大規模建築物を計画・設計する場合、問題になるのが構造、防火の問題です。
学校の場合、準防火地域では500㎡以内に「防火区画」を行う必要がある為、500㎡毎のパーツをつくり、その組み合わせによって全体を配置して行きます。
500㎡に区切った場合の教室の構成
RC床を用いれば、各階毎に500㎡が使え、ブロックも大規模にできます
RCの防火区画のイメージ
壁と床を防火構造として区画します
RCはそのものが耐火構造、不燃材料なので、
大規模施設に流用しやすいメリットがあります
RCの代わりにCLTを使えば
木造で防火区画を実現できます
各ブロックを設定する
1.教室ブロック
500㎡以内の教室と廊下で形成されるブロックです。
各階3~4教室の教室ブロック
1階がCLT構造、2階がトラスの教室ブロック
2.ホールブロック
エントランスホールが主体のブロックで、階段、トイレ等が含まれたものを想定します。
複数の教室ブロックを「ジョイント」して用い、500㎡程度の規模にしておきます。
片屋根のエントランスホール
玄関部分、階段、トイレが配置されています
外周壁や中央の柱、屋根、2階床がCLTです。
配置計画
校舎の配置は敷地の大きさ、形状、や建物の規模によって変わってきますが、ブロックを効果的に配置して行けば木造が可能になります。
ストレート型
T字型ジョイントによる組み合わせ
エルボ、T字の組み合わせ
T字、十字ホールの組み合わせ
ストレート型配置計画案
前面道路が直線の場合に有効なパターンです。
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株式会社 藤川建設は・・・
長岡市で注文住宅を手掛けています
越後杉で家づくりをしています。
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