材料を運搬してきました。
本日は雨の予報でしたが、時々晴れ間がのぞいています。
最近の予報は意外と当たらない・・・
先日まで「雨」の予報だったのに、当日は変わってくる。
気候が先の読めない状態なのかもしれません。
太平洋上には台風22号が発生し、沖縄方面へ向かっています。
この時期の台風というのもめずらしく、まさか北上はして来ないでしょうが・・・分からない。本州に沿ってオホーツク海に抜けた場合、大陸からの寒気を一斉に南下させ、大雪になることも考えられます。
赤道側と極地の熱交換を行う台風が、発生時期がズレてきているのも、温暖化が深刻になっているような気もします。
晴れ間があるうちに、冬場の材料を確保しようと、村松(五泉市)にあるマルユーへ材料を仕入れに行きました。
マルユーは天然乾燥の杉材がメインの材木屋さんですが、配達してくれないのが特徴で、わざわざ引き取りに行かなければなりません。
昼間は現場を見る必要があるので、夕方を狙ってマルユーまで行って積み込み、夜な夜な長岡まで運搬しています。
(そういった苦労があろうとは・・・)
出来るところからはじめてもいいと思います。
いきなり構造材まで躍進するのも大変です。間柱や野縁、胴縁、貫といった、意外と大量に購入するものから使い始めてもいい。
天然乾燥の県産野縁
この材料は2ヶ月も前からオーダーしています。
乾燥や製材にかかる時間を考えて、できるだけ早めに発注しておく努力が必要です。
材木屋さんも、在庫はできるだけ減らしたいわけで、現場が急に出たから材木屋さんに既製品の材料を頼めば、国産材を知らないうちに使ってしまいます。現場が出そうならば、材料をあらかじめ確保しておく・・
昔は、作業場に木材が大量に立てかけてあった大工の仕事場も、現場が主体となり在庫も減らす体質になってきている背景もあります。
材料を工場で乾燥させてした昔の方法ならば、狂ったり反ったりする木を見極めることが可能だったのですが・・・
本来ならば通年の量を決めて材木屋さんに頼んでおけばいいのでしょうが、先の見えない状態ではそれもできないのも仕方がない。
では、市内や地域の大工同士でまとめて注文しておけばどうか・・というのが「越後匠の家普及協議会」での一つの課題でもあります。
山の木の話へ・・