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すっきりとした秋晴れの中、土合町K邸の建て方がはじまりました。
はじめは、この建物で一番重要な和室廻りの差し鴨居で囲まれた部分から組み始めます。
4本の通し柱を差し鴨居と桁でつないでいきますが、実はこの通し柱、土台から15センチほど浮かせてあります。
ある程度組み終わってから全体を下げて基礎に定着させる方式をとっています。
そのため、全て組むと筋交無しでもびくともしなくなります。
骨組みだけで構造が固まり、耐力壁は補助的な感じとなります。
これが、伝統構法です。
近所の年配の女性が、
「昔はこうだった」
と、つぶやいていました。
基本に戻ればそうなります。
現代の構造があまりにも壁と金物に頼りすぎ、「割り箸で作った家」みたいに貧弱な構造材で形成されているのです。
囲ってしまうとわかりませんが・・
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