べんりや日記

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雪庇を落として安心の土合町K邸

2011-02-09 11:22:34 | 長岡市土合町K邸(越後杉)
円形出窓が印象的な土合町K邸ですが、
雪で覆われています。


先週の土曜日に市内の建物を点検して見て廻りました。
伝統構法の家は基本的に積雪2mまで大丈夫ですが、見た目よりも締まって重くなっているため、1.5mくらいになったら下ろす必要がありそうです。

また、軒先から伸びる「雪庇(せっぴ)」は、屋根鼻を傷め、特に雨樋に荷重がかかっては損する恐れがあります。

土合町K邸では、お客さんが自分で雪庇をつついて落としていたので、全体を下ろす必要がないと判断しました。
木製の先端にへら状になった「雪庇落とし」で落としていたそうです。
こういった工夫で大規模な雪下ろしをすることなく、安心して住んでいられるのも耐雪に優れた構造ならではでしょう。



道路側から見た所
かなり雪を載せています。1.2mくらいでしょうか・・
量は少なくても重量があるので、2mくらいの積雪量と同程度でしょう。


車庫に積もった雪
屋根鼻から出ていた雪庇を落としているので、
屋根が傷む恐れがありません。



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