住宅省エネルギーの設計者講習を受けてきました。修了証もいただけそうです。
これで平成27年4月1日よりの省エネ基準の施行に準備万端です。 と言っても、講習を受けたから全てが良いというものではありません。一日程度では到底理解できるものではありません。
当事務所では、現在進めております新築物件で新基準を視野に入れ、断熱性能の向上を図ったりしてます。今回の講習はその来年の施行に向け、知識の裏付けや施工技術の確認に、とても良い機会になりました。
今回の省エネ基準での計算方法はとても細かく複雑です。また省エネ効率や数値化しやすいという観点から、古いものより新しいもの、中小零細企業が作る製品より大手メーカーが供給する省エネ家電製品と、(省エネ性能が上がるのでそれは良いことでありますが)数値を追い求めるばかりに画一化し、味気がないものになってしまうようにも思えます。
住宅を中心に設計業務をおこなってきたものとして、もちろん数値をクリヤ-した上ではあるが、そこに住む人たちがいかにその人(家族)らしく、快適に暮らせるか?という事に立ち返り、新たな時代の住宅の在り方を模索していきたい。
事務所に戻り、テキストを読み返してみて改めてそう思った…