すずか*ぜ便り

季節の花や風景、美味しいものなど、日々の暮らしで見つけたものを気ままに撮っています。

青空がないと始まらない。

2018-08-31 | なにげないワンシーン





やむなく曇天の日に行くことも多かった向日葵畑。

一面向日葵の咲く風景は
それなりに心動かされるのですが、
やっぱり向日葵は青空がないと始まらない。














多少の雲も
脇役としていい仕事をしてくれます。









<8月18日 益子町上山地区にて>

素晴らしすぎる!「縄文展」@東京国立博物館

2018-08-30 | アートなこと





ただいま上野の「東京国立博物館」では
「縄文 1万年の美の鼓動」展開催中。

教科書でお馴染みの‘火焔型土器’と
‘縄文のビーナス’と呼ばれる土偶をはじめ5体の土偶、
合わせて6件の国宝が集結していますから
見逃せない展示となっています。





今回はこの本館ではなく
平成館で。









途中にある表慶館。
素敵な洋館なのでやっぱり撮っちゃう。
時間ないのに





これが平成館。

前回国立博物館を訪れたのは
台湾の「故宮展」でした。

‘白菜’の期間限定公開があったため
ものすごい行列に並びましたが、
今回は限定公開もなく
チケットを買うのも
館内に入るのも並ぶことなくスンナリ。


時間があれば本当にじっくり堪能したかった
土器や土偶の‘縄文の美’がたくさん。

特に火焔型土器の素晴らしさには感動すら覚えます。

後に登場する弥生式土器は
形も意匠も洗練されてきてはいますが
アートとしてみると
縄文の力強さにはかないません。

国宝の土器、土偶を一度に見られたのも眼福です。

日本人の器用さ、繊細さ、美意識の高さのルーツは縄文なんだな、
とあらためて日本人である誇りを持ちました。

大人だけでなく
子供たちにも見てもらいたい展示ですが・・・
夏休み、もう終わりなんですよね。

間に合う方、ぜひぜひ!ご覧になってください。


そうそう、‘暮らしの美’エリアで
栃木県小山市出土の
貝輪型土製品(今で言うブレスレット)が展示されていました。

海のそばでは貝を細工したブレスレットが出土していて
海なしの栃木は重い土で作るしかなかったんですね。

海への憧れはこの頃からなんだなぁ、
としみじみしてしまいました。
(栃木の縄文人は
海を知っていたかどうかは定かではありませんけど)













‘岡本太郎が愛した縄文土器’として
国立博物館所蔵の土器が
太郎さん撮影の写真とともに展示されていました。

「爛熟した中期の土器の凄まじさは言語を絶する」
と評しているそうですよ。

これらは撮影可です。

最近は美術館でも
撮影可能エリアを設けてくれているのがありがたいです。
昔はすべて撮影不可でしたもんね。





国宝の土偶たちと記念撮影もできますよ。

(左より仮面の女神、中空土偶、合掌土偶、縄文のビーナス、縄文の女神)





今回買いに走ったグッズは
縄文オールスター的なクリアファイルやら
木製土偶クリップ、
火焔型土器マグネットやらでした。




(チラシの裏面です。
興味のある方は大きくして見てね)


展示について詳しくはこちらをどうぞ → 





<8月21日 上野・「東京国立博物館」にて>

夏の塩原を巡る旅・4 ~箒(ほうき)川沿いを歩く

2018-08-28 | 旅は楽し





塩原温泉郷を流れる箒川沿いは
遊歩道が整備されていて
気軽に渓流美、渓谷美を楽しむことができますが、
一人の気ままさであちこち欲張って予定を立てたため
歩く時間がほとんどありませんでした。

幸い宿のそばを箒川が流れていますから、
到着後、夕食前のわずかな時間に
ちょっと川まで降りてみました。













‘塩釜’という温泉地ですが、
ここの箒川は渓流っぽくていい感じ。













緑もきれいでした。





こちらは「天皇の間記念公園」横にある遊歩道。
下に見えるのが箒川です。

ほんのちょっとだけ散策。





‘野立岩’というのだそう。


どこも緑に囲まれ
まさに森林浴の旅でした。

夏の塩原を巡る旅・3 ~皇室文化を垣間見る「天皇の間記念公園」

2018-08-27 | 旅は楽し





かつて塩原には
皇室の別荘として「塩原御用邸」がありました。

大正天皇が皇太子時代に塩原を大変好まれたことから
御用邸が構えられ
多くの皇族の方々に利用された後
現在は「天皇の間記念公園」として
御座所が移築公開されています。

こういう史跡は
家族旅行ではまず寄ることはできないので
(多数決で負ける
一人旅の今回は訪問のチャンスではありました。

















各部屋には
御用邸の備品などや
皇室ゆかりの品々が展示されています。

この日は時々雨が落ちてくるあいにくのお天気で
雨戸が閉められたまま。

雨戸が開けば部屋も明るく
板縁越しに庭の緑も眺められ
違う雰囲気の室内だったと思いますが、
薄暗い中での見学は残念でした。





塩原御用邸の模型。
そばを流れるのは箒(ほうき)川。

自然豊かな地にあったことがわかります。





日光の田母沢御用邸と同じく
照明は洋風です。









仕方なく雨戸付きの外観を撮ります


ちなみに
‘天皇の間’というのは
旧塩原御用邸の御座所が
塩原の人々から敬愛を込めて
呼ばれていた名だそうです。





木々に囲まれていますから
秋の紅葉も風情がありそうですね。


<7月28日 那須塩原市・「天皇の間記念公園」にて>

美味しい‘金魚’

2018-08-26 | 美味しいもの




上野目的の上京でしたが、
近いので日本橋にも寄り、
前回できなかった買い物と美味しいものを
‘金涼祭’(7/6~9/24)開催中のコレド室町で楽しみました。

今回の美味しいものは
数ある金魚スイーツの一つ。

福徳の森隣にある
カフェ「門前茶屋 雲母橋(きららばし)」の‘更紗金魚’。

堂島ロールとのコラボロールケーキで
生クリームの池を金魚が泳いでいます。





時間が無くなり
ランチメニューは無理そうなので
「コレド室町1」1F「にんべん」の‘だし場’で
期間限定の‘冷やしおでん’を。

星形と金魚形にんじんが可愛いのですけど
深いカップで写真撮りにくっ

もうちょっとインスタ映えを考えてくだされ~ですね。

でも、さすがだし屋さん、
だしのジュレがさっぱりと
美味しい冷やしおでんでした。

今年新登場の‘アイスだし’は
赤い金魚柄の透明カップに赤いストロー。

こちらの方がインスタ映えしそう。
アイスだしも頼めばよかったかな。


<8月21日 日本橋室町エリアにて>

日本橋・福徳神社

2018-08-25 | お出かけ





先日再び上京しました。

目的地は上野だったのですが、
せっかくなので
前回心残りだった日本橋にも、と思ったのが運の尽き。

「アートアクアリウム」が気になり再度入場。
結局予定時間大幅オーバーで
どちらが目的かわからなくなりました

ですが、
「福徳神社」にお参りし、
美味しいものもいただけて
一応日本橋での予定をクリア。
今回は心残りなく日本橋を後にすることができました。





古くより日本橋を守ってきた福徳神社。
隣には‘福徳の森’があります。





「アートアクアリウム」開催期間中(7/6~9/24)
‘森の風鈴小径’と名付けられた
江戸風鈴が揺れる通路がもうけられています。









手作りの江戸風鈴は一つ一つ形が違い
絵柄も趣があります。





森の広場は夏祭り仕様。





あいにく御朱印帳を忘れてしまい
代わりにお守りをいただいてきました。

‘芽吹きお守り’という
なんだか可愛らしいお守りです。

御朱印はまたの機会に・・・





<8月21日 日本橋・福徳神社にて>

晩夏の稲

2018-08-24 | なにげないワンシーン





田舎住まいの身にとって
珍しい光景ではないけれど
すくすく育っている稲を見るのは
気持ちがよいものです。









8月も半ばを過ぎると
稲穂がだいぶ長くなり、
実(米)も膨らみ
頭を垂れる稲が多くなってきます。

夏の日差しにキラキラ光る
そんな稲を見ると
撮らずにいられません。





<8月18日 益子(ましこ)町にて>

夏の塩原を巡る旅・2 ~緑も超きれい、‘紅の吊橋’

2018-08-23 | 旅は楽し





紅葉の名所として有名な‘紅の吊橋’ですから、
紅葉シーズンに訪れたことのある方は多いと思います。

今回の塩原一人旅、
初めての場所を中心にと決め
まずはこの吊橋です。





圧倒的な緑。
秋の紅葉がきれいなはずですね。





橋から見える温泉街。

せっかくなので
遊歩道を少し歩いてみました。













雨上がりの緑が本当にきれいでした。









<7月28日 塩原温泉 ‘紅の吊橋’にて>

ゆりと白樺

2018-08-22 | 季節の花





スキー場である「ハンターマウンテン塩原」のゆり園。

大斜面に咲くゆりもきれいですが、
リフトを降りた先の
白樺の木に囲まれてゆり咲くエリアは
高原でないと見ることができない
撮影が楽しいシーンが満載。





















‘早咲きエリア’のゆりたち。













一番奥の‘白樺の丘’は
白樺林の中にたくさんのゆりがありますが、
このときはまだ咲き始め。
見頃でなかったのが本当に残念です。





<7月27日 那須塩原市・「ハンターマウンテン塩原ゆりパーク」にて>

夏の塩原を巡る旅・1 ~「ゆり博」@ハンターマウンテン塩原

2018-08-20 | 旅は楽し





昨年初めて‘ゆり園’を訪れ
園芸品種のゆりに目覚めたわけですけど
今年の太田のゆりは残念な状態と聞き
塩原の「ハンターマウンテンゆりパーク」へ。

急に発生した台風の影響で
予定を前倒して旅の初日に変更しての訪問。

時間も限られたうえ
せっかくの高原なのに青空もなし。

さらに肝心のゆりも見頃には早かったようで
少々寂しい散策となってしまいましたが、
たくさんのゆりに囲まれて
塩原の旅への気分が上がりました。





全長1000メートルの‘フラワーリフト’に乗って
最高地を目指します。

リフトの下にもゆりが咲いています。










リフトを降りたすぐにも
ゆり、ゆり・・・









見下ろすとこんな感じ。
高原を実感できます。









‘早咲き白樺エリア’が一番賑やかでした。

ゆりパークの見所の一つで
白樺とのコラボがいいですね。













ゆり撮影はここで。





帰りは大斜面を歩いて下ります。

見頃だったら迫力の風景だったでしょうね。
残念。





<7月27日 那須塩原市・「ハンターマウンテン塩原」にて>

ましこ(益子)の空。

2018-08-19 | ちょっとそこまで





ただいま益子では‘ひまわり祭り’開催中。
(今日が最終日です)

残暑厳しいと
二の足を踏んでしまう向日葵畑ですが、
昨日は驚くほど爽やかな日で
行くしかない!と益子へ。

会場に着いてみると
一面の青空。
そして素敵な雲。

向日葵よりも空に熱中してしまいました。





田んぼも





向日葵畑も





どこもかしこも爽やかすぎる~!


いつもは汗ダラダラになりながらの撮影で
もうダメだ~と帰ってくるのですが、
昨日はまだまだ力が余ってる感じ?

向日葵を撮りに行って
爽やかな気分で帰れたのは初めてです。


道路近くエリアの向日葵は
写真を撮るにはちょっと、の見頃すぎ。

奥のほうはなんとか見頃継続中。

摘み取り可能エリアもあるので
行かれる方ははさみ持参がおすすめですよ。
最終日のいまさらですけど





<益子町上山地区・‘ひまわり祭り’会場にて>

魅惑のハス

2018-08-17 | 季節の花





幸運なことに
ハス咲く公園が地元にあり
気軽に会いに行くことができます。

でも、今年は気分を変えて
隣県のハスに初対面。













なかなか手強いのっぽさんのハスたちでしたが、
美しさは変わりません。

















ハスはつぼみも美しいですね。





<7月16日 古河市・「古河公方公園」にて>

‘ふくろうの町’の野木神社

2018-08-16 | ちょっとそこまで





前エントリーで「野木町」が出ましたので
こちらもご紹介します。

野木町は‘ひまわり’でお馴染みの町ですが、
町の鳥がふくろうという
ふくろうの町でもあります。

「野木町煉瓦窯」のすぐ近くにある野木神社は
ふくろうが営巣する神社として
知る人ぞ知る存在。

今の季節はふくろうはいないとのことで
ふくろうに会うのはまたの機会として
初めてお参りに訪れました。





乃木希典大将ゆかりの神社なんですね。
名前つながりのご縁でしょうか。


坂上田村麻呂が奉納したと伝えられる大イチョウをはじめ
緑に囲まれた厳かな神社でした。





ふくろうの像もたくさんありました。


野生のふくろうを実際に見たことがないので
いつか会いに行けるといいな。





<7月16日 野木町・野木神社にて>

近代化産業遺産・「野木町煉瓦窯」。

2018-08-15 | 素敵建物





(形が‘素敵’かどうか悩みましたが
レンガ造りが素敵ということで
カテゴリーを‘素敵建物’にしました)

先日大賀ハスの撮影に茨城の古河市を訪れた際
気になっていた場所に寄りました。

古河の手前にある野木町では
かつて赤煉瓦を焼成していた
貴重な文化財である煉瓦窯が公開されています。

この16角形の変わった形の煉瓦窯は
「ホフマン式輪窯」と言い、
明治23年に築営、
16区画で順次窯詰め、予熱、焼成、冷却、窯出しを繰り返しながら
連続的に赤煉瓦を焼成し、
大量生産に対応していました。

現在残っているホフマン窯は全国に4基のみだそうで
唯一原型をとどめて保存されていることから
平成19年に日本の近代化産業遺産に認定されました。

自由に見学できますが、
せっかくなのでボランティアガイドさんに解説していただきながら
見学してきました。









窯内部。









窯上部(2階)はこんな感じ。

蓋がしてありますが
このたくさんの投炭孔から粉炭を投入していたそう。






煙突。

2階が近所の子供たちの遊び場にもなっていたという話に驚きです。













(上の画像左上は一段に長辺と短辺を交互に積むフランス積み、
右下は長辺の段と短辺の段を繰り返すイギリス積み)

煉瓦のある風景あれこれ。

ここはファッションカタログの撮影や
「東方神起」のポスター撮影などにも使われたそうですよ。

確かに煉瓦造りの建物はお洒落に見えるので
私も撮りまくってしまいました。





なぜか‘恋人の聖地’です。





すぐ西側には渡良瀬遊水地があり、
隣接する「野木ホフマン館」(野木町交流センター)で
こんなダムカードがもらえます。

渡良瀬貯水池は日本初の平地型ダムなんですって。
知らなかった~。

(‘恋人の聖地’であるのは
渡良瀬貯水池のハート形つながりかも?)


ダムカードといえば、
今までいろいろなダムを見てきましたが、
‘ダムカード’なる物があるのを知ったのはずいぶん後。

もったいないことをしたなぁ~と
ことあるごとに悔しく思う私は
実は集めることが大好きな隠れオタクで
最近は‘マンホールカード’に興味津々。

市に確認したら栃木市にはないそうで
残念すぎます(笑)
関係ないですけど。


ともあれ、
煉瓦窯の修復には莫大な費用がかかり、
譲り受けた野木町は大変な負担になったそうで、
本音は困った物をもらっちゃったなぁ、
という思いがあるとかないとか。

でも野木町のおかげで
私たちが貴重な産業遺産を見ることができるわけですから、
野木町には感謝とともに
頑張って!とエールを送りたいですね。





<7月16日 野木町・「野木町煉瓦窯」にて>

知らなかった~、‘太閤下ろしの滝’

2018-08-14 | 旅は楽し





久々に‘知らなかった~’シリーズです。

7月下旬、
塩原への一人旅に出ました。

旅の始まりは‘太閤下ろしの滝’。

「龍王峡」側から
有料の‘日塩もみじライン’に入ってすぐのところにあります。

家族旅行の際
日塩もみじラインを通った記憶がありますが、
滝には全然気づきませんでした。

なので初めて見る滝。





滝に沿って遊歩道があります。
3段の滝のようです。





下段の滝。





中段と上段の滝。





上段の滝すぐ下まで行けて
撮影はしやすいのですが、
全体を撮ろうとすると
どうしても右に木が入ってしまいます





滝壺の水の色が神秘的で
素敵な滝でした。





流れる水も本当にきれい。





3段を見上げることができるとなおよかったですけどね。


ちなみに
‘太閤’とはもちろん豊臣秀吉のことですが、
秀吉でさえ降りて見ずにいられなかったほど
素晴らしい滝である、との伝えがあるそうですよ。





<7月27日 日光市・‘太閤下ろしの滝’にて>



今回の塩原を巡る旅、
お馴染み過ぎる温泉地ではありますけど
花あり滝あり渓流ありの自然に加え
歴史(文化)もあり・・・
一人旅ならではの自由さで夏の塩原を満喫。

ぼちぼちとアップしていきますので
よろしかったら塩原の旅におつきあいください。