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発達した低気圧と前線の影響で、曇りベースですが突然雨が降り出す不安定な天候が続いています。
柳原町の堀井商店では既存の店舗解体がすすんでいます。
昔の看板は当時の商店の面影でいわゆる「看板」ですが、これももったいない気持ちで解体せざるをえません。
「元祖浪花屋の柿の種」は長岡を代表する米菓のひとつです。
当時は浪花屋に提供して設置してもらったそうですが、素材はガラスでできていて、裏側から塗装して作ってあります。
丁寧に外しても、これだけの大きさなので運搬も大変なので、叩き割ってしまいました。
もったいない気もしますが・・
そして、解体したあとの裏側には立派な差し鴨居が入っていました。
間口の広い店舗の入り口を補強するのに、伝統構法が使われていたのです。
(昔だから当然??)
吊束はちゃんと「込み栓」で固定されていました。
ただし、差し鴨居の位置がかなり上にあります。
店舗の入り口と欄間を確保するためになるべく上になっていたようですが、
補強工事は、この下に更に差し鴨居を設けて耐震に備える予定です。