住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

ルーツ

2010-01-12 02:53:25 | 我家の歳時記


1月10日(日)は 第68候 水泉動く(すいせんうごく):地中から湧く水のこと。凍っていた泉がわずかに融け、動き始める頃とされる。

ブログも、ちょっとサボると平気で2、3日あいてしまう。

1月11日(祝)は鏡開き
我が家でもお汁粉をいただく。

鏡開きは、正月に供えた鏡餅を割り、お汁粉や揚げ餅にいれて食する日とされる。「鏡切り」と言わないのはもともと武士の風習らしく、「切る」「割る」が忌み嫌う言葉であったためらしい。

だからと言って”木槌で叩き割る”のはちょっとねえ~特に、樽酒の鏡割りで成功したのを見た事がない。必ずと言っていいほど飛びはねる。。



甘いもの続きで、本日いただいた「メゾン・ロミ・ユニ」のクッキーおいしゅうございました。そして味もさることながら、そのパッケージが何ともかわいい。「何だ、これでいいんだ~」単純な仕組みでありながら実用性に耐えうる。



土曜日は高校の全期合同同窓会。300人はゆうに超えた出席者の、そのほとんどが男・男・男。最近は共学になったものの、ほぼ男子校の会はある意味異様。

会場の中に女子卒業生が歩いていると、「なんだか不思議な感覚」になる自分が不思議だぁ~。一瞬のうちに高校の頃に戻っていたのかも!?

その後、同期生数人と二次会に行く。母校に教師として残った者や、開業医や、鉄道マンなどがいて、こんな機会でもなくては話す事もないだろうな~って事が多々あった。

忘れかけてた高校3年間も、自分のルーツのひとつである。。。と感じた会だった。

=戸田晃建築設計事務所=

昇格

2010-01-06 12:08:45 | 建築


「時を経たものだけが持つ存在感」と言ったら大げさか?

この冬期休暇中に行なった(プチ)改装時に出たラワン合板の切れ端。普通は産業廃棄物の部類に入るものであるが、ペイント感が憎めない。塗り立てには出ない味。この頃になると、やっと素材とペイントの一体感が出る。”素材感”と言っても良い(と思う)。そして、釘を抜いた跡さえかわいく見える。

たかが”ベニヤ板”であるが、存在感さえ感じるのは好みの違いなのか?
こういうのを捨てずに取っておくから、モノが増えてしまう。。。

さらに吟味され、生き残ったものだけが、事務所hpの「出番待ち」へと昇格するのです。

=戸田晃建築設計事務所=


カカオ

2010-01-05 19:12:53 | 我家の歳時記


命名「カカオ」 さんざん考えた末、娘が決めた名前です。

昨日、磯沼さんより「早朝、子牛が生まれました」とのメールが入り、牧場に行ってきました。

カウガールの娘は、生まれたての茶と白のまだらのホルスタインが休んでいる小屋の中まで入り、頬ずりをしている。
子牛はミルクをくれるのでは・・との期待からか、娘のあちらこちらをぺろぺろなめている。
それにしても生後2日とは思えない大きさ。すでに娘より大きい。

これから一年間、しっかり面倒見るのだよ!
今日は 小寒(しょうかん) これからますます寒くなるけど元気でね。

「 カカオ また来るね!!」

=戸田晃建築設計事務所=

おまいり

2010-01-04 13:54:38 | 八王子


遅ればせながら、昨日の夕方、家の近所の神社にお参りに行きました。

いつもは町内会の行事で使わせてもらっているやしろに向かってお賽銭を投げる。そしてもうひとつの神社へはしご。

このあたり、「八王子八福神」の金剛院や、市指定有形文化財の「時の鐘」有する念仏院があったり、お寺の多い界隈でもある。この神社も、お寺を開いた人が建立したと言うから何とも不思議だ。。

そして、ファンキーモンキーベイビーズの一人は、八王子のお寺の出身らしい。関係ないか・・・

=戸田晃建築設計事務所=


台所

2010-01-03 15:17:42 | 建築


「”ゴム手袋は捨てない”指先が破れてしまったゴム手袋は、カットしてカラフルな輪ゴムとして使用-略-」
笑えるでしょう~ 我が家です。台所の紹介の他にテーマごとに各部分をピックアップ・・・(工夫編)

事務所のHPのトップでもお知らせしましたが、我が家の台所が、12月22日発売の雑貨の本、PIPPURI ピップリで紹介されました。

「しあわせな台所のつくり方」という特集で、五つの台所のひとつとして紹介されています。

その中では、『Design it yourself !』展や、その本で紹介されていた、森田久美さんや、小林ゆふさんの台所も紹介されていて、中でもゆふさんは、「住む。」で同じ特集で紹介されたり、「住みこみ」本に出てもらった人で、私自身にとっても、とても楽しめた本になっています。

5人5様、どれも個性的(自分ちは??)な台所ですが、あえて共通項をあげるとすれば、”完成形ではない”点である気がした。
ゆふさんち以外は行ったことがないが、どの台所も常にどこかしら手をいれ、カスタマイズされている・またその余地があるという印象だ。だから、1年経っても3年経っても5年経っても、どこかしら変わっているし、見ていて飽きない。

言葉は適切かどうかわからないが、まとまりすぎていない、手を入れることを容認してくれそうな、いい意味で「ゆるさ」がある。

「”至れり尽くせりでない”足りないぐらいがちょうど良い!」
どこがどう足りないのか、自分自身にとってそれが本当に必要かどうか、など考える”余地”が大事なんだと最近思う。
そして、スペック(性能)では測れない何か。。。

そんなヒントが隠れている本のような気がした。(自分ちは??)

=以下、紹介文=

これは台所に置く本です。-中略- 台所仕事の途中で、気になることがあったらこの本を開いて下さい。
濡れたままの手でかまいません。シミが付いても大丈夫。あなたの手でこの本がクタクタになったとき、台所はきっと、あなたの一番好きな場所になっていることでしょう。

もし、こんなに使い込んでくれたら本望だろうな~ 本も、そして家も・・・

「手紙社」が編集社であることをはじめ、「黄色い鳥器店」や中川ちえさんや吉岡知子さんが載ってたり、勝手に親しみを覚えた本でした。詳しくは雑誌でね。



そして、”台所”つながりで、日野明子さんの展覧会「台所道具展」

1月11日(月)までです。場所はスターネットギャラリー遊星社(益子)
いろいろな方面から、繋がってます。。。

http://www.starnet-bkds.com/webgallery/2010/hino/index.shtml

最後は唐突に、「今年は”キッチン”じゃあなく、”台所”」

=戸田晃建築設計事務所=