blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

腹の中は隠せない

2018-01-29 19:47:24 | 日記
私が午後から行っている他部署のヘルプで、今日の午後イチの状況は、ちょうど古い製造番号で出たゴミを片付けようとしているところだった。
それならと勇んでゴミの片付けに取り掛かったが、日頃から私には細かいことばかり言う女性がいて、今日あたりはゴミのくくり方にまで口を出してきた。
普段は女性しかいないラインだから、ゴミをあまり大きくし過ぎて重くなると困るということであった。
中身だけなら分からないこともないが、毎度毎度言い方が高圧的なので、あえてそこは言葉では返事をせず、黙って私自身がゴミを捨てに行った。

毎日とはいえまだ半月過ぎたばかりの素人に対して、彼女はこちらが思い通りに動いてくれないとすぐに声を荒げてイライラするような態度を見せる。
自分たちが日頃やっているような仕事の流れに、たまたま頼まれて入ってきた人間が即座にはついていけず少々まごつくような場面があったとしても、そのたびイライラされてはこちらの立つ瀬がない。
何度でも書くが、彼女を含めてのチーム全体の能力が足らないから他部署から素人をかき集めなくてはならなくなっているのであって、それぞれが自分の仕事の時間を削って入っている人間たちに対しての接し方にはよほどの配慮が必要だし、私が頼んだ立場なら少しのことでチクチク言うようなことは絶対にしないしできない。
ヘルプに入っている人間たちの背景を考えれば、何も分からないのをいいことに少しイジってやろうかなどという邪悪な心理にはなりようがないのである。

私ももういいオッさんなので、多少チクチクやられたくらいですぐに噴火したりはしないが、時間を経るにつれて、この人の発言は明らかに私に対する指導ではなく攻撃だと感じたら、いかに温厚な(嘘です)私でもさすがに爆発する。
一回爆発して相手がそれ以後黙ってしまえば、それまでの発言は指導ではなく攻撃だったということが一瞬でバレる。
少しキレられたくらいで態度が変わるようなら、最初から本気で指導する気などないのである。

この人をこの現場で一人前に動けるようになってもらおうと本気で思っている人なら、爆発それ自体をまずはとがめ、すべての手を止めさせてでも正面から相手に対して指導できるはずだ。
あなたが今ここにいる意味を考えろ、ここまではぜひできるようになってほしいと思うから私はアレコレ言うのだ、と。
かつての富山での「師匠」がまさにこのタイプだった。
その時は説教を聞き続けるのはつらかったが、あの時の体験は今こうして地元を離れて働いている状況で確実に役に立っていると断言できる。

時間がないからこっちを急げだ何だと言って素人をせっつくわりには、スキルの不足によって機械の復帰に手間取り30分以上のロスがあったのだから、急がされた意味が何もない日となってしまった。
その現場を見慣れた某上司が「この様子なら進まないのも当たり前かな、フフッ」とサラッと言っていたくらいだから、誰がどう見ても決してレベルが高い現場ではない。
あとまるまるひと月、いつまで続くかも分からぬバタバタぶりを仕事をしながらも「見物」させていただくこととしようか。

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