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ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 作品36【ベーム&VPO】(スコア付き)

2024-02-03 06:30:51 | 音楽雑感&関連サイト

ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 作品36【ベーム&VPO】(スコア付き)

ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン: 交響曲第2番ニ長調 作品36 (スコア付き) 作曲年代:1800 - 02年 指揮:カール・ベーム 管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

00:00 第1楽章 Adagio molto - Allegro con brio (ニ長調) 10:31 第2楽章 Larghetto (イ長調) 23:58 第3楽章 Scherzo: Allegro - Trio (ニ長調) 28:10 第4楽章 Allegro molto (ニ長調) 《交響曲第2番ニ長調 作品36》は、ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが1800年から1802年3月ごろにかけて作曲した2曲目の交響曲である。

《交響曲第1番》の作曲中の1800年にスケッチが書かれ、1801年から本格的に作曲された。ベートーヴェンにとって《交響曲第2番》の作曲当時は、持病の難聴が特に悪化していた時期であり、1802年10月には「ハイリゲンシュタットの遺書」をしたためている。この遺書は、単なる絶望だけでなく、芸術家としての音楽への強い情熱でこの苦悩を乗り越えたいという強い願望を記したものである。このことを念頭に置くと、苦悩を克服し生きる光を見出すためにこの交響曲を作曲したのかもしれない。 初演は、1803年4月5日にウィーン近郊アン・デア・ウィーン劇場にて、《ピアノ協奏曲第3番 ハ短調》、《オラトリオ『オリーヴ山上のキリスト』》とともに行われた。初演の評価は良くなかったようで、「奇を衒いすぎている」と評されたようである。 曲の大きな構成はヨーゼフ・ハイドンの影響が残っているが、随所にベートーヴェンの独創性が現れている。曲の冒頭はベートーヴェンらしい強奏の2音で始まる。大胆な転調を伴う長大な序奏は、のちの《交響曲第9番》の第1楽章を思わせる。第2楽章の第1主題は、その美しさから歌詞が付けられたことがある。加えて、ホルンにベートーヴェンとしては初めて持ち替え(in Eとin A)が指定されている。第3楽章はベートーヴェンが初めて「スケルツォ」と付記した楽章で、のちの交響曲には《交響曲第8番》を除いてすべてスケルツォ楽章を置いている。第4楽章の終結部は非常に長く、フェルマータや総休止が効果的に使われている。


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