3間飛びの丸太梁です。
登り梁にして、母屋を「渡りあご」にして、かませることで、より強度を持たせるようにしています。
さらに、下の力桁(ちから桁)に、やはり「渡りあご」でかませています。
梁だけでなく、この力桁に荷重を分散させることで、雪の重さに耐える構造となります。
先端の1間分は、縁側部分に外部に突き出るようになっていて、下屋も建物と一体となるようにしました。
部屋から見ると、天井に伸びる梁が縁側まで延びているような感じになるでしょう。
この梁も、一筋縄では納まらない。
柱に入れるのも、長ほぞなので、例の荷締め器を使って締めながら架屋(かけや)で叩かないと入らないし、
この下屋の丸梁は3本あって、3本を仮に掛けておいて同時に落とさないといけない。
全部掛かると、もうビクともしない。