3月25日(土)の伐採見学会も無事終了しました。
この日は、天候に恵まれ、大勢の見守る中、大径木が4本切り倒されました。
この近所の人や、興味のある人、様々でした。
山主の方、建て主、木を切る人、大工の4者が顔を会わせる機会があり、
まさに「川上から川下まで、顔の見える家づくり」が実現しました。
切った木は、葉を付けた状態で1ヶ月程度寝せておいて、葉から水分が蒸発することで幹の水分を抜く「葉枯らし」の方法で乾燥させ、さらに製材所にて「大割り」
にして1年くらい天然乾燥して、来年の新築に備えます。
「トレーサビリティー」というのでしょうが、材料がどのように作られ、使われていくのか一目両全です。
最近の家作りは、各業種が専門化して、それぞれの顔が見えず、コストダウンやスピードアップで手抜きや不正が行われる風潮なのでしょうが、このような「スローフード・スローライフ」な方法ならば、お互いの信頼が築かれて、安心した家作りとなるでしょう。