旧栄町T邸の内装工事がはじまっています。
2階部分から工事を進めていますが、なるべく自然の風を入れたいということで、
小屋組み全体の天井を有効利用してロフトや勾配天井をつなぎ、妻壁に窓を設けて、小屋裏を風の通り道にしようという計画です。
この建物は、東西を向いて建っていて、風の日は西風が強く吹き付けます。
西陽も強く照り付けるので、当初の設計では、なるべくこの風を入れないように、西側の窓を極力減らしました。
夏は北にある田んぼからの風が入って、1階の居室はエアコンが要らないくらいに快適です。
熱のこもる小屋裏を、東西の風を利用して、小屋裏をひとつの風洞にしてしまえば有効に換気ができ、明かりも入るので1石2鳥というところです。
写真は、ロフトを作っている状態で、遠くに妻壁の明かり窓が見えます。
この反対側の妻壁にも明かり窓を設けています。
この場所は、風の通り道となる予定です。