「デスティネーションキャンペーン 本物の出会い栃木」の
限定イベントの一つとして
蒸気機関車デゴイチ(D51)が牽引する「本物の出会い栃木号」が
小山駅から足利駅までの両毛線を走りました。
当日は本運転へ向けて小山駅へ回送されるデゴイチ(D51)を栃木駅で見送り、
勤務があるため本運転の見学はしないつもりでした。
ですが、実際に目にしてしまうと
引っ張られていくデゴイチではなく、
引っ張るデゴイチを見たくなりました。
で、なんとかギリギリ仕事に間に合うと踏み
時間の読みやすい電車にして岩舟駅へ。
岩舟駅に降り立つのは初めてですから
まずはロケハン
駅への通りはもちろん
線路を挟んだ向こう側もこの通り。
岩船山&太平山に田んぼ・麦畑という
田舎ならではの風景の中を走るデゴイチを狙い
田んぼ側に出て撮影するつもりだったのが
駅からかなり歩かないと
向こう側に出られる踏切がないことが判明。
計画がガラガラと崩れてしまいました
デゴイチ到着から5分後に発車する両毛線下り電車に乗らないと
仕事に間に合わないという
綱渡りなタイムスケジュールなんですから。
またまた駅のホームでデゴイチを撮るしかなくなりました。
ホームの一番端っこで撮った
ほぼ正面からの
引っ張ってる感ないデゴイチ
見物客がどっと集まり
乗客もホームに降りたりで、
あっという間に人だかり。
この1枚が精一杯。
こんなのどかな場所なんです。
やっぱり田んぼのほうへ行かなくちゃだったなぁ・・・
事前の下調べを怠った自分に喝!な本運転見学でした。
そもそも
当日が勤務日だったというのが最大の失敗
ほんとお粗末写真ですみません。
お詫びに小ネタをば。
岩舟駅はとあることから
ちょっとした有名駅なんですよ。
2016年、アニメ映画「君の名は。」が大ヒットし
時の人となった新海 誠監督。
彼の2007年の作品「秒速5センチメートル」の舞台の一つが岩舟駅。
(‘秒速5センチ’は映画の中で桜の舞い散る速さとされています)
小学生の頃に出会い淡い恋心を抱き合った二人が
転校のため離ればなれに。
中学生になり再会を約束した場所が岩舟駅で、
作品中には岩舟駅の様子が描写されています。
中から撮ろうと思いましたが、
この日は人が多く諦めました。
なぜ岩舟駅だったのか。
新海監督が
中学生が東京からちょっとムリして行ける地として
北関東を想定しロケハンした時に
駅舎の感じが気に入ってのことだそうです。
ちなみに、
映画には小山駅の両毛線ホームも出てきます。
オタクな息子から「いい映画だから見てみ」とすすめられて見ましたが、
初恋を引きずる男子の話は
おばさんにはあまり響かなかったな・・・
(岩舟駅そばから見える岩船山)
<5月19日 栃木市・岩舟駅にて>
今回はものすごく後悔が残る結果になってしまいました。
過去群馬県の「デスティネーションキャンペーン」の際にも
SL「ググっとぐんま号」が走り、
数年後のキャンペーン時にも走ったそうなので
栃木でも再び走る可能性はありそうですよね!
その時には準備万端で臨まなくては。
それにしても、
「本物の出会い栃木号」に
ヘッドマークがなかったのはなぜでしょう?
「ググっとぐんま号」にはあったのに。
群馬に負けちゃったじゃないですか~。
次回にはぜひお願いしたいものです。
(今日は長くなってごめんなさい)