T左官「ざっくりやりたいね~」
私「ざっくりとね~」
Oリフォーム工事でT左官職人との会話。壁の質感や塗り方のイメージでの話。
1力を込めて一気に切ったり割ったりするさま―ではなく~
2 深くえぐれたり、大きく割れたりするさま―でもなく、もちろん、えぐったり割ったり、奇をてらう事はせず~
3 大ざっぱなさま。全体を大きくとらえるさま。おおまかに―の大ざっぱに見えるようで、計算されていて、細やかでありながら、大きくも捉えられ~
4 金・米・砂などを、大量に、また、無造作につかんだりすくったりするさま―丁寧でありながら、無造作のように見える。
左官をあまりしたことがない息子を連れてきて、コテの方向だの、勢いだのを気にせずに、ただただ一生懸命塗った(作為のない)壁も惹かれるんだ。と、T氏がポツリ。
意気投合したかに思えたが、左官職人が言うその「ざっくり」はまだまだ、奥が深そうである。
もっともっとこの人と一緒に仕事してみたい~
塗りあがってきた吹き抜けを眺めながらそう思った。