すずか*ぜ便り

季節の花や風景、美味しいものなど、日々の暮らしで見つけたものを気ままに撮っています。

「アートアクアリウム2019~江戸・金魚の涼~」(2)~衝撃の新作 

2019-09-21 | アートなこと

 

 

 

金魚を観賞するために

金魚を美しく見せるために

水槽や金魚鉢の大きさと形、光で演出してきた

これまでの作品とは大きく異なる

ある意味衝撃の作品だったのが

新作の「ジャグジリウム」。

 

金魚を‘見るもの’から

‘共生するもの’というような

ともに楽しむ存在として方向を転換させた作品のように感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天井や壁の絵もまさに和柄で

なにやら遊郭っぽく退廃ムード。

まぁ、好きな感じなのでいいのですけど・・・

 

 

 

頭のないマネキンが妖しすぎて

ホラー風味を感じてしまいます。

和テイストだからなおさらそう感じるのかもですけど。

 

頭部分のあるマネキンに天蓋風な透ける布を下げたり

それこそチラリズム的な演出もありだったかな、と思います。


どちらにせよ

インパクトのある作品に違いありません。


 

<9月中旬 日本橋三井ホール・「アートアクアリウム2019~江戸・金魚の涼~」より>


「アートアクアリウム2019~江戸・金魚の涼~」(1)~テーマは組子

2019-09-20 | アートなこと

 

 

これまでアートアクアリウムでは

江戸切子や組紐、有田焼など

日本の伝統工芸と金魚をコラボさせ、

美しい和の世界が表現されてきました。

 

今までの集大成という今回、

それら過去の工芸品たちも再登場するかと思いきや

潔いほど一切無く

会場内は「組子」で統一されていました。

 

 

作品は組子柄が施された台に乗っています。

この白黒の組子柄が

作品をいっそう美しく引き立てる名脇役、

かつ色の洪水になりそうな会場の引き締め役となっていて

私的には今までで一番好きな空間になっていたと思います。

 

 

もちろん組子の作品もあって

組子の向こうを白系の錦鯉が泳いでいました。

組子越しに見る‘チラリズム’らしいです。

 

 

 

 

 

 

我が県にも

「鹿沼組子」という素晴らしい伝統工芸があるので

今回の「組子」テーマは特に印象的でした。

 

 

<9月中旬 日本橋三井ホール・「アートアクアリウム2019」より>


「アートアクアリウム 2019~江戸・金魚の涼~」・プロローグ

2019-09-19 | アートなこと

 

 

 

 

今年も日本橋三井ホールで開催中。(9月23日まで)

毎年楽しみに通っている「アートアクアリウム」に行ってきました。

 

三井ホールでの開催は最後ということで

今までの集大成的な展示となっている今回。

人気の巨大金魚鉢シリーズ「花魁」「超・花魁」「大奥」に

美しく優雅な「ロータスリウム」を加えた

4作品が同一会場に並ぶのは初めてだとか。

 

(「花魁」)

 

(「超・花魁」)

 

(「大奥」)

 

(「ロータスリウム」) 

 

(「花魁」越しに見る「ロータスリウム」と「超・花魁」

 

平日にもかかわらず会場は大盛況。

人を入れずに撮るのはほぼ不可能な状態でしたが、

きらびやかな光で演出された

金魚と「和」の独特な世界の‘沼’に

今年もどっぷり浸かってきたのでした。

 

 

会場内のカフェで提供される金魚ゼリー。

今年はでめきんちゃんをいただきました。

 

会期終了が迫った今、

超混雑必至ではありますが、

貴重な機会である今年の「アートアクアリウム」、

今まで見逃していた方、

ご覧になってみてはいかがでしょう?

 

(参考までに公式動画をどうぞ)

アートアクアリウム 2019「東京・日本橋 開催見どころ特集」山本美月 出演!

 

  

 

ということで、

金魚フォト、続きます。

よろしかったらおつきあいを。


「踊る金魚展」

2019-07-17 | アートなこと

 

 

 

祝日の月曜日

観劇のため上京しました。

 

せっかくのお出かけ、

劇場から遠くない面白そうな場所を探して寄ることにしていますが、

今回はここ。

浅草橋の「TODAYS GALLERY STUDIO」にて

「踊る金魚展」という合同写真展・イラスト展・物販展を開催中です(21日まで)。

 

金魚といえば

今年も5日にスタートした「アートアクアリウム」。

昨年までで私なりに撮りきった感があり

今年は行かない予定だったのが

三井ホールでの開催は今年が最後で

今までの集大成的な展示と聞いて

ならば、と俄然行く気アップ中でした。

 

「踊る金魚展」は

様々なジャンルのアーティスト、作家さんたちの

金魚の一瞬の美しさを切り取った作品が満載。

金魚写真が思うように撮れずにいた私にとって

「アートアクアリウム」再挑戦に向けて

なにかヒントがもらえるかも、と

特に写真の展示が非常に楽しみでした。

 

展示作品などは撮影可なので

ちょっとご紹介します。

 

 

カメラマン・モリオカアツシさんの‘うおづら’。

正面からのどこかユーモラスで可愛い金魚たち。

 

 

金魚特化型切り絵作家・雅人さんの作品。

独特な作風が魅力的です。

 

 

水彩画家・まつももさんの作品。

優しく透明感のある色合いに癒やされます。

 

 

写真家・utakokeshiさんの作品。

器の中の金魚と風景をコラボさせています。

 

 

金魚作家・deme*tyoubiさんの

羊毛フエルト金魚とねこの写真にほっこりしました。

 

 

写真家・安堂真季さんの作品。

黒バックの美しい金魚はトップに載せた「踊る金魚展」のポスターになっています。

 

以下、一部ですが作品たちをまとめました。

 

(上左・モリオカアツシさん、上中・やまおかゆいさん、 上右・deme*tyoubiさん

中左・西村はるさん、中中・ハラサトコさん、中右・安堂真季さん

下左・utakokeshiさん、下中・まつももさん、下右・ハラサトコさん)

 

物販では

 

 

イラストレーターの岩本夏樹さん。

 

 

「空飛ぶアルマジロ商店」(習志田真白さん)の切り絵作品。

 

ほかガラス細工、アクセサリー、タオル刺繍など、

いろいろな作家さん、イラストレーターさんたちの

可愛く、美しい金魚に目移りしまくりです。

 

 

(左)ハンドメイド作家・kingyoさんのアクセサリー

(中)写真家・安堂真季さんの透明写真栞

(右)イラストレーター・西村はるさんのマイクロファイバー汚れ拭き

 

悩んで計2500円ほどのこの3つを連れ帰りましたが、

私の前に会計をしていた女性は2万円以上お買い上げ。

金魚好きにはたまらない「踊る金魚展」です。

 

 

先着限定2000名で

モリオカアツシさんの‘うおづら’ポストカードがいただけ、

ラッキーでした!

 

 

ビル入り口に置かれていたポスターは

たぶん写真家・ハラサトコさんの作品。

 

安堂さんの撮る美しい金魚や

ハラさんの幻想的な金魚のような写真が撮れるよう

「アートアクアリウム」、頑張ろうっと。

 

「踊る金魚展」が気になった方はこちらをどうぞ。

 →  

 

(とてもわかりにくい場所で

帰りは案の定道を間違え

とんでもない所に出てあわてました

行かれる方、お気をつけください)


魅惑のハーバリウム。

2019-06-01 | アートなこと

 

 

 

‘ハーバリウム’ってご存じですか?

ていうか、

最近よく聞きませんか?

 

以前「とちぎ花センター」で開催された

洋ラン展へ出かけた際

一緒に「ハーバリウム展」もあって

そこで初めて実際に目にしました。

 

 

 

 

瓶の中の美しい花や果物。

 

「ハーバリウム」とは植物標本のことらしく、

たぶんもともとは

こんな感じに1種類ごとに標本とされていたのだと思いますが、

今盛んに目にしたりするのは

いろいろな花を組み合わせ

インテリアとして楽しめるもの。

 

 

 

 

花の色別に作ったり

 

 

花と葉を組み合わせたり。

 

組み合わせが無限で

美しくて面白そうなアートになっています。

 

 

展示は飾り方の提案的なものもあり、

大変興味深く見ました。

 

展示の一番の見所はこれ。

 

 

「ヒスイカズラ」のハーバリウム。

不可能と言われていたものだそうですよ。

 

ちなみに

展示されているハーバリウムは

すべて花センターで採取された植物たちで

着色していない本物の色とか。

 

季節関係ない展示なので

後回しにしていましたが、

展示は明日までと思い出し

あわててアップです。

(違ってたらごめんなさい)

 

<2月7日 栃木市・「とちぎ花センター」‘とちはなちゃんドーム’にて>


「尾形光琳の燕子花図」特別展@根津美術館

2019-05-11 | アートなこと

 

 

 

カキツバタの咲く時期に合わせて開催される特別展。

昨年秋初めて根津美術館を訪れてから

絶対行きたいと思っていました。

 

(右隻)

 

 (左隻)

※以上ポストカードより

 

むか~し、

美術の授業で模写したことがあり、

この絵には結構思い入れがあるので

実際に目の前にして感無量でした。

 

国宝「燕子花図屏風」は1双の作品ですが、

恥ずかしながら左隻のほうは初めて知った気がします。

 

リズミカルに高低差をつけて配されたカキツバタが

左はごちゃーっとかたまっていたり

しかも右端に花のない目立つ葉っぱがあったり

敢えて変化をつけたのか、とか

花は二色の濃淡で描かれているのに対し

葉は一色でのっぺりだ、とか 

天才デザイナー’といわれる光琳の意図を考えながら

いろいろと面白く鑑賞した「燕子花図屏風」でした。

 

「王朝文化への憧れ」、「草花を愛でる」、「名所と人の営みを寿ぐ」と

三章で構成された今回の特別展。

源氏物語が題材の屏風や「洛中洛外図」、草花図など

バラエティに富んだ屏風もたくさん見ることができます。

 

 

 

 

庭園のカキツバタも見頃ではありましたが、

もう少し訪問が早かったら

咲き揃ったきれいなカキツバタだったでしょう。

 

 

 

特別展は明日まで。

庭園のカキツバタも早めの方が良いので

間に合う方はぜひ。

 

 

<5月9日 「根津美術館」にて>


魅惑のひょうたんランプ

2019-03-20 | アートなこと





今年も‘真壁のひなまつり’に行ったのですが、
酒蔵のひな飾りに使われていた
‘ひょうたんランプ’にどハマリしました。













アートな柄も素敵ですが、
その細かさにびっくり。





風神雷神がひょうたんにいるとは思いませんでした。


これらのひょうたんランプは茨城県内の工房作。
ひょうたんを種から育てているとか。

ちなみに
ひょうたんは夕顔の変種だそうで
夕顔といえば
栃木県の名産・かんぴょうは夕顔の実から作られます。

その実を使った‘ふくべ細工’というのが栃木県にはありますが、
ぷっくらと丸い実なので
形を活かしたアート的な作品にはしにくいかもしれませんね。

このアートなランプ、
いったいどうやって作るのだろうか、
非常に気になります。





<2月27日 桜川市真壁地区 「花の井」蔵元西岡本店にて>

切子・組紐。 ~「アートアクアリウム2018 ~江戸・金魚の涼~」より

2018-09-18 | アートなこと





「アートアクアリウム」は
日本の伝統文化を意識、
あるいは取り入れたアート作品群ですが、
見事に金魚と融合されているのが
「テマリリウム」と「キリコリウム」。





伊賀組紐と金魚を‘手鞠’の柄に見立てた
球体作品の「テマリリウム」。

お気に入りの作品なのに
今回はことごとく失敗しまして
この1カットのみ









江戸切子のガラス器を金魚が泳ぐ「キリコリウム」。

黒の切子に赤い金魚の組み合わせが美しく
毎回粘るのですけど
難しくてまともに撮れたことがありません





金魚はいませんが
キラキラの切子グラスが並んだアートも目を引きます。


<日本橋三井ホール(コレド室町1)にて>

屏風金魚。 ~「アートアクアリウム2018 ~江戸・金魚の涼~」より

2018-09-17 | アートなこと



(「大政奉還金魚大屏風」)


‘大政奉還’が日本美術の大きな転換期と捉え
日本美術史の移り変わりを表現している屏風作品です。













確かに明治時代はいろいろな西洋文化がもたらされ、
日本美術にも影響を与えたと思いますが、
この屏風絵巻のなにが、どこが大政奉還なのか、
撮影に夢中でよくわかりませんでした

でも、変化する色とりどりのライティングとともに
屏風絵となって泳ぐ金魚がとても幻想的で美しいです。













屏風の前の石にもハマりました。


<日本橋三井ホール(コレド室町1)にて>

超・花魁。 ~「アートアクアリウム2018 ~江戸・金魚の涼~」より

2018-09-16 | アートなこと





1000匹の金魚が泳ぐ
今までの「花魁」を超える3000匹の金魚が舞う
アートアクアリウム史上最大
世界最大の金魚鉢作品「超・花魁」。









アートアクアリウムを代表する
圧倒的、ド迫力の作品なのですが、
人が多すぎるし、
ほかの人の邪魔にならないよう
近くに行かなかったので
思うような写真は撮れませんでした









今年は
金魚鉢から流れる水を受ける
ビー玉の筒にハマりました。


<日本橋三井ホール(コレド室町1)にて>

錦鯉乱舞。 ~「アートアクアリウム2018 ~江戸・金魚の涼~」より

2018-09-13 | アートなこと





地球をイメージした直径1.5mの球体水槽の中を
錦鯉が舞い泳ぐ「アースアクアリウム・ジャポニズム」。

今年は
金魚だけでなく錦鯉が主役の作品もあり
‘観賞魚’アートになっています。




(回りの観客が映り込んでしまうので
暗めにしています)













池の錦鯉を見下ろすことはあっても
泳ぐ錦鯉を見上げることはないので
それだけでも非日常ですが、
大水槽の中を
入り乱れて泳ぐ錦鯉に圧倒される作品です。

光に浮かび上がる錦鯉は美しく
‘日本の美’の一つですね。





<日本橋三井ホール(コレド室町1)にて>

天井金魚。 ~「アートアクアリウム2018 ~江戸・金魚の涼~」より

2018-09-11 | アートなこと





日本橋にて開催中の「アートアクアリウム2018」。
(9月24日まで)

繰り広げられる非日常、非現実の‘金魚美’の世界は
一度知ってしまうと
なかなか抜け出すことができません。

まるで宝塚(笑)

で、今年もいそいそと行ったわけで。
しかも2回も

おかげで写真もたくさん。

金魚でお腹いっぱいになるかも、ですが、
しばらくおつきあいくださいね。





「天井金魚」は今年の新作のひとつ。

鏡効果もあり
美しくて見入ってしまいます。













会場に入って最初に出会うのがこの天井金魚。

早くも魅せられてしまい
先に進めず
(時間)押せ押せが決定となりました





<日本橋三井ホール(コレド室町1)にて>

素晴らしすぎる!「縄文展」@東京国立博物館

2018-08-30 | アートなこと





ただいま上野の「東京国立博物館」では
「縄文 1万年の美の鼓動」展開催中。

教科書でお馴染みの‘火焔型土器’と
‘縄文のビーナス’と呼ばれる土偶をはじめ5体の土偶、
合わせて6件の国宝が集結していますから
見逃せない展示となっています。





今回はこの本館ではなく
平成館で。









途中にある表慶館。
素敵な洋館なのでやっぱり撮っちゃう。
時間ないのに





これが平成館。

前回国立博物館を訪れたのは
台湾の「故宮展」でした。

‘白菜’の期間限定公開があったため
ものすごい行列に並びましたが、
今回は限定公開もなく
チケットを買うのも
館内に入るのも並ぶことなくスンナリ。


時間があれば本当にじっくり堪能したかった
土器や土偶の‘縄文の美’がたくさん。

特に火焔型土器の素晴らしさには感動すら覚えます。

後に登場する弥生式土器は
形も意匠も洗練されてきてはいますが
アートとしてみると
縄文の力強さにはかないません。

国宝の土器、土偶を一度に見られたのも眼福です。

日本人の器用さ、繊細さ、美意識の高さのルーツは縄文なんだな、
とあらためて日本人である誇りを持ちました。

大人だけでなく
子供たちにも見てもらいたい展示ですが・・・
夏休み、もう終わりなんですよね。

間に合う方、ぜひぜひ!ご覧になってください。


そうそう、‘暮らしの美’エリアで
栃木県小山市出土の
貝輪型土製品(今で言うブレスレット)が展示されていました。

海のそばでは貝を細工したブレスレットが出土していて
海なしの栃木は重い土で作るしかなかったんですね。

海への憧れはこの頃からなんだなぁ、
としみじみしてしまいました。
(栃木の縄文人は
海を知っていたかどうかは定かではありませんけど)













‘岡本太郎が愛した縄文土器’として
国立博物館所蔵の土器が
太郎さん撮影の写真とともに展示されていました。

「爛熟した中期の土器の凄まじさは言語を絶する」
と評しているそうですよ。

これらは撮影可です。

最近は美術館でも
撮影可能エリアを設けてくれているのがありがたいです。
昔はすべて撮影不可でしたもんね。





国宝の土偶たちと記念撮影もできますよ。

(左より仮面の女神、中空土偶、合掌土偶、縄文のビーナス、縄文の女神)





今回買いに走ったグッズは
縄文オールスター的なクリアファイルやら
木製土偶クリップ、
火焔型土器マグネットやらでした。




(チラシの裏面です。
興味のある方は大きくして見てね)


展示について詳しくはこちらをどうぞ → 





<8月21日 上野・「東京国立博物館」にて>

蔵の街のひなまつり・1 ~つるし雛とうさぎ雛

2018-02-26 | アートなこと





最近は鹿沼のひな巡りにハマって、
ていうか、
‘布豊(ふふ)飾り’という古布人形に魅せられて
鹿沼の雛まつりイベントに出没していました。

今年は原点回帰、
地元の雛まつりを覗いてきたところ、
嬉しいことに
同じような古布のお雛様が。






やっぱり素敵。
このお雛様、
わたしには‘アート’にしか思えない。









雛まつりにはおなじみの
賑やかなつるし雛ももちろん可愛いけど





華やかな着物をまとったうさぎちゃん、
可愛すぎる~。





<栃木市・蔵の街大通り「とちぎ歌麿館」にて>


‘赤’は招福の色と同時に魔除けの色で、
うさぎの目が赤いことから
お雛様に使われているとか。

そうか~、それでうさぎ雛なんだ、と
いまさらですが、納得。

教えてくれた歌麿館の案内のおじさん、
ありがとうございます。

「アートになった猫たち」展。そして歌麿。

2018-01-06 | アートなこと




今年は戌年ですが、
すみません、猫のお話です。

猫ブームが続いていて
猫好きの方は多いと思います。

私も猫は大好きです。

で、
地元美術館で開催の「アートになった猫たち」展が
ずっと気になっていたのですが、
昨年末、
地元の灯りイベントに行った際
近くなので寄ってみました。





このブログでも何度か登場している「蔵の街美術館」。
実際に使われていた三棟続きの蔵を利用しています。

こじんまりした美術館ですから
展示数はそう多くないものの、
興味深い企画展も多く
何よりワンコインで気軽にアートを楽しめ
大助かりです。


さて。
浮世絵を中心に
様々なアート作品に登場している猫たちに焦点を当てたこの展示。

たくさんの猫が見られて
猫好きにはたまりません。

思ってもみなかった
八代亜紀さんの絵も展示されていて
それがまたとっても可愛いのです。

絵がお上手、ということは知っていましたが、
本格的な絵でびっくりしました。




(興味のある方はこちらもどうぞ)


今月16日から始まる次回の特別企画展
「描かれた女たち 女性像にみるフォルム/現実/夢」展も面白そう~。





<12月下旬 栃木市・「とちぎ蔵の街美術館」にて>


ちなみに。
蔵の街美術館は
江戸の浮世絵師・喜多川歌麿の肉筆画3点を収蔵しています。
今回もそのうち2点が展示されていました。

歌麿の肉筆画3点を所有するのは
世界で我が市だけとか。

なぜ我が市に歌麿の肉筆画が?

歌麿は地元の豪商と交流があり、
その商家に滞在中にそれらの肉筆画と
大作の肉筆画3点を描きました。

近年地元から肉筆画3点が見つかったというわけ。

残念ながら
大作3点はほかの美術館所有ですが、
高精細複製画は時々展示されます。

今回市役所で展示されていたので
ついでに寄りました。





(撮影は市役所の明るすぎる電灯が写り込んで断念


超有名浮世絵師・歌麿が
江戸から遠く離れた我が地元で
素晴らしい大作を描いたという事実に
非常に歴史ロマンを感じます。