花菖蒲園イベントに参戦した際利用した
いつもと違う少し遠い駐車場への帰り道、
洋館が建っているのに気づきました。
館林市第二資料館の中にある
「旧上毛モスリン事務所」です。
‘モスリン’とは
薄手の毛織物のこと。
館林にモスリンを作る会社があったのですね。
この建物の特徴は洋風建築発達時の技法が取り入れられていることです。
尺貫法を用いた入母屋造りで、内部構造は小屋組を基本とした和風の建物ですが、
シンメトリー式(左右対称)の外観、張り出しの浅い屋根、上下開閉式の窓、
柱・階段の手すり・天井などに見られる意匠等に洋風建築の要素がみられ、
館林における当時の建物の発展の様子がうかがわれます。
設計者、施行者は不明です。
昭和54年市役所庁舎の建築に伴い、この地に曳移転しました。
(館林市文化振興課HPより)
クリームイエローの壁にサーモンピンクの窓枠。
可愛い配色に
乙女心が刺激されます。
建物の前にはかるたの札が紹介されてたのだけど、
かの「上毛かるた」ではなさそう。
どうやら「館林かるた」の札のようです。
洋館の前には
工場内にあった受電室の壁の一部。
レンガ造りの壁と御影石の屋根の破風が
工場のシンボルとなっていたとか。
館林城の石垣も近くに。
洋館の他にも
館林の歴史を伝えるものが
敷地内に移設されています。
緑がきれいな庭で
紅葉の時期に訪れてもいいかもしれません。
緑の中の素敵な洋館でした。
(館林市・第二資料館にて)
前回洋館の中をチラッと見ていただきましたが
次回はもうちょっと詳しくご紹介します。