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桂歌丸独演会

2014-06-14 06:02:58 | 日記
 昨晩は、アソシア志友館主催の、桂歌丸独演会へ行って来ました。

 場所は、名古屋の吉珍樓。


 会場に入ると、テーブルを片づけ、限定50席が設けられていました。


 私は、最前列の中央に座りました。


 まさに手を伸ばせば届く距離です。

 ご存じの通り、歌丸師匠は、慢性閉塞性肺疾患と左側肋骨骨折で横浜市内の病院に入院されていました。一度は退院したものの、帯状疱疹で再入院。
 5月22日に退院し、31日の「笑点」の司会で復帰したばかりです。

 高座に上がった歌丸師匠は、かなり頬もこけ、一段と細く見えました。

 自分の病気をネタにして笑いを誘っていましたが、演目「紺屋高尾」が始まった頃には全くの別人。
 何年か前に見た独演会の頃と変わりません。
 比べては申し訳ありませんが、前座を努めた弟子の桂枝太郎とは大きく違いました。
 声や肌のツヤ、全身からみなぎるオーラ、まさしく国宝級です。
 登場人物である久蔵や親方、医師の蘭石、吉原の花魁高尾太夫を見事に演じ分けています。
 まさにプロです。
 
 後で聞いたところによると、直前まで酸素を吸入されていたとのこと。
 柴田さんの依頼だからと、駆けつけてくださった心意気、生き方に感服しました。

 ちなみに、歌丸師匠の生家は横浜・真金町の妓楼「富士楼」。
 復活の舞台を吉原の話で飾ったのは、特別の思いがあったのかもしれません。

 明日の笑点を見るのが楽しみです。  
  
 最後に、全員で記念写真を撮って、拍手で見送りました。


 歌丸師匠、ありがとうございました。

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