住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

家庭内ジプシー

2009-07-21 00:03:37 | 我家の歳時記

(和室に移動してきた寝具たち。オッと目覚まし時計を忘れた・・・)

7月17日(金)第33候 鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)、病院から見える屋上庭園に住み着いている鶺鴒(セキレイ)の雛は、窓の外で飛びもせず、ジーとお母さんの来るのを待っていました。妻が朝食を無理やりお米からパンに換えてもらい、半分残して窓から放ると、すぐさま食べに来たそうです。それでいいの?鷹に限らず他の鳥達も飛ぶ事覚える季節なのでしょうか~本当に?

同じ日、家庭内ジプシーが移動し始めました。戸田家にとって本格的な夏の到来です。

我家では、季節によって寝るところが違います。というとしゃれているように思われますが、ただただ居心地が良いところを探して移動するジプシー状態なんです。猫のような家族です。。。
小川エリア(中庭)に面した和室は、緑のせいか、小川の気化熱が相まってか、夏はとても涼しいんです。寝る場所なんて、気持ちよければどこでも良いという大雑把な家族がしそうな事でしょう?

でも一方で住宅はそれでよいとも思うんです。キッチンだって、リビングだって、寝室だって~♪そしてお風呂?だって・・・その時々に合ったところへ移動もしくはチェンジすればよい!とも。そんな究極?のフレキシブルな住宅、誰か作りませんか?

立秋までの18日間が土用。夏の土用が有名なのは、天候が稲の成熟に大いに関係したためらしい。
さっ、うなぎでも食って、暑い夏をのりきるぞ!

=戸田晃建築設計事務所=


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