住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

昇格

2010-01-06 12:08:45 | 建築


「時を経たものだけが持つ存在感」と言ったら大げさか?

この冬期休暇中に行なった(プチ)改装時に出たラワン合板の切れ端。普通は産業廃棄物の部類に入るものであるが、ペイント感が憎めない。塗り立てには出ない味。この頃になると、やっと素材とペイントの一体感が出る。”素材感”と言っても良い(と思う)。そして、釘を抜いた跡さえかわいく見える。

たかが”ベニヤ板”であるが、存在感さえ感じるのは好みの違いなのか?
こういうのを捨てずに取っておくから、モノが増えてしまう。。。

さらに吟味され、生き残ったものだけが、事務所hpの「出番待ち」へと昇格するのです。

=戸田晃建築設計事務所=