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11月にしては、いい天気が続いています。
この晴れ間に外部をすすめておきたいところです。
野縁を大量に購入し、現場に搬入したのですが、どうやら割ったばかりの様子で乾燥がまだまだというところでした。
野縁等の下地材を製材する場合、ある程度乾燥した丸太や板を割って製材し、すぐにしばって結束します。
しばっておかないと、1本1本がどんどん狂ってくるからです。
結束した表面は乾燥がすすみますが、木と木の重ねた面はいつまでも水分が抜け切れません。
相当の日数をみておかないと中まで乾燥しないのです。
この野縁を使うのには多少の時間があるので、風通しと陽の入りのいい部屋に立てかけて乾燥させることにしました。
野縁の束の中ほどにダンボール紙をはさんで風の通りやすいように隙間をあけています。
使い終わった紙もこのように有効利用してやればいいのです。
こうしておけば、風がほどよく入って、乾燥がすすみます。
普通、現場に持ってきた材料の乾燥が不十分だと、材木屋さんに取り替えるように指示するのでしょうが、地場産材を使っている場合は一工夫でちゃんと使えるようになります。
木を使う場合は「気」も使います。これが材料管理というものです。