昨年、世界遺産に登録された富岡製糸場は群馬県にあり、
県出身者としては、いつかは行っておきたい場所ですが、
実家から行くにしても、
意外に遠くて気軽には行けません。
それでは、ということで
富岡製糸場と一緒に登録された絹産業遺産群の一つ
「田島弥平旧宅」に行ってきました。
実家から近く、
ほとんど地元といっていい所にあるんです。
田島弥平氏は、
幕末から明治にかけて
優良な蚕種を生産する「清涼育」を体系的に完成させた人。
トップの写真が世界遺産登録された「田島弥平旧宅」。
近代養蚕農家の原型となった建物です。
屋根にある、換気のための「櫓(やぐら)」が特徴的で、
蚕室である2階の造りも開放的になっています。
庭には「貞明皇后行幸記念碑」が。
田島家は宮中養蚕の指導係を務めていたそうです。
一帯はかつて養蚕が盛んな地域で、
周辺にも同様な造りの養蚕農家がたくさんあり、
現在も住居として使われているので外からですが、見学できます。
(写真はその一部です)
記念にスタンプ押してきました。
現在、この地域に養蚕を続けている農家はないとのことですが、
日本の近代産業を支えていた技術が故郷にあったことを
とても誇りに思います。
近くにある公園から見えた秋空。
土手の向こうは利根川が流れています。
大晦日のうちにアップする予定が
新年を迎えてしまいました。
新年早々ではありますが、
今回の写真をもって再びお休みさせていただきます。
ご訪問ありがとうございました。
今年が皆様にとって幸せ多き年でありますよう