬時に判断しなくてはならない。
具体的には、残ってもらう人間と帰らせる人間をはっきりと指示して、何となく手すきになってブラブラする人間を出さないこと、時には善意の申し出でも断る勇気を持ち、その時間以降必要な人員以外はなるべく残さないことである。
現場の良心に任せていたずらに多くの人間を残し過ぎることは、積み重なれば会社の利益を大きく食ってしまうことになる。
背に腹は代えられない状況であることは理解しても、第三者機関を通じて我が社に来てくれている某国出身の技能実習生さんあたりは、本来なら長時間の残業で縛るなどもってのほかだ。
毎度の残業にもグチひとつこぼさず笑顔で仕事を続ける彼らの代わりは、本来なら事業所全体でもっと人数をつぎ込んでカバーすべきではないか。
いくら今がお家の一大事的な状況であるとはいえ、結局今は人間のアタマカズさえ足りていればそれでよく、アタマカズになるのならその人間は長期病欠明けでも産休明けでも契約社員でも派遣社員でも実習生でも何でもいいということになっている。
こういうところが、わが事業所ひいてはわが社全体の危うさにつながっていかないかという疑問が、ここ最近は確信に変わりつつあるような気がして本当に怖いのである。