上半期の貿易収支が過去最大の赤字額になりました。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 元首相発言―トイレなき原発の限界
・ 医学部新設―医師偏在をなくすには
読売新聞
・ 衆院予算委 実りある経済論争が聞きたい
・ 貿易赤字15か月 原発再稼働で早期に歯止めを
毎日新聞
・ 新国立競技場 大いに議論を深めよう
・ 貿易赤字の拡大 長い目で影響見極めよ
日本経済新聞
・ 再生可能エネルギーの持続的な育成を
・ 除染に一石投じたIAEA
産経新聞
・ 秘密保護法案 報道の自由踏まえ成立を
・ 竹富町の教科書 公正採択へ法改正を急げ
中日新聞
・ 予算委論戦 原発の存廃、徹底的に
・ 寡婦控除結 婚歴で差別は不公平
※ 貿易赤字では、読売と毎日がま逆の意見を述べています。
読売「貿易赤字の拡大に歯止めがかからない。国富の流出が続けば、日本経済再生への道は一段と険しくなるだろう。
政府は「貿易立国」の復活に向け、全力を挙げなければならない。」
最悪のシナリオは、貿易赤字が増大し、国債の金利が上昇することです。
ここからです。
「貿易赤字の主因は、全国の原子力発電所が停止し、代替する火力発電所向けの燃料輸入が急増したことである。為替相場が円安・ドル高に振れたことも、赤字拡大に拍車をかけたと言える。
主力燃料である液化天然ガス(LNG)の輸入額は、東日本大震災前から倍増した。政府試算によると、LNGや石油など、原発停止による火力発電の追加燃料費は、2011~13年度の3年間で総額9兆円にのぼる見通しだ。
巨額の輸入代金が、中東などの資源国に流出し続けている異常事態を看過できない。
安全性を確認できた原発を再稼働し、火力発電への過度な依存を改めることが急務である。」
これに対して、毎日です。
「海外との投資のお金のやりとりを表す貿易外の所得収支は、証券投資の利子や海外子会社の配当などで毎年度約14兆円の黒字が続いてきた。貿易赤字は所得黒字で補われ、国全体の懐具合を示す経常収支は今も黒字を維持している。
だが、問題は、貿易赤字拡大で経常黒字額が減り、経常赤字国転落が現実味を増していることと、国債という借金で財政が危機的な状況にあることの二つが同時に起きていることだ。」
「一方で、貿易赤字の縮小に向け、火力発電の燃料の輸入を減らすため原発の再稼働を急げという議論があるとすれば短絡的だ。私たちは「脱原発依存」を主張してきた。エネルギーコストの低減は必要だが、再生可能エネルギー政策の加速や割安な燃料を求め調達先の多様化などに重点を置くべきだ。」
原発をどうするかが、最大の対立点です。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 元首相発言―トイレなき原発の限界
・ 医学部新設―医師偏在をなくすには
読売新聞
・ 衆院予算委 実りある経済論争が聞きたい
・ 貿易赤字15か月 原発再稼働で早期に歯止めを
毎日新聞
・ 新国立競技場 大いに議論を深めよう
・ 貿易赤字の拡大 長い目で影響見極めよ
日本経済新聞
・ 再生可能エネルギーの持続的な育成を
・ 除染に一石投じたIAEA
産経新聞
・ 秘密保護法案 報道の自由踏まえ成立を
・ 竹富町の教科書 公正採択へ法改正を急げ
中日新聞
・ 予算委論戦 原発の存廃、徹底的に
・ 寡婦控除結 婚歴で差別は不公平
※ 貿易赤字では、読売と毎日がま逆の意見を述べています。
読売「貿易赤字の拡大に歯止めがかからない。国富の流出が続けば、日本経済再生への道は一段と険しくなるだろう。
政府は「貿易立国」の復活に向け、全力を挙げなければならない。」
最悪のシナリオは、貿易赤字が増大し、国債の金利が上昇することです。
ここからです。
「貿易赤字の主因は、全国の原子力発電所が停止し、代替する火力発電所向けの燃料輸入が急増したことである。為替相場が円安・ドル高に振れたことも、赤字拡大に拍車をかけたと言える。
主力燃料である液化天然ガス(LNG)の輸入額は、東日本大震災前から倍増した。政府試算によると、LNGや石油など、原発停止による火力発電の追加燃料費は、2011~13年度の3年間で総額9兆円にのぼる見通しだ。
巨額の輸入代金が、中東などの資源国に流出し続けている異常事態を看過できない。
安全性を確認できた原発を再稼働し、火力発電への過度な依存を改めることが急務である。」
これに対して、毎日です。
「海外との投資のお金のやりとりを表す貿易外の所得収支は、証券投資の利子や海外子会社の配当などで毎年度約14兆円の黒字が続いてきた。貿易赤字は所得黒字で補われ、国全体の懐具合を示す経常収支は今も黒字を維持している。
だが、問題は、貿易赤字拡大で経常黒字額が減り、経常赤字国転落が現実味を増していることと、国債という借金で財政が危機的な状況にあることの二つが同時に起きていることだ。」
「一方で、貿易赤字の縮小に向け、火力発電の燃料の輸入を減らすため原発の再稼働を急げという議論があるとすれば短絡的だ。私たちは「脱原発依存」を主張してきた。エネルギーコストの低減は必要だが、再生可能エネルギー政策の加速や割安な燃料を求め調達先の多様化などに重点を置くべきだ。」
原発をどうするかが、最大の対立点です。