すずか*ぜ便り

季節の花や風景、美味しいものなど、日々の暮らしで見つけたものを気ままに撮っています。

蝋梅の寺

2017-02-11 | ちょっとそこまで





晃石(てるいし)山麓の清水(せいすい)寺は「東国花の寺百ヶ寺」の一つで、
四季折々の花咲くお寺です。

私は紫陽花の季節に訪れていますが、
今年初めて蝋梅を見に行ってきました。









満開の蝋梅が観音堂まで続きます。





途中に並ぶ十三の仏様。
仏様の後ろにも蝋梅が咲いていました。





観音堂から見える関東平野。


境内いろいろな所に蝋梅がありますから、
今回はどの写真にも蝋梅を絡めてみました。





(栃木市・清水寺にて)

『本能寺ホテル』 、観てきました~(ネタバレありかも?)

2017-02-10 | 観劇&映画のこと




(長いので、興味のない方はスルーしてくださいね)


中学生の頃、「織田信長」に目覚めて以来
信長を演じる俳優さんたちをたくさん見てきましたが、
違うなぁ、
と思うことも多かった信長役。

映画のテレビCMで
堤(真一)さんが演じていることを知り、
「キターーーー!」とワクワクしました。

待ち望んでいた堤・信長。
(ひそかに堤ファンなのです)

映画の評判はあまり芳しくないようですけど、
とにかく堤・信長会いたさで行ってきました。


<ストーリー>
倉本繭子(綾瀬はるか)は、ふとしたきっかけで
京都の路地裏に佇むレトロな宿“本能寺ホテル”に宿泊する事に。
なんとそこは戦国時代に繋がる不思議なホテルだった。
一方、時は1582年。
天下統一を目前に控えていた織田信長(堤真一)は
森蘭丸(濱田岳)ら少数の家臣団と共に京都・本能寺に滞在している。
冷酷非道なお館様を前に、戦々恐々とした日々を過ごす家臣たち。
そんな時、見慣れない格好の女(繭子)が一人、寺に迷い込んでくる。
その女は、400年後の世界からやってきた現代人。
繭子は自身も訳のわからぬまま、
信長と京都の町を見物するなど、交流を深める中で、
次第に信長の人間性に惹かれていく。
やがて繭子は、1582年の迷い込んだその日が「本能寺の変」が起きる前日である事に気づき・・・

(『本能寺ホテル』公式HPより)



まぁ、いろいろと突っ込みどころ満載でした。

でも、でも!
世間一般に知られる信長像とはかなり違う信長が
嬉しいくらいかっこいい~
それに尽きます。

いや、
信長についてかなり調べた時期がある私には
そうだそうだ~な信長像なんですけど。

堤・信長は、文句なしにかっこいい。
私にはそれだけで観る価値ありだったと思います。


<突っ込みどころ・その1 繭子の半端ない空気読めない感>

天正時代、それも「本能寺の変」前日の本能寺にタイムスリップしてしまった。
そのありえない状況には同情するけど、
いい加減気づきなさい!とイライラする~。

あの、信長に対してずけずけと物言える天然ぶりにも驚き~。
最後まで‘信長さん’呼ばわりだし。

(そんな、ある意味怖いものなし的にまっすぐな繭子が
自分を無視してどんどん事を進めてしまう婚約者には
何も言えないって・・・?)

婚約者を置いて本能寺に向かってしまう繭子なのですが、
信長を助けたい一心の
まっすぐで無知すぎる繭子だからできたんでしょう。

「本能寺の変」がどういうものか、
本能寺がどういう状態になるかを知っていたら
そんな恐ろしく無謀なことはなかなかできないです。
少なくとも私はできません。


そういえば
すんでのところで現代に戻ってきた
顔も洋服もすすだらけの繭子を見て
「どうしたの、その格好?」もなく
普通に話し出す繭子の婚約者もおかしいよね。
なに、そこスルーなの?

婚約者もやっぱり空気の読めない人でした(笑)


<突っ込みどころ・その2 信長の理解ありすぎる対応>

突然現れたわけのわからない人間に
すぐに気を許してしまう蘭丸も変だし
信長に至っては
京の市中に連れ出して着物を買ってあげたり・・・

ありえない~。

でも、羨ましい。

宣教師が持ってきた地球儀を見て、
地球が球体であるのを理解できたのは信長だけだった、
という史実があるくらいだから、
繭子が未来からやってきたことを信じられたのは
とても柔軟で聡明な信長らしいといえばらしいけど、
たった一日(おそらくはもっと短い時間)でそこまで打ち解けるとは。

そんな目にあってみたいものです。


<突っ込みどころ・その3 蘭丸役>

堤・信長が
信長のイメージをかなりアップさせているのに対し、
森蘭丸のイメージをぐ~~んとダウンさせているのが
濱田(岳)くん。

信長お気に入りの小姓の蘭丸ですよ?

繭子の味方になってくれる
コメディ風味の濱田・蘭丸も悪くはないけど
auのCMの‘金ちゃん’だなんて・・・悲しすぎる。
(個人的にです)

そこはやっぱり王道のイケメンでお願いしたかったなぁ。


細かい突っ込みどころは多々あるのですけど、
「本能寺の変の謎に迫る」というキャッチフレーズに突っ込みたい。

全然迫ってないです(笑)


配役についていえば
本能寺ホテルの支配人役に風間杜夫、
婚約者の父役に近藤正臣、
ともにさすがの円熟の演技です。

堤真一、風間杜夫、近藤正臣、
この3人が揃っているのに
微妙な映画になっちゃってるのがほんともったいない。

そうそう、
『真田丸』で名を上げた迫田さん(三十郎役)が
繭子の婚約者の友人役で出てるのですけど、
やっぱり微妙な役だったのも残念。


ホテルのエレベーターからタイムスリップする方法を知った支配人が
繭子がホテルを去った後
自分も試してみます。

エレベーターのドアが開いた先には何があったのか。
支配人の「あっ」と驚く顔で終わってしまい
映画では明かされませんでした。

いつもと変わらないホテルの廊下だったのか、
はたまた本能寺の変後の
焼け野原の本能寺だったのか・・・

そこ、もやもやです~。


コメディかと思えば、そこまでではないし、
歴史ミステリーでもないし、
ましてや重厚な歴史ものではないし、
一言でいえば
人間堤・信長と天然キャラの綾瀬はるかちゃんを楽しむための
タイムスリップを通した‘ファンタジー’です。

堤ファン、はるかファンにはお勧め。

私、本能寺の変での信長の後ろ姿に
不覚にも涙してしまいました。

何度も言いますが、
堤・信長のかっこいいことったら。

やっぱり堤さんは
佐江内氏より断然こういう役です。

ぜひとも本格的に信長役やってもらいたいですね~。


女子としては
本能寺ホテルのレトロなセットが素敵だったし、
石段に腰かけ会話する信長と繭子の間に流れる
ほのぼのとした雰囲気もいいし、
(なに、この羨ましすぎる状況!?って感じですが)
ラスト、現代の京都・鴨川の土手に座る繭子の隣に
信長が黙って座っているシーンにはちょっと感動しました。

現代の京都の街中を歩く繭子と
本能寺へ行進する信長が
シンクロする映像もよかったです。

部分的には
意外に楽しめる映画かもしれませんね~。


にしても
信長に背中を押されて
教師(あるいは講師?)の道へと行動を起こした繭子ちゃん。

「なんでもいいと言いましたが、日本史で!」
とキラキラの目で電話口で言ってましたけど、
「本能寺の変」も知らない人間が日本史の先生になっちゃダメでしょ。

一番突っ込みたいのはそこでしたーー(笑)

(実は昔歴女の私であります)



『本能寺ホテル』予告

蝋梅で花撮りスタート

2017-02-07 | ちょっとそこまで





もう少しすると
可憐な節分草が見られる地元の「四季の森 星野」。

その前に
今は蝋梅が満開です。

少し前のことですから、
満開手前でしたが、
撮影を楽しんできました。

















ミツマタもまだまだこんな蕾でした。


(追記)

節分草は
日当たりのよい場所では開花が始まっているそうです。

福寿草も咲いているようで、
いよいよ本格的に早春の花シーズンですね~。


(栃木市・「四季の森 星野」にて)



また違う場所へも蝋梅を撮りに行きましたので、
しばらく蝋梅フォトが続く予定です。

三井記念美術館、そして花組観劇

2017-02-04 | アートなこと





(白鳥フォトはちょっとお休みします)


先週末、
観劇のため上京しました。

せっかくのお出かけですから、
劇場だけでなく
周辺や近場の面白そうな場所へ寄ることが多いのですが、
今回行ったのは「三井記念美術館」。

興味深い展示であるのを何かで読んだのを思い出し、
調べてみると
上京の日が展示の最終日。

もう行くっきゃない!
と初めての訪問です。





三井タワー1階アトリウムから入ります。





すぐ右は「千疋屋総本店」です。

(お土産に買った‘バナナオムレット’
美味しかった~)









「国立劇場」開場50周年記念の『日本の伝統芸能展』は
雅楽、能楽、歌舞伎、文楽から琉球芸能、民族芸能まで
盛りだくさんの展示。

日本人の美意識の高さを
あらためて感じることができました。

もともとギリギリのスケジュールの上
最終日のせいなのかかなり盛況な入りで
見学に時間がかかりすぎ
最後は駆け足的になってしまったのが本当に残念。


美術館は三井本館にありますが、
三井本館といえば
クラシックな洋風建築が素敵な建物。

美術館の中も
重厚な内装や建具が格調高いものでした。





テレビCMで
「いい森ができたらしいじゃねぇか」
のセリフが気になっていた福徳神社や
「コレド室町」をブラブラする計画もおじゃん





手前が三井本館。
その向こうが三越。

もうちょっと街撮りしたかったなぁ・・・。


肝心な観劇についてちょっと。





『雪華抄』、私には初めての和ものショーでしたが、
日本の春夏秋冬が衣装、舞台背景、舞台上のすべてが
とても美的に構成され、
もうもうウットリ・・・

宝塚でなくては見られない世界を堪能しました。

(安珍・清姫って客席のどれだけの人が知っているんだろうか、
とそこだけがちょっと気になりましたけど)

欲を言えば
みりお(明日海りお)の超美しい光源氏、見たかった~。

そういうサービスシーン(過去舞台のキャラクターを登場させる)が
あってもいいんじゃないかな。
(さよならショーだけではもったいないよね)


すみません、『金色の砂漠』はスルーします。

でも、ヘンなところのないストーリーで
なかなか面白かったですよ。

娘ちゃんたちの
アラビアンナイト的な衣装は可愛かったし。
専科の英真(なおき)さん、さすがの演技です。

って、結局語ってる(笑)





(上演前、幕に映し出されていた砂漠イメージ画像。
ラクダが動いてました)


トップ娘役の花乃(かの)まりあちゃんが今公演で卒業。
時期トップは前々から知っている仙名彩世(せんなあやせ)ちゃんになります。

久しぶりの花組生え抜きの娘1、
芸達者な彩世ちゃんですから楽しみではあります。

お披露目は全国ツアー。

ゆうちゃん(真飛聖)トップ時のショー、
大好きだった『エキサイター』のみりおバージョンだとかで
興味深々なんですけど。
チケットがねぇ・・・撃沈・・・









最近、地下通路でミニギャラリー的なものを見かけますが、
日本橋では、らしいこんなものが。


(きょうは長々と書いてしまいました。
ごめんなさい~)