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「にっぽん」か「にほん」か?

2016-10-25 05:44:00 | 社会科関連情報
 以前から続いている議論です。

 「日本」の読み方が決まっていないのは不思議な気がします。
 2009年7月1日の新聞には、次のようにありました。
 
 政府は三十日の閣議で、「日本」の読み方について「にっぽん」「にほん」のどちらでも良いとする答弁書を決定した。

 質問した岩國氏は、「1970年7月に佐藤内閣が『にっぽん』で統一する旨の閣議決定をした」と指摘していますが、「そのような閣議決定はしていない」と答弁したとされています。
 実は、私も記憶にあります。小学生の頃、内閣として「にっぽん」に統一するとし、切手に「NIPPON」と表記されたことを。

万国郵便連合条約が変わり、国名にローマ字表記が義務づけられました。郵政省は文部省に相談しますが結論が出ません。そこで郵政省として「NIPPON」に決定し閣議了承を求めたのです。それが1965年9月10日、佐藤内閣の時でした。

 さらに遡ると、昭和9(1934)年に当時の文部省臨時国語調査会が呼称統一案として「ニッポン」にすることを決議しましたが、政府で採択されませんでした。

 2004年調査では、「ニホン」が61%、「ニッポン」が37%という結果になりました。

 と調べていたら、詳しいページがありました。

 「ニホンVSニッポン 「日本」の読み方、どっちが優勢?」
 ここから http://style.nikkei.com/article/DGXBZO37629750Y1A221C1000000?channel=DF130120166138&style=1

 話し言葉では98%が「ニホン」です。

 それでも決まらないのが、多様性を認める日本ですね。

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